生産終了品ご注意:このページに掲載されている価格や内容は、作成された当時のものです。

144/430MHz デュアルバンドデジタルトランシーバー(広帯域レシーバー搭載/GPSマイク対応)

ID-92

  • 技適取得

D-STAR®に標準対応した144/430MHzハンディトランシーバー

4アマ免許
希望小売価格
¥59,800 +税

デジタル通信<D-STAR®標準方式>に準拠

JARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)が開発したD-STAR®の標準方式に沿ったデジタルボイス(DV)モードに対応。カタカナでメッセージを送ることもできます(ID-91、IC-2820G/DGとの通信互換性あり)。もちろん、従来のFMモードによる通信も可能です 。

GPSマイクに対応

新開発のGPSマイクHM-175GPS(オプション)を接続することにより、自局の位置情報を表示することができます。もちろん、相手局に自局の位置データを送ることも可能。さらに、登録された相手局の位置情報を基に、コンパス(相手局の方位)表示させることもできます。また、D-PRSにも対応しています。

最高水準の防水性能と堅牢性を実現

IPX7の防水性能と、アルミダイキャストシャーシを採用することで優れた堅牢性を実現しています。これにより、アウトドアでも快適に運用することができます。

※バッテリーパックを正しく装着した状態で水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として機能することです。

最大出力5W/出力4段階切り替え機能

アイコム独自の広帯域パワーアンプにより、最大5Wの高出力を実現。5W、2.5W、0.5W、0.1Wの4段階の出力設定が可能です(付属のリチウムイオンバッテリーBP-270使用時)。状況により、最適な出力に設定することで、電池の消耗を抑え、運用時間を延ばすことができます。

運用時間の目安 (5W時)

周波数帯 BP-270 7.4V
1200mAh(min)
1260mAh(typ)
VHF 約4.5時間
UHF 約4時間

広帯域受信機能&2波同時受信機能

Aバンドは495kHz~999.990MHz※1の広帯域をFM/WFM/AMでカバー。一方のBバンドは118.000MHz~174.000MHzと350.000MHz~470.000MHz※1をFM/FM-N/AM/DV※2モードでカバーしています。また、AバンドとBバンドの周波数組み合わせによりV/V、U/U、V/Uの2波同時受信を実現しています。

  受信周波数範囲 対応モード
Aバンド 495kHz~999.990MHz※1 FM/WFM/AM
Bバンド 118.000MHz~174.000MHz、
350.000MHz~470.000MHz※1
FM/FM-N/AM/DV※2

※1  一部周波数帯を除く。 ※2 DVモードはアマチュアバンドのみ

フルドットLCD&バックライト

アルファベット(大文字と小文字)はもちろん、カタカナ表示も可能な視認性に優れたフルドットLCDを採用。アウトドアでも表示が見やすく、各種設定を容易に行うことができます。なお、表示フォントもLargeとSmallから選択することが可能です。さらに、LCD/キーバックライトも装備。夜間や暗い場所でも表示を確認できます。

ワンタッチ設定機能

DVモード運用時、受信した相手局のコールサインをワンタッチで相手局(UR)に設定することができます。受信コールサインの履歴も20件までメモリーでき、コールサインの登録も簡単に行えます。

音声メモ&自動応答メッセージ機能

音声メモ機能(DVモード時)により、最大30秒×1件または15秒×2件、10秒×3件の音声を録音することができます。また、自動応答用メッセージ(10秒)の登録も可能です。

設定を容易にするメニューモード

メニューモードにより、各種設定を簡単に行えます。しかも、十字キーにより、直感的に操作することが可能。なお、表示はアルファベットまたはカタカナを選択することができます。

パソコンによる操作/設定が可能

オプションのコントロールソフト(RS-92)を使用すれば(OPC-1799が必要)、パソコンのモニターを見ながら各種設定や操作を行うことができます。パソコンのキーボードを使えば、周波数設定やメモリーネーム等もスピーディに入力することができます。

その他の機能

  • 簡易バンドスコープ機能。
  • 2種類の空線キャンセラー/MSK制御信号対応/トーンキャンセラー※1を装備。
  • 計1304chの豊富なメモリー。
  • メモリー/バンク/プログラムスキャンに8文字までのネーム(カタカナ可)を付けることが可能。
  • 外部電源端子を装備。
  • 多彩なスキャン機能。
  • トーンスケルチ/ポケットビープ®機能、CTCSS/DTCS機能。
  • テンキーによる周波数ダイレクト入力。
  • 14種類のチューニングステップ。
  • 電池の消耗を軽減するパワーセーブ機能。
  • 16桁のDTMFコードメモリーを10ch装備。
  • オプションで2種類の防水マイクロホンを用意。

