当社製品の模造品対策の強化について

おもに海外市場において、当社無線機を模造した製品が多く出回っていることが確認されています。これらの模造品は、品質や安全性において正規品と大きく異なります。

このたび、当社では模造品対策を一層強化することを決定いたしました。具体的な対策として、以下の施策に順次取り組んでまいります。

製品認証システムの強化

模造品が出回りやすいと判断される製品については、ホログラムシールの貼付ないし独自の認証QRコードを貼付して出荷し、正規品であることを確認できるシステムを導入しています。

一方で、ホログラムシールそのものの偽造や、偽のQRコードにより認証表示が正規品と酷似したサイトに誘導される例も確認しています。

今後、正規品の確認方法について、信頼性がより高いQRコードによる認証システムに順次集約するほか、偽の認証サイトの存在を周知するとともに、URLでのドメイン確認の呼びかけを強化してまいります。

製品認証システムについては、以下のページで詳細をご紹介しています(海外向け製品に関する施策につき、グローバル向けサイトで英文にてご紹介しています)。
https://www.icomjapan.com/explore/genuine_info/

なお、日本国内向け製品や、アマチュア無線製品については、現状で偽造のリスクが低いため、上記施策は行なっておりません。また、製造・流通の過程を通した製品のトレーサビリティの確保については、海外向け製品と同様、厳格な管理を行なっています。

模造品監視・法的措置の強化

従来より、正常な市場形成と当社ブランド価値の毀損を防ぐ目的で、各国当局と連携するなど、模造品流通の監視と法的措置を行なっています。今後、その体制をより強化し、さらに迅速かつ確実に模造品の流通を抑制できるよう取り組みます。とくに、模造品の販売がインターネット上で行われる事案が増加しており、協力企業と連携しながらその対策を強化しています。

なお、世界各国の当局との連携により、税関での差し止めおよび模造品製造工場の摘発を進めています。
 

安全・安心にご利用いただくために、無線機をご購入の際は当社正規代理店からお買い求めいただきますよう、強く推奨いたします。
 

ご参考:近年に模造品が確認された機種の一例

IC-V82、IC-V80、IC-M25、IC-2300Hなど

ほかにも、当社に存在しない型番の製品に当社ロゴが付された製品が流通しています。

今後とも、当社製品をご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。