今までのアナログ通信より、アプリケーション面でも柔軟性に富み、技術的にも興味のある「アマチュア無線のデジタル化」を弊社ならやま研究所長 櫻井紀佳がやさしく解説。

 

JARL(原昌三会長)次世代通信委員会が実験を進めているアマチュア無線のデジタル化システム「D-STAR」は、第2段階通信実験局の落成検査が2月20日に行われ、平成14年4月末まで実験が続けられました。

4月末に行われた第2段階の実験局の実験は、西東京市の田無タワーと調布市の電気通信大学に中継局を設置し、この実験にご協力いただいた方々のいろいろな移動先から、どちらか片方の中継局を経由する通信と、両方の中継局を10GHzの幹線系中継で経由する通信の両方の経路で、音声系とデータ系通信が行われました。一番遠くまで移動した富士山でも明瞭なデジタル通信を行うことができました。

この「D-STAR」の開発に詳しい弊社ならやま研究所所長 櫻井紀佳が「アマチュア無線のデジタル化」をできるだけ分かりやすく連載で解説いたします。

※掲載内容は当時のものです。