デジタル移動系防災行政無線|自治体 山形県鶴岡市様

山形県鶴岡市様

IPトランシーバーとの連携で東北最大面積の市域をカバー。
安全·安心を守る通信網を低コストで構築。

導入について

導入の背景

令和4年に旧規格の無線機が使えなくなる
スプリアス(不要電波)発射の基準が緩い従来の移動系防災行政無線機器は、令和4年以降使えなくなる。

広大な市域をカバーできない
東北地方で最大の市域をカバーする必要があるほか、合併前の自治体ごとに異なる規格の通信機器に通話互換がない。

置き換えに伴うコストの懸念
デジタル移動系防災行政無線システムの入れ替えに多額の費用が必要。メンテナンスなどの、ランニングコストもかさむ見込み。

 

効果

新スプリアス対応のデジタル移動系防災行政システム
令和4年以降も、安心して使える新しいスプリアス基準をクリア。

全市を一つの通信システムでカバー
1300㎢を超える広大な市を、ひとつの基地局だけでカバー。不感地帯はIPトランシーバーシステムと衛星電話でエリア補完。

導入コスト・ランニングコストともに低減を実現
4値FSK方式の音声通信主体のシステムとすることで導入費用を抑えたうえ、シンプルな機器構成により点検工数を削減し、ランニングコストも低減。

 

 

選定

ほかの方式のデジタル防災行政システムだと…
画像の伝送なども可能なTDMA方式も検討したが導入コストが高いほか、メンテナンスなどのランニングコストも高い。

アイコム以外のデジタル移動系防災行政システムだと…
広大なエリアを補完するため、複数の基地局を設置せざるをえず、コストがかさむほか定期メンテナンスの期間も箇所も多くなる。

アイコムのデジタル防災行政無線システムなら…
導入コストが低く、ランニングコストも低く抑えられる。また、不感エリアもアイコムのIPトランシーバーと連携させることで補完できるほか、通信手段の多重化も実現。

ご担当者様の声

災害直後も、複数の手段で通信が確立され、安定した運用ができました

リーズナブルに運用できるデジタル移動系防災行政無線

これまでのアナログ防災行政無線が、新しいスプリアス(不要電波)発射の基準に合致しないため、代替となるデジタル移動系防災行政無線が必要となりました。また、平成17年に1市4町1村が合併した当市は、合併前の自治体が設置した複数のシステムを抱え、いざというときの連携に不安があったほか、合併で広がった東北最大・約1300㎢の市域をカバーするシステムが必要でありました。

そこで、平成29年度に株式会社建設技術研究所に実施設計を委託したところ、アイコムも採用している4値FSK方式のシステムとTDMA方式のシステムのシステムと併せて4値FSK方式と補完通信設備(IP無線機、衛星携帯)を合わせた3方式を提案頂き、コスト面や機器の操作性等を総合的に検討した結果、維持費用も抑えられる4値FSKと補完通信設備(IP無線設備と衛星携帯電話)を合わせた方式を採用することにしました。

 

アイコムのIPトランシーバーシステムとの連携で全市をカバー

広大な当市全域は、4値FSK方式だけでは、電波の不感地帯があり、電波を中継する基地局が複数必要となります。そのため、IP無線設備と衛星携帯電話にて4値FSK方式を補完することが出来ました。また