Go Toトラベルキャンペーンを利用して、栃木県の塩原温泉郷「かんぽの宿 塩原」の空室を検索、2020年11月の3連休前の平日に2泊3日で予約できました。宿泊プランは補助金を当てにして「会員限定プレミアムプラン」(13,900円)×2名を申し込みました。予約が済むとSTAYNAVIへ誘導されます。

ここで宿泊予約番号を入力すると、宿泊料金の55,400円から宿泊補助金19,460円を引いてくれます。割引後の支払いは35,940円となります。加えて地域共通クーポン券1,000円×8枚=8,000円をチェックイン時にフロントからいただきました。つまり19,460 + 8,000 = 27,460円がお得になる計算です。
 

 
▲「かんぽの宿 塩原」玄関前の紅葉
 

かんぽの宿 塩原は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)に対応の充電器2台を設置しており、これが宿選びの決め手となりました。AC200Vによる普通充電ではありますが、電気自動車のオーナーには安心のサービスになります。因みに使えるカードはNSCカード、JTBおでかけカード、日産ZESP、電動車両サポート、PHV Drive Supportなどです。
 

 
▲電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)対応の充電器2台を設置

ご朱印

偶然に「水車」に隣接する「妙雲寺」に気づいてネット検索で調べると、塩原の古刹 「妙雲寺」は、毎年5月になると「ぼたんまつり」(塩原温泉観光協会主催)でにぎわうとのこと。ご朱印がいただけそうなのでさっそく参拝しました。


▲甘露山 妙雲寺の山門
 

ご朱印は1種類 (300円)、釈迦如来の墨書に三宝印*と平家の家紋であるアゲハチョウをかたどったご朱印が押してありました。
*禅宗で、「仏法僧宝」の4字を篆書 (てんしょ) ・隷書 (れいしょ) ・梵字 (ぼんじ) などの字体で刻んだ印。祈祷 の札や護符などに押す。

 
▲妙雲寺のご朱印

もみじ谷大吊橋

翌日、塩原渓谷に12ある吊橋の一つ、最大規模を誇る長さ380mの‟もみじ谷大吊橋”を訪ねました。もみじ谷の名の通り辺り一面が紅葉して美しく、吊り橋に足を踏み入れると行き交う人々の移動により揺れが激しくなり、怖く感じる瞬間もありますが眺望は絶景でした。入場料は300円、シニアと小中学生が200円でした。
 

 
▲長さ380mの‟もみじ谷大吊橋”

塩原 天皇の間記念公園

かんぽの宿の近くに「天皇の間記念公園」があると聞いて、興味を持って訪ねてみました。資料によると明治、大正、昭和の三代にわたり、大正天皇、昭和天皇をはじめ高松宮殿下、三笠宮殿下など多くの皇族の方々が避暑地として利用された「塩原御用邸」の「天皇の間」を昭和56年、現在の場所に原型のまま移築し保存しました。戦時中は疎開の御殿になり、当時を偲ばせる多くの資料・参考品が展示されています。入場料は一般(中学生以下を除く)200円。小学生・中学生・65歳以上の高齢者・障がい者100円。

 
▲天皇の間記念公園の入り口
 


▲明治、大正、昭和の天皇の御座所

温泉宿からリモートコントロール

客室のテーブルにノートPCを置き、マウスとスマートフォンを用意しました。温泉に浸かった後のお楽しみは、持ってきた2 in 1 ノートパソコンMateBook Eを開いて電源スイッチをオン、スマートフォン(Huawei P20)の設定からモバイルネットワークをタップ、テザリングとポータブルアクセスをタップしました。なお、かんぽの宿塩原には無料のWi-Fi接続サービスがありますが、館内の一部の場所では繋がりにくい場合があると聞いて、始めからスマートフォンのテザリングを利用することにしました。

そこで「インターネットの接続は?」 選択肢は2つ、個人AP、Bluetoothテザリング、「はて、どちら?」しばらく混迷!? 個人APをタップした後スマホがオン、ホットスポット名MateBook Eを確認してインターネットに接続しました。

アイコムの IPリモートコントロールソフトウェアRS-BA1 Version 2を開いて、Remote Utilityをクリック[サーバー一覧]からIC-7600を選択して[接続]をクリックします。ポート番号が示されて、RS-BA1 Remote Controlを開きます。Connectをクリックして、周波数などが表示され、受信音が聞こえてきます。動作確認を兼ねて[BAND]を7から3.5、あるいは14MHzへ変えてコンディションの良いバンドを探ります。結局、7MHz帯SSBモードに落ち着きました。
 

 
▲RS-BA1 Version 2によるリモートコントロール。パソコンは2 in 1  MateBook E
 

今回はリモートエンコーダー(RC-28)を持ってきていないので、Bluetoothのマウスを代用しました。コントロールしたい箇所にカーソルをおいて、右ボタンあるいは左ボタンを押す、あるいはホイールを回しダイヤルやボリュームを操作します。タッチパネルなら指先でも操作ができないこともないが、マウスがあると操作性が格段に上がります。また、RC-28なら無線機ダイヤルを回しているのと同じ感覚なのでお勧めです。

7MHz SSBモードを受信すると1、2エリアのほかに4、7エリアが聴こえました。コンディションは悪くない印象です。しばらくの間、受信を楽しみました。マイクはスマートフォンに付属のマイク付きイヤホン(USB-Cプラグ)を愛用しています。IC-7600はインターネット網を通じてクライアント(ノートPC)につながり、遠隔操作ができるのは感動するものがあります。

ただし、免許の申請時に「電波が連続的に発射され、停波しなくなる等の障害が発生した時から、自動車その他の手段を用い3時間以内にかけつけ電波の発射を停止するものです。」と「無線局事項書及び工事設計書」の備考欄に必要事項を記載する共に、適合説明資料を添付して申請・変更手続きを行いましたので、これを守らなくてはなりません。

樹齢1500年の逆杉

源義経一族の落人が潜んでいた「史跡鍾乳洞の源三窟」を訪ねた折に、案内人から「源有綱を側神とする塩原八幡宮に行ってみたら・・・。」と勧められました。うっそうとした境内にひときわ大きい2本の逆杉(さかさすぎ・別名:夫婦杉)*があり、このほど科学的な調査により樹齢800年から1500年に訂正されました。塩原八幡宮の創建が大同2年(807)なので、それ以前から自生していたことになります。幹周りは西側の雄杉が11.5m、雌杉が8m、樹高は約40mで栃木県内最大の巨木と言われています。*国の天然記念物に指定
 

 
▲塩原八幡宮境内の逆杉は樹齢1500年

あとがき

塩原温泉郷では源平合戦の後、源義経一族の落人が潜んでいた「史跡鍾乳洞の源三窟」や動物と触れ合える那須千本松牧場などにも立ち寄りました。Go To トラベルが使えた2020年11月19日~21日、リーフe+を走らせて晩秋の塩原温泉郷を巡った小旅行をまとめました。緊急事態宣言が発出された1月9日、Go Toトラベルを振り返っています。


参考資料
るるぶ情報版「日光・那須・鬼怒川・塩原」’17 JTBパブリッシング