※1 空線キャンセラー機能、MSK機能、トーンキャンセラー機能はすべての空線信号、MSK信号、トーン信号を検出するものではありません。

一般仕様

送信/受信周波数範囲 144.000~146.000MHz  430.000~440.000MHz
受信周波数範囲 <Aバンド>
0.495~252.895MHz    255.100~261.895MHz
266.100~270.895MHz  275.100~379.895MHz
382.100~411.895MHz  415.100~809.890MHz
834.100~859.890MHz  889.100~914.890MHz
960.100~999.990MHz

<Bバンド>
118.000~174.000MHz  350.000~379.825MHz
382.100~411.895MHz  415.100~470.000MHz
電波型式 F2D/F3E/F7W
使用温度範囲 -20℃~+60℃
周波数安定度 ±2.5ppm(-20℃~+60℃)25℃を基準とする
デジタル伝送速度 4.8kbps
音声符号化速度 2.4kbps
アンテナインピーダンス 50Ω 不平衡(SMA型)
メモリーチャンネル 1304ch(メモリー、コール、スキャンエッジ含む)
電源電圧 定格 : DC 7.4V
外部端子 : DC 10.0~16.0V
接地方式 マイナス接地
周波数分解能 5、6.25、8.33(エアバンドのみ)、9(AMラジオ帯のみ)、
10、12.5、15、20、25、30、50、100、125、200(kHz)
防塵/防水準拠規格 IPX7※1
外形寸法 59.0(W)×112(H)×34.2(D)mm
重量 約315g (BP-270およびアンテナ装着時)

送信部

送信出力(typ)/ 送信消費電流
DC13.5V、DC7.4V
VHF Hi 約5W / 約1.8A(typ)
Mid 約2.5W / 約1.2A(typ)
Low 約0.5W / 約0.6A(typ)
S-low 約0.1W / 約0.4A(typ)
UHF Hi 約5W / 約2.1A(typ)
Mid 約2.5W / 約1.5A(typ)
Low 約0.5W / 約0.7A(typ)
S-low 約0.1W / 約0.4A(typ)
変調方式 FM/FMリアクタンス変調
DV/GMSKリアクタンス変調
最大周波数偏移 FM Wide/±5.0kHz
Narrow/±2.5kHz
マイクロホンインピーダンス 2kΩ
スプリアス発射強度
Hi/Mid -60dB以下(スプリアス領域/帯域外領域)
Low/S-low -10dBm以下(帯域外領域)
-13dBm以下(スプリアス領域)

受信部

受信感度(スプリアスポイントは除く)
・FM :12dB SINAD
・WFM:12dB SINAD
・AM:10dB S/N
・DV:BER1%
<FM(1kHz 3.5kHz DEV)>
-17dBμ typ (VHF アマチュアバンド内)、
-16dBμ typ (UHF アマチュアバンド内)
VHF アマチュアバンド内 -17dBμ typ
UHF アマチュアバンド内 -16dBμ typ
1.625~ 29.995MHz -8dBμ typ
30.000~ 75.995MHz -12dBμ typ
76.000~117.995MHz -12dBμ typ
118.000~173.995MHz -17dBμ typ
174.000~259.995MHz -10dBμ typ
260.000~349.995MHz -10dBμ typ
350.000~469.995MHz -16dBμ typ
470.000~599.995MHz -10dBμ typ
600.000~999.990MHz -5dBμ typ

<WFM(1kHz 52.5kHz DEV)>
76.000~108.000MHz 0dBμ typ
175.000~221.995MHz 5dBμ typ
470.000~770.000MHz 8dBμ typ



<AM(1kHz 30% MOD)>
0.495~ 4.995MHz
5 .000~ 29.995MHz
118.000~137.000MHz
222.000~246.995MHz
247.000~329.995MHz
2dBμ typ
-5dBμ typ
-6dBμ typ
-2dBμ typ
0dBμ typ


