BCPに適した衛星通信トランシーバー
大災害による携帯電話網やインターネット網の不通時でも、衛星経由のコミュニケーションだから携帯基地局やネットワーク環境の状況を問わず、情報共有することができます。
トランシーバーならではの同報性・即時性は、衛星携帯電話以上の威力を発揮するポテンシャルを備えています。
多数の自治体でも活用いただいています!
こんなお客様に選ばれています。
衛星回線の利用料が気になって、いざというときに備えたテストや練習ができない。年間予算の目途が立てにくい。
衛星通信料が値上がりしそう。使っている回線サービスが終了してしまいそう。
使い方が複雑でとっさに通話できそうにない。担当が変わるときに引継ぎが困難。
低額・定額
衛星通信トランシーバー
免許・資格不要
広範囲で使える無線機にも関わらず、免許や使用資格が不要。誰でも使える手軽さは、非常時こそ役立ちます。
定額で利用可能
通信量に関わらず、利用金額は定額。予算の目途も立てやすいほか、平時の通信手段としてもためらわず利用することができます。普段から利用することには、いざというときにスムーズに操作することができるメリットもあります。
しかも、携帯電話などの衛星を活用するほかの手段と比べて比較的安価な価格設定です(通話できるエリアの広さの設定により価格は変わります)。
全拠点と一斉に情報共有
電話のように一か所ずつ連絡しなくても、トランシーバーなので一度の通話で全端末に連絡することができます。順番に情報を伝えていくのと比べ、伝わるスピードは段違いです。
ボタンをおせばすぐに話せる
側面のPTTキーを押すだけで、すぐにすべての端末に音声を伝えることができます。方角を確認したり、複雑な発信操作をするストレスがありません。
屋内でも通話できる
衛星に電波が届く見晴らしのよい屋外のような場所でなくとも、アンテナユニットを設置することで通話できます。たとえば、建物のなかや地下からでも通話できるので、荒天時などの安全確保に不安のあるような状況でも安心です。
世界が通話範囲
携帯電話がカバーできないへき地や、海外の支社や工場とも通話することができます。
音声遅延の少ない自然な通話
多くの衛星電話が利用する衛星に比べ、低軌道を周回する衛星を利用しています。
電波のやり取りにかかる時間が短くなるため、衛星通信でありながら音声遅延を小さく抑えています。より自然な間で通話することができます。
ニーズに合わせて、柔軟にシステムを構築できます。
構築例1:災害現場や避難所には、機動力の高い携帯型を配備し、県庁や市町村庁舎には据置型を設置。
構築例2:主要な社屋には据置型を常設。社内での利用に加え、出先へ持ち出して使う場合は携帯型を配備。
他の通話手段との比較
衛星通信トランシーバー | 一般的な衛星電話 | 携帯電話 | |
---|---|---|---|
価格 | 〇 安い・定額 |
× 高い・従量制 |
◎ 非常に安い・従量制が多い |
カバーエリア | ◎ ほぼ全世界 |
〇 極地をのぞくほぼ全世界 |
× 各キャリアの通話エリア |
通話の方法 | ◎ ボタンを押すだけで全員につながる |
× 電話番号を押して通話するのを、全員に対して繰り返す |
× 電話番号を押して通話するのを、全員に対して繰り返す |
大災害による通話途絶 | ◎ ほぼ起きない |
◎ ほぼ起きない |
△ 中継局などの地上インフラの被害程度による |
アイコムは、無線通信機器のリーディングカンパニーです。
アイコムは、1954年の創業以来、陸上用、海上用、航空機用、さらにはネットワーク機器などの無線通信機器を開発・販売するリーディングカンパニーです。アメリカ・オーストラリア・ドイツ・スぺイン・中国など世界100か国以上に製品を輸出し、サービス体制を整えているほか、すべての無線機を和歌山県にある国内工場で生産することで高い品質を実現しています。
国連機関も採用!
衛星通信トランシーバーIC-SAT100は、その高い信頼性と利便性が評価され、国連の機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)でも採用されています。また、北中南米・欧州・アフリカ・アジアの政府機関などでも採用いただいています。 |
よくあるご質問
- 衛星電話との違いはありますか。
- 非常に単純な操作で通話できることや、衛星のある方角を意識しなくてもよいなどさまざまな違いがあります。もっとも大きい違いは、一度の通話で必要な全員に一度に連絡ができることです。
- 衛星通信ならではのタイムラグはありませんか。
- 衛星を介する通話ですのでタイムラグはどうしても生じます。ただし、アイコムの衛星無線トランシーバーが利用する衛星は、ほかの衛星に比べて極めて低軌道を周回する衛星なので、音声遅延はほとんど気になりません。
- 大災害時も通話できますか。
- 中継局や電線・電話回線などの地上のインフラに依存しない通信ですので、衛星と通信できる見通しが確保できれば通話できます。
- 衛星通信トランシーバーを使うとき、アンテナの方角を合わせる必要はありますか。
- ありません。空が見通せる場所であれば、アンテナの方角を気にしなくても通話することができます。通話のコツとして、なるべくアンテナの向きを空と垂直に保つほうが、安定して通話できます。
- 個人で利用することはできますか。
- 本製品は、法人様や自治体様専用です。
- BCP対策に使うことはできますか。
- すばやい情報の共有は、BCPのなかでも重要な要素のひとつです。衛星通信トランシーバーは、ふだんから連絡用に活用することができるほか、携帯電話回線やインターネット回線がすべて不通になるような万一の事態においても、音声によるコミュニケーションを可能にする通信手段として有用です。
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