JA3PX 濱田 繁一氏




昭和7年(1932年)、兵庫県津名郡都志町(現在の洲本市)で生まれた濱田繁一さん。1944年に中学校である洲本工業学校入学後は時節柄ほとんど授業がなく、山行きや壕堀りばかりを行って過ごし、2年生になると学徒動員で軍需工場に出向く。

戦後になって4年生頃からラジオに興味を持ち、自分でラジオを作っては海外日本語放送などを受信して楽しむ。1950年に洲本実業高等学校(旧洲本工業学校)商業科を卒業後は、建築会社に就職する。そこで現場作業や運転手などを経験しながら独学で建築を勉強し、1962年第一級建築士の資格を取得する。

アマチュア無線は1954年に旧第二級アマチュア無線技士を取得し、翌1955年にJA3PXを開局する。開局当初は3.5MHz、7MHzで国内QSOに励んだが、1958年に50MHzでオーストラリアと交信ができたことをきっかけに、VHFにも熱中する。

1967年に個人で設計事務所を開設してからは仕事が忙しくなり、もっぱら車からVUHFを中心に運用する程度のアクティビティになったが、1995年の阪神・淡路大震災後に自宅のアンテナを再建して本格運用を再開した。その後はHF〜VUHFまで幅広く運用し、周辺機器などを自作しながら日々無線を楽しんでいる。