微弱な信号を確実に捉えるために、極めたのはRMDR特性。

従来機を遥かに凌ぐ、異次元のRMDR:110dBを実現。

IC-7851では近接妨害の最大要因であるフェーズノイズ特性を、極限まで追求。コストよりも性能を優先し、全てのLOにDDSからの直接出力方式を採用しています。さらに、DDSのマスタークロックの根本となる基準発振器(10MHz)やPhase Locked Oscillatorなどのクロック生成回路にも厳選した最適な部品と回路を採用しています。これらにより、いまだかつてない高ピュアリティのLOを実現。RMDR:110dB(代表値)という従来機ではなし得なかった領域に到達しています。

※1kHz離調(受信周波数:14.2MHz、MODE:CW、IF BW:500Hz、IC-7800:ルーフィング3kHz、IC-7851:ルーフィング1.2kHz)

RMDR比較表

RMDR比較表

RMDRとは

RMDR(Reciprocal Mixing Dynamic Range)とは「受信回路のLOに付随するフェーズノイズにより近接する強入力信号からのブロッキングの影響で、受信感度がどの程度悪化するか」の指標。数字が大きい程ブロッキングの影響が少ないことを示します。一般的にLOのフェーズノイズが小さいほど、この特性が優れています。

1.2kHzのOPTIMUM ROOFING FILTERにより
圧倒的な近接ダイナミックレンジを実現。

アップコンバージョンは[イメージ混信を容易に抑圧できる][広帯域で均一の性能が得られる][コイルやコンデンサ等で発生する歪みを抑えやすい]等、HFトランシーバーにとって大きなメリットがあります。そのメリットを活かしながら、近接妨害対策として、アイコムはコストよりも性能を最優先し、64MHz帯の1st IF段にIMD特性の優れた1.2kHz狭帯域フィルター:OPTIMUM ROOFING FILTERを厳選し採用。これにより、近接する複数の信号により生じる歪み成分(IMD)の発生を抑制。ダウンコンバージョン採用機をも凌ぐ近接ダイナミックレンジを実現しています。

  • OPTIMUM ROOFING FILTER

    OPTIMUM ROOFING FILTER

  • OPTIMUM ROOFING FILTER特性図

    • OPTIMUM ROOFING FILTER特性図
    • OPTIMUM ROOFING FILTER特性図

    LO(ローカルオシレーター)の、さらなる純度向上を達成。

    IC-7851ではLO(ローカルオシレーター)のさらなる純度向上にも取り組みました。高精度・高ピュアリティのPhase Locked OscillatorとDDSを用いることにより、ローカル発振出力のピュアリティを大幅に改善しました。その成果は下記をご覧いただければ一目瞭然。全世界で高い評価を得て来たIC-7800と比較しても別次元のC/N特性を誇っています。この優れたC/N特性は受信のみならず送信電波のクオリティ向上にもつながっています。

    ローカル発振器のC/N特性比較

    測定条件/ 無線機表示周波数:14.2MHz MODE:CW 1st LO周波数:78.655MHz
    SPAN:20kHz RBW:30Hz VBW:10Hz

    • ローカル発振器のC/N特性比較 IC-7851

      IC-7851

    • ローカル発振器のC/N特性比較 IC-7800

      IC-7800

    妥協なき探究が実現した究極のフェーズノイズ特性。

    IC-7851の離調周波数10kHzにおけるフェーズノイズレベルは−150dBc/Hz以上で、IC-7800比で約20dB以上の改善。さらに、離調周波数1kHzにおいても−140dBc/Hz、IC-7800比で約30dB以上の改善を達成しています。IC-7851はIC-7800と同様のアップコンバージョンであり、高いLO周波数にも関わらず、フェーズノイズ特性において、IC-7800を超越し別次元のレベルに達しています。

    フェーズノイズ特性の比較

    測定条件/ 無線機表示周波数:14.2MHz MODE:CW 1st LO周波数:78.655MHz

    • フェーズノイズ特性の比較 IC-7851

      IC-7851

    • フェーズノイズ特性の比較 IC-7800

      IC-7800