無線LAN機能を搭載したクラスD DSC対応国際VHF無線機
AIS受信機能を搭載
内蔵AIS受信機のほか、外部のAIS受信機やトランスポンダーで受信した他船の動静を画面にリアルタイムに表示できます。画面に表示されたAIS搭載船舶に個別呼び出しすることも可能です。
見やすいカラーディスプレイ
スリムなデザイン
簡易ナビゲーション機能
大音量かつクリアな音声
騒がしい環境でも安心の大音量スピーカーを搭載。防水仕様でありながら、音域にかかわらずパワフルでクリアな音声を実現しました。また、送信・受信用のアクティブノイズキャンセリング機能も搭載しています。
NMEA2000™機器とヘイラーとのインターフェース
本機とインターフェースボックスCT-M500(別売)を無線LANで接続すると、NMEA2000™に対応した外部機器に、位置情報やAISを入出力できます。また、CT-M500に拡声器を接続して、RXヘイラー、ヘイラー、汽笛機能を使うことができます※。
別途外付けスピーカーが必要です。
「iFデザインアワード2022」受賞製品
当製品の海外向け型式製品「IC-M510」は、世界3大デザイン賞のひとつとされ、国際的に権威のある「iFデザインアワード2022」を受賞。当製品の高い機能性や優れたアイデアは、世界的に高く評価されています。
その他の機能
- NMEA0183™/HS接続、NMEA2000™接続※
- GPS受信機内蔵(内蔵GPSアンテナか、UX-241アンテナを利用可能)
- ボタンを長押しするだけのワンタッチで、画面モード(日中/夜間)が切り替え可能
- IP68防塵・防水(水深1mで60分の防水性能)
- スピーカーグリルの水滴を飛ばし、音質を高めるアクアクェイク®機能
- マイクをリアパネルにも接続可能
- 外部スピーカー接続対応
- コマンドマイク® HM-195GBで制御可能
インターフェースボックスCT-M500が必要
関連機器
背面図
適合アンテナ仕様一覧
IC-M510Jでご使用いただける空中線(アンテナ)の仕様は、以下のとおりです。(2022年1月現在)
記載していない空中線(アンテナ)を設置すると、電波法違反で罰せられる場合がありますので、ご注意ください。
型式・構成 | 利得 |
---|---|
単一(V) 17.5ft | 9dBi |
単一(V) 19ft | 9dBi |
単一(V) 23ft | 9dBi |
単一(V) 1/4λ | 0.15dBi |
単一(V) 1/2λ | 2.15dBi |
単一(V) 1/2λ | 5.2dBi |
単一(V) 3/8λ | 3dBi |
単一(V) 5/8λ | 3dBi |
単一(V) 3/4λ | 5.2dBi |
単一(V)5/8λ ×2段 | 6dBi |
型式・構成 | 利得 |
---|---|
単一(V) 7inch | 0dBi |
単一(V) 10inch | 0dBi |
単一(V) 2ft | 3dBi |
単一(V) 3ft | 3dBi |
単一(V) 4ft | 3dBi |
単一(V) 5ft | 3dBi |
単一(V) 8ft | 6dBi |
単一(V) 8.5ft | 6dBi |
単一(V) 9.5ft | 6dBi |
単一(V) 14ft | 8dBi |
一般仕様
周波数範囲 | 送信 | 156.025 ~ 157.425MHz |
---|---|---|
受信 | 156.300 ~ 161.925MHz | |
DSC | 156.525MHz | |
AIS1, 2 | 161.975、162.025MHz | |
国際チャンネル(INT)数 | 64チャンネル | |
電波型式 | F3E、F2B | |
電源電圧 | 13.8V DC(11.7 ~ 15.9V DC) | |
消費電流 | 送信 25W出力 | 5A以下 |
受信 最大音量時 | 4.0A以下(HM-195使用時) | |
使用温度範囲 | −20℃ ~ +60℃ | |
空中線インピーダンス | 50Ω | |
重量 | 約730g(本体のみ) |
送信部
送信出力(13.8V DC時) | 25W(High)/1W(Low) |
---|---|
最大周波数偏移 | ±5kHz |
周波数安定度 | ±0.5kHz |
スプリアス発射強度 | High Power −25dBm以下(帯域外領域) −25dBm以下(スプリアス領域 146~162.0375MHz) −19dBm以下(スプリアス領域 上記以外) |
受信部
受信感度 | FM(12dB SINAD) | -10dBμ(Typ.) |
---|---|---|
DSC(1% BER) | -1dBμ emf(Typ.) | |
AIS(20% PER) | -114dBm(Typ.) | |
スケルチ感度 | -7dBμ以下 | |
相互変調特性 | FM | 75dB以上 |
DSC(1% BER) | 68dBμ emf以上 | |
AIS(20% PER) | -55dBm以上 | |
スプリアス妨害比 | FM | 75dB以上 |
DSC(1% BER) | 73dBμ emf以上 | |
隣接チャンネル選択度 | FM | 75dB以上 |
DSC(1% BER) | 73dBμ emf以上 | |
AIS(20% PER) | -50dBm以上 | |
低周波出力 | 15W以上(外部スピーカー、4Ω、10%歪時) |
無線LAN
無線LAN規格 | IEEE802.11 b/g/n |
---|---|
認証/暗号化方式 | WEP(64/128 bit) WPA-PSK(TKIP) WPA2-PSK(AES) |
チャンネル | 1 ~ 13(2.4GHz帯) |
送信出力 | 10mW/MHz |
IP規格
防塵・防水レベル | IP68(防塵・水中形) |
---|
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
付属品
- スピーカーマイクロホン(HM-205RB)
- マイクハンガー
- DCケーブル
- マウントブラケット
関連資料
製品サポート・ニュース
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
---|---|
マリン機器総合カタログ | 2.65MB |
IC-M510J | 3.11MB |
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
取扱説明書 | IC-M510J | |
国際VHFの開局申請について | IC-M510J/IC-M506J/IC-M330J/IC-M94DJ/IC-M73J/IC-M37J |
よくあるご質問
IC-M510J/CT-M500
IC-M510J
- IC-M510Jの適合表示無線設備の番号が2つありますが申請時にはどちらを記載しますか?
-
IC-M510Jの場合は適合表示無線設備の番号が製造番号ステッカーに2つ刻印されております。
上下に刻印されている番号の下側の 001-で始まる番号を記載してください。
この番号は販売時期によっては変更される可能性がありますので、本体の製造番号ステッカーにてご確認ください。
ご参考:上側の番号は、コントロールソフトウェアRS-M500をインストールしたスマートフォン、無線LANインターフェースボックスCT-M500と接続するための、無線LANの適合表示無線設備の番号です。- 更新日時
- 2022/08/10
ICOM 国際VHFトランシーバー 「IC-M510J」 紹介動画
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |