大正14年(1925年)日本で初めてラジオ放送が始まり、関西、関東のラジオ少年達が初めて交信に成功した年である。海外ではIARU(国際アマチュア無線連合)が発足している。この年に生まれた久米さんは「その後、歩んだ人生を考えると運命的なものを感ずる」という。戦前、太平洋戦争の勃発によってハムへの道が閉ざされたが、戦後は再開されたアマチュア無線のいわば「1期生」として活躍を続けてこられた。

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