<DV(PN9 4.8kbps)>
VHF/UHF(アマチュア帯のみ) -13dBμ typ
選択度 FM-W/AM 50dB以上
FM-N /DV 45dB以上
WFM 300kHz以上/-3dB 700kHz以下/-20dB
スプリアス妨害比 144MHz帯 60dB以上
430MHz帯 50dB以上(IF:60dB以上)
不要輻射 -54dBm以下
低周波出力 0.2W以上(DC7.4V 8Ω 10%歪率時)
低周波負荷インピーダンス
受信方式 ダブルスーパーヘテロダイン(WFM以外)
トリプルスーパーヘテロダイン(WFM)
中間周波数 1stIF
Aバンド WFM以外 61.65MHz
Aバンド WFM  59.25MHz
Bバンド 46.35MHz

2ndIF
WFM以外 450kHz
WFM     13.35MHz

3rdIF
WFM     1.95MHz
受信消費電流(DC7.4V時) 定格出力
FM     150mA typ
FM/FM       180mA typ
FM/DV        220mA typ
DV     200mA typ

パワーセーブ時
FM                 38mA typ
FM/FM     43mA typ
FM/DV     50mA typ
DV      47mA typ

待ち受け時
FM 65mA typ
FM/FM  90mA typ
FM/DV  130mA typ
DV      110mA typ

※定格はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)測定法によります。
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。

おもな付属品

  • バッテリーチャージャー BC-167S (充電時間:約4時間)
  • リチウムイオンバッテリーパック
    BP-270 (7.4V [1200mAh(min)、1260mAh(typ)])

BP-270使用時

イヤホン・スピーカー

生産終了品

SP-13

イヤホン

ヘッドセット

生産終了品

HS-85

VOX機能付ヘッドセット

バッテリー

生産終了品

BP-257

単三形アルカリ電池2本用バッテリーケース

生産終了品

BP-270

リチウムイオンバッテリーパック

充電器

生産終了品

BC-177

急速バッテリーチャージャー

キャリングケース

生産終了品

LC-168

キャリングケース

ソフトウェア

生産終了品

RS-92

リモートコントロールソフトウェア

変換ケーブル

生産終了品

OPC-1797

変換ケーブル(MIC/SP)

取扱説明書

名称 製品名 補足説明
D-STAR 管理サーバーへの登録 ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/IC-9700S/IC-7100/IC-7100M/IC-7100S/ID-4100/ID-4100D/ID-5100/ID-5100D/ID-51/IC-9100/IC-9100M/ID-31/ID-1/ID-800/ID-800D/ID-91/IC-2820G/IC-2820DG/ID-92/ID-80/ID-880/ID-880D
【応用編】電子版取扱説明書 ID-92

※最新版のAdobe Reader® をお使いのパソコンにインストールされることをおすすめします。

【基本編】冊子版取扱説明書 ID-92
D-STAR操作ガイド ID-92
D-STAR Memory Info (RPT1手動設定/保存説明チラシ) ID-92
アマチュア無線用語集 ID-92/ID-31/ID-51/ID-52/IC-9100/IC-9100M/IC-7100/IC-7100M/IC-7100S/ID-5100/ID-5100D/IC-7300/IC-7300M/IC-7300S/ID-4100/ID-4100D/IC-7610/IC-7610M/IC-7610S/IC-9700/IC-9700S/IC-705/ID-50/IC-905/ID-52PLUS/IC-7760

HF機、VHF/UHF機、デジタル機、受信機、固定機、携帯機、車載機、レピータ、PC、オプションで活用できるアマチュア無線用語集です。

取扱説明書 RS-92

ファームウェアなど

種類 製品名 バージョン 公開日
プリセットメモリー ID-92 1 2010.10.27

よくあるご質問

ID-92/ID-91/ID-80
鉄道や消防のデジタル無線を聞くことができますか。

通信方式が異なりますので、受信することはできません。

更新日時
2019/10/15
参考になった
ID-51 PLUS/ID-51/ID-51 PLUS2/ID-31/ID-31PLUS/ID-92/ID-91/ID-80
従来のアナログ通信は可能ですか。

モードを「FM」に切り替えることで、従来のFMアナログ機とも通信可能です。

更新日時
2019/10/15
参考になった
ID-31/ID-51 PLUS/ID-51/ID-51 PLUS2/ID-92/ID-91/ID-80
外部電源に接続して送信中、ピーピーピーという音が聞こえる。

本体温度が上昇して保護回路が働くと、ピーピーピー音が鳴ります。

更新日時
2019/11/15
参考になった