ドイツに自社ビル取得、欧州拠点を移転、広さ2.5倍。欧州の売り上げ3年前の約40%増、貨物量の増加にも対応。

アイコム株式会社(大阪市平野区、代表取締役社長 中岡洋詞、東証プライム)は、フランクフルト空港のあるドイツ西部のヘッセン州に、自社ビルを取得しました。土地と建物の取得金額は合わせて324万ユーロ(約5.2億円)です。

場所はフランクフルトに隣接するホイゼンシュタム市で、子会社の現地法人「アイコムヨーロッパ(Icom (Europe) GmbH)」の本社機能を、現在のバート・ゾーデン・アム・タウヌス市(ドイツ)から移します。2023年12月6日(水)から稼働予定。

ビルは地上2階建ての鉄骨造で、敷地面積は3,832平米、延床面積は2,426平米です。床面積は従来オフィスの2.5倍と広くなり、1F(1,552平米)を倉庫として利用し、2F(874平米)を事務スペースとします。
販売拠点としてはもちろん、欧州のハブ空港であるフランクフルト空港からも近く、欧州各国への物流拠点としての機能も格段に向上しています。

欧州好調、売り上げは前年度比25%増、3年前の約40%増

アイコムヨーロッパは、1976年設立の、欧州・東欧などの販売店の販売・営業・技術サポートを担う営業子会社です。欧州地域(EMEA)でのアイコムの売上高は55億8000万円(2023年3月期)で、前年度(2022年3月期)比25%増、3年前(2020年3月期)の39%増と、コロナ禍などの逆境のなかでも伸長しています。貨物の取扱量も増加し、既存オフィスも手狭になっていることから、今回のオフィス移転を決めました。

当社が欧州において、自社ビルを取得するのは初めてとなります。当社の海外拠点はアイコムアメリカ(カークランド)、オーストラリア(メルボルン)で自社ビルを保有しています。