IP電話

尾鷲市役所無線LANシステム構築図

構築図

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東南海大地震に備えた防災対策が急務

伊勢湾から連なり、紀州半島に至る一帯は、東南海地震の想定域で、その中の三重県尾鷲市も政府の地震対策推進地域に指定されています。地震や津波などの災害時には、一般の公衆回線がパンクする可能性があり、通信を確保する手段として、アイコムの無線IP電話システムを導入されました。

尾鷲市防災危機管理室室長大川誉史様は「愛知県・三重県・和歌山県にまたがって、海側に南海トラフがあり、そこを震源として東南海地震が起きる可能性があります。尾鷲市は、三方を山に囲まれていまして、尾鷲湾へ流入する津波の被害は過去にも大きいものがありました。東南海地震がもし起きたとしたら、地震はもちろんのこと、津波の被害に関してもすばやく対応する必要があるんです」と、尾鷲特有の課題についてお話くださいました。

ハードではなく”命を守る”ためのソフト対策こそが重要

災害時における人命確保のための有効な施策についておうかがいすると、「我々は小さい市ですし、予算を考えても災害対策工事などのハードでの対応には限界があります。そうではな くて、ソフト対策、いわばノウハウや情報の共有を中心に対策を考えているんです。 具体的に言えば津波が来たらすぐに市民を安全な場所に誘導する。そのための教育や組織作りに注力しているんです」と、災害に対する基本アプローチを語られました。  「市内には、地震が起きた時に避難するためのルートを書いた地図が掲示されています。また、震度4以上の地震が起きた時には素早く市民に伝達できるよう、スピーカーを70カ所に設置しています。

しかし、それよりも重要なのは、逃げるのが遅れたら生死を分けるほど危険なのだと認識していただくことなんですね。ですから、普段から市民による自主防災組織を作って、防災訓練や講習会などを、ていねいに行っているのです」と、具体的な非難対策を解説くださったのは、同市防災危機管理室室長補佐兼防災係長の川口明則様。つねに市の対策と、市民の意識が連動できるように考えておられます。