D-STARレピータシステム
ID-RP4010V
ID-RP1200VD
- 430MHz帯DV/FMモード用レピータ(デュプレクサ搭載なし) ID-RP4010V
- 希望小売価格 250,800円
(税抜価格 228,000円) - 430MHz帯DV/FMモード用レピータ(デュプレクサ搭載) ID-RP4010V
- 希望小売価格 294,800円
(税抜価格 268,000円) - 1.2GHz帯 DV/DD/FMモード用レピータ(デュプレクサ搭載なし) ID-RP1200VD
- 希望小売価格 283,800円
(税抜価格 258,000円) - 1.2GHz帯 DV/DD/FMモード用レピータ(デュプレクサ搭載) ID-RP1200VD
- 希望小売価格 327,800円
(税抜価格 298,000円)
中継制御コントローラ内蔵
D-STAR DV/DD、アナログFMモード搭載
ID-RP4010VはDVモードとFMモードを、ID-RP1200VDはDV、FMモードに加え、DDモードを搭載。免許されたモードを選択して運用できます。
簡易インターネットゲートウェイ機能
ID-RP4010V、ID-RP1200VDは簡易インターネットゲートウェイ機能を搭載。ゲートウェイPCを経由することなく、デジタル音声/データ通信信号を直接、他のD-STARレピータシステムに中継できます※。
FMモードでは利用できません。
LTEユニットによるIP接続に対応
オプションのLTEユニット※を組み込むと、レピータをダイレクトに携帯回線網(LTE網)に接続できます。複数のレピータを接続する場合、最大4台のレピータまでひとつのLTE回線を共有できます。システム構成を簡素化することによりD-STARレピータシステムを簡単に導入、管理することができます。
別途、SIMカードをご用意いただく必要があります。
従来機ID-RP2シリーズのD-STARシステムレピータとの互換性
ID-RP4010V、ID-RP1200VDは、従来機ID-RP2シリーズのD-STARシステムレピータと互換性があります。レピータコントローラID-RP2CにID-RP4010VやID-RP1200VDを接続することができます。既存のD-STARシステムレピータを活用して、ID-RP4000VやID-RP2V/2Dをリプレイスすることができます。
RFダイレクト・サンプリング方式(ID-RP4010V)を採用
HF機やIC-9700で高い評価を得ているRFダイレクト・サンプリング方式をID-RP4010Vで採用、1200MHz帯のID-RP1200VDでは、ダウンコンバージョンIFサンプリング方式を採用しています。複雑なアナログ処理をFPGAで一括デジタル処理するこの方式は、アナログ信号の処理過程においてアナログミキサーで起こるような非線形歪みが発生しません。そのため、信号のピュアリティが非常に高く、クリアな送受信音を引き出すことができます。
その他
- 19インチラックマウント、2Uタイプ。
- SDカードよるファームウェア更新と設定データとFMモード用音声の保存が可能。
- 10MHzのレファレンス信号の入力。
D-STARレピータ(中継装置)専用サポート
その他のアマチュア、デジタル(D-STAR)製品については、こちらからお問い合わせください。
本資料に掲載している価格には、設置、調整、保守などの費用は含まれておりません。
一般仕様
ID-RP4010V | ID-RP1200VD | ||
---|---|---|---|
周波数範囲 | 送信/受信: 430–440 MHz | 送信/受信: 1260–1300MHz | |
電波型式 | F3E, F7W, F2A (ID 送出時) |
F3E, F1D, F7W, F2A (ID 送出時) |
|
周波数安定度 | ±0.5ppm 以内 (–10 °C to +50 °C) | ±0.5ppm 以内 (–10 °C to +50 °C) | |
伝送速度 | DV: 4.8kbps | DV: 4.8kbps, DD: 128kbps | |
アンテナインピーダンス | 50Ω 不平衡 | 50Ω 不平衡 | |
電源電圧 | DC 13.8V ±15 %(負極接地) | DC 13.8V ±15 %(負極接地) | |
消費電流 | 送信 | 5.0A以下 (High), 2.6A以下 (Low) | 4.0A以下 |
