高校生時代、たまたま本屋で立ち読みしたCQ誌でアマチュア無線を知り、昭和28年(1953年)、大学1年の時に国家試験に合格してアマチュア無線局 JA3EYを開局した永井弘一さん。開局以来もっぱらHF帯での交信を楽しんできた。HF帯の中でも特にローバンドの電話による海外局とのQSOに力を入れ、現在も日々運用を続けている。

また、50余年にわたる運用で取得したQSLカードを活用し、DXCCを始め、世界各国から発行されているアワードを取得している。リタイアした現在では、ロケーションを優先して選んだという六甲山麓の標高500mの高台に居を構え、各種HFアンテナの実験を行うなど、常に、電波の飛びに対する研究に余念がない。

※掲載内容は取材当時のものです。