社会貢献の取り組み

アイコムの経営理念「コミュニケーションで創る楽しい未来・愉快な技術」の達成に向け、当社が取り組むのは製品の開発・生産だけではありません。
持続可能な、安全で豊かな社会の実現を目指し、さまざまな社会課題の解決やチャレンジをサポートしています。

安全・安心への取り組み

無線通信機器は、効率や便利さ、楽しさを提供するものですが、ときに危機的な状況下での情報共有というライフラインとしての役割も担います。

アイコムは、安全・安心を支える製品を開発・製造する企業の使命として、防災・減災への貢献や意識高揚に取り組んでいます。

災害対策用移動通信器維持管理チーム

アイコムでは、前島密賞受賞を機に、社内ボランティアによる災害対策用移動通信機器維持管理チームを結成しました。公的機関から預かっている無線機の被災地への緊急輸送業務、防災イベントなどでの無線通信機器のデモンストレーション活動などを行います。

「陸上自衛隊及び通信事業者との共同訓練」に参加

2022年3月23日(水)、大阪府八尾市にある陸上自衛隊八尾駐屯地内で行われた「陸上自衛隊及び通信事業者との共同訓練」に参加しました。災害発生時、必要とされる無線通信機器を迅速に運搬できるよう、ヘリコプターへの積み込み、機器の固定方法などの手順を確認しました。

自治体・各種団体への無線通信機器の貸出協力

自治体・各種団体へ災害時や防災訓練に使用する無線通信機器の貸出に協力しています。また、地域の防災イベントなどで、無線通信機器の紹介や緊急時の利用に関する啓発活動を行っています。

地域活動・コミュニケーションへの協力

地域イベントなどでの無線機の導入についてのご相談や、機器の貸し出しなどの協賛を通じ、人と人のコミュニケーションの活性化のサポートに貢献しています。

写真提供:SENDAI光のページェント実行委員会

協力事例

SENDAI光のページェント(2021年) など

スカウト活動の支援

スカウトの目的である「子どもたちの好奇心や探求心にこたえる活動を通して、心身ともに健全な人材を育成する」に賛同し、JOTAやジャンボリーをはじめとしたスカウト活動を、無線通信機器の提供と技術サポートを通して、支援しています。

JOTAでのアマチュア無線機貸出・運用サポート
2022年10月15日(土)/16日(日)、アマチュア無線を使うスカウトの交流JOTAにおいて、国内全4会場(東京/名古屋/大阪/鳥取)に、IC-7300/IC-705等を提供。スタッフも現地に赴き、設置や設定などのサポートを行いました。

学術研究の支援

技術の発展には、柔軟な発想に基づいた多彩な研究が不可欠であり、それらを支援することは弊社の重要な使命の1つだと考えています。未来を担う若い技術者の育成、研究開発の活性化を図るため、アイコムは教育機関における学術研究を支援しています。

熊本高等専門学校への無線機提供

「高専ワイヤレスIoTコンテスト2022(WiCON2022)」に参加している熊本高等専門学校は、「防災杭・漂流ブイ用の極低速データ伝送デジタル無線通信装置の開発」をテーマに、アマチュア無線の低速デジタル伝送方式FT8を使った通信実証実験に取り組んでいます。環境IoT情報を伝送する新しい通信システムの開発を目指すこの実験を、アイコムは無線機(IC-705)の提供を通して支援しています。

そのほかの取り組み

・タイ洪水復旧支援としてのタイ海軍への無線通信機器の寄贈(タイ)

・東日本大震災の支援物資として各種団体への無線通信機器の寄贈、現地への移送(日本・宮城など)

・ハイチ地震、中信越地震、インドネシア・スマトラ沖地震、米国ハリケーンカトリーナなどでの同様の支援。

・コロナウイルス蔓延時の事業継続支援としての法人向けIP無線機無償貸出(日本)。

・無線機の抗ウイルス加工の推進。