フィーチャー・フォンとスマホの2台持ちを実践して来ました。これはドコモ携帯電話の音声のみの契約(900円/月)、富士通製スマホArrows XF-02EプラスOCNモバイルエントリーd LTE格安データSIM(音声通話なし約980円/月)、その合計2千円弱でした。普段は固定電話で十分に用が足り、外出時にガラケーを持ち歩き必要な時に電源スイッチをオンにする使い方をしていました。

日本独自の進化を遂げた日本製の携帯電話のこと。「ガラパゴスケータイ(通称:ガラケー)」「多機能携帯」とも呼ばれている。

ガラケーは一度満充電すると一週間も使えて便利この上ありません。一方、音声通話なしのスマホはメールやネットサーフィンに、電子書籍(電子版QSTを含む)の読書、各種アプリの利用などスマホの機能を十分に利用していました。ところが、新放送サービス「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニターに当選したときから悪夢が襲ってきました。i-dioのアプリをダウンロードしようとしたところで、スマホ(XF-02E)が対応しないことが分かり始めて愕然とした次第です。

OSのバージョンに泣く

Arrows XF-02Eの発売は2013年2月、それから3年が経過したところで「i-dio Wi-Fiチューナー 」が対応しない事実が突き付けられました。XF-02EはiOS 4.1、スマホのアプリは4.2以降のOSが必要とされます。たった0.1の違いですがその壁は高く、個人ではどうすることもできません。

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HUAWEI P9(左)とFire HD6(右)

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HUAWEI P9とi-dioチューナー

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P9のホーム(下の方にi-dioのアイコンが見える)

パソコンではOSが無償でアップデートされるケースも珍しくありませんが、スマホでは製造会社によるチューンアップがなされていますので、Android を開発しているGoogle社のリリース時期に合わせて、アップデートされるのはGoogle社が販売するスマホとタブレットくらいで、他のAndroid搭載スマホはメーカーがアップデートファイルを用意しない限り更新されないケースがほとんどです。F-02EもOSが更新できると、「i-dio Wi-Fiチューナー」が動作したかもしれません。

朗報が・・・

友人が電話を掛けてきて「ライカと共同開発したダブルレンズ搭載のスマホがすごい!」と興奮気味に「ファーウェイP9」の話を始めました。レンズだけでなく、ソフトウェアやハードウェアもライカとの共同開発で高画質な写真を撮影できるといいます。「ファーウェイ?」日本での知名度が低いので少し調べてみました。

華為技術(Huawei Technologies Co. Ltd)中国広東省深圳に本社を置く通信機器メーカー(世界最大規模)で売上げは40兆円に迫る規模といい、トヨタ自動車の売り上げ約28兆円(2016年)の1.4倍というのですから、その規模のおおきさに驚きました。日本法人は、華為技術日本株式会社(ファーウェイ・テクノロジーズ・ジャパン、Huawei Technologies Japan)という名称で2005年設立。東京都千代田区大手町に東京本部があります。

ガラケーとスマホの2台持ちから思い切って新型のスマホHUAWEI P9(Android 6.0 Marshmallow)に切り替えることにしました。因みにP9は2016年6月17日の発売です。

MNP予約番号

ドコモインフォメーションセンターに電話してMNP(携帯電話番号ポータビリティー)を取得して、18年続いたドコモとの通信契約を終了しました。続いてOCNモバイルLTEを解約し、楽天モバイルのサイトからHUAWEI P9 3.1GB 通話SIMプランを申し込みました。月額料金目安(端末料金込み)として端末料金(2,691円/月)+通話プラン料金(1,731円)=4,422円を契約しましたが、実際は「おすすめ5GB プラン」と「端末保証(540円/月)」を追加しました。

申し込みから1週間程度でチタニウムグレーのP9が宅配便にて届きました。楽天モバイルへ「MNP予約番号」「クレジットカード」「本人確認」を済ませてスマホが利用できるようになります。

RAM3GBが魅力

F-02EのRAM2GBに対し、P9は3GBを搭載しています。このメモリ量はいろいろなAndroidアプリを動かすのに十分な容量です。

HUAWEI P9の主な仕様

キャリアSIMフリー解像度1920×1080 FHD
OS Andoroid 6.0 背面カメラ1200万画素×2
CPUオクタコア前面カメラ800万画素
RAM 3GBバッテリー容量3000 mAh
ROM 32GB連続待受時間約566時間
カードスロットmicro SDXC(128GB max)連続通話時間約18時間
液晶サイズ5.2インチサイズ145×70.9×6.96 mm

オクタコア オクタ(octa)は8を意味するところからし1つのCPUパッケージに8個のコア(CPUコア)を持つCPUのことをオクタコアと呼び、 CPUコアが2つのものはデュアルコア、4つのものはクアッドコアとなります。

内蔵カメラは"ライカ"

ライカのダブルレンズを搭載し、ソフトウェアやハードウェアもライカとの共同開発で、高画質な写真が撮影できるといいます。2個のレンズが並ぶ珍しいレイアウトで内側のレンズがカラー用(RGB)、外側のレンズがモノクロの光をとらえます。センサーはサイズが1.2マイクロメートルのソニーIMX286を採用、画素数はいずれも1200万画素です。ノイズの抑制を考慮した設計のようです。早速、持ち歩いて「ハムフェア2016」と「防災訓練」の会場を撮影しました。写真は鮮やかなカラーと細部までくっきりとした描写に仕上がりに満足するとともに、コンパクト・デジタルカメラを持ち歩かなくてもよくなりました。

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ハムフェア2016のワンシーン(HUAWEI P9で撮影)

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九都県市合同防災訓練の一コマ(HUAWEI P9で撮影)

あこがれのテザリング

P9はテザリング機能を備えているため、スマホを中継点とすることで、Wi-Fiデバイス(ノートパソコン・タブレット端末・ゲーム機など)をインターネットに繋いで利用できます。Wi-Fiテザリングを利用すると、複数台のWi-Fiデバイスを同時に無線LAN接続して、インターネット通信することができます。

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「設定」をタップする

テザリングの操作手順は、

(1) P9の設定から→その他→テザリングとポータブルアクセス→Wi-FiアクセスポイントON→HUAWEI_P9_3A41 ON

(2) Wi-FiデバイスのWi-Fiネットワークを検索、HUAWEI_P9_3A41に接続する。

(3) P9のポータブルWi-Fiアクセスポイントを設定でパスワードを控えて、Wi-Fiデバイスに入力して接続する。

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Wi-FiネットワークでHUAWEI_P9_3A41をタップする

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パスワードを入力して接続する

これでP9の5.2インチディスプレイよりサイズの大きいタブレット(Fire HDX7、Fire HD6 Fire)の携行が自由になりました。ノートパソコンを旅先に持ち込みネットサーフィンができますし、緊急時にホームページの更新までできるようになりました。

あとがき

使い終わったスマホ(ARROWS XF-02E)は中古ショップ(Geo)で買い取ってもらいました。事前にスマホを初期化しておき、身分を証明する運転免許証等が必要です。ほかにネット会員登録を済ませておくと買い上げ金額が10%アップするお得な情報もあります。古いスマホで使っていたアプリはGoogleのIDに紐付けされていますので、有料アプリもそのまま引き継げるので無駄がありません。