受信 (AF power Max時) | 1.8A以下 | 1.8A以下 | |
使用温度範囲 | –10 °C to +50 °C | –10 °C to +50 °C | |
寸法(突起物は含まず) | 482(W)×88(H)×275(D)mm | 482(W)×88(H)×275(D)mm | |
重量 | (デュプレクサ搭載なし) | 約 6kg | 約 6kg |
(デュプレクサ搭載) | 約 7kg | 約 7kg |
送信部
ID-RP4010V | ID-RP1200VD | ||
---|---|---|---|
送信出力 | 10W、1W | 1W | |
(デュプレクサ通過後) | 6W以上、0.42W以上 | 0.5W以上 | |
変調方式 | DV | 数値演算型GMSK変調 | 数値演算型GMSK変調 |
DD | – | 数値演算型直行変調 | |
FM | 数値演算型リアクタンス変調 | 数値演算型リアクタンス変調 | |
占有周波数帯域 | DV | 6kHz以下 | 6kHz以下 |
DD | – | 150kHz以下 | |
最大周波数偏移 | ±5.0kHz/±2.5kHz (FM, Wide/Narrow) | ±5.0kHz/±2.5kHz (FM, Wide/Narrow) | |
スプリアス発射強度 | –60dB以下 | –53dB以下 | |
帯域外領域スプリアス発射 | –60dB以下 | –50dB以下 |
受信部
ID-RP4010V | ID-RP1200VD | |||
---|---|---|---|---|
受信方式 | RFダイレクト・サンプリング | ダウンコンバージョンIFサンプリング | ||
中間周波数 | – | 331 – 371MHz | ||
受信感度 | DV (1% BER, PN9) | (デュプレクサなし) | –13dBμV (0.22μV)以下 | –13dBμV (0.22μV)以下 |
(デュプレクサ搭載) | –11.5dBμV (0.26μV)以下 | –11.5dBμV (0.26μV)以下 | ||
DD (1% BER, PN9) |
– |
4dBμV (1.58μV)以下 | ||
FM (12dB SINAD) | (デュプレクサなし) | –15dBμV (0.18μV)以下 | –15dBμV (0.18μV)以下 | |
(デュプレクサ搭載) | –13.5dBμV (0.21μV)以下 | –13.5dBμV (0.21μV)以下 | ||
二信号選択度 | DV (CHスペーシング=12.5kHz) | –50dB以下 | –40dB以下 | |
DD (CHスペーシング=300kHz) | – | –40dB以下 | ||
FM (BW=15kHz) | 12 kHz以上/–6dB 20kHz以下/–60dB |
20kHz以下/–60dB | ||
相互変調 | DV (CHスペーシング=20kHz) | –60dB以下 | –50dB以下 | |
FM | –60dB以下 | –50dB以下 | ||
不要輻射 | 2nW (–57dBm)以下 | 2nW (–57dBm)以下 | ||
スプリアス妨害比 | 55dB以上 | 50dB以上 | ||
オーディオ出力 | 2W以上 (10% 歪率時 8 Ω負荷) |
2W以上 (10% 歪率時 8 Ω負荷) |
||
オーディオインピーダンス | 8Ω | 8Ω |
- ※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
取扱説明書(接続編) | ID-RP4010V/ID-RP1200VD | |
取扱説明書(設定編) | ID-RP4010V/ID-RP1200VD |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|
ファームウェア | ID-RP4010V/ID-RP1200VD | Version 1.22 | 2024.10.18 |
USBドライバー | ID-RP4010V/ID-RP1200VD | Version 1.30 | 2021.08.06 |
プログラミングソフトウェア | Utility for ID-RP3 | Version 1.00 | 2023.04.12 |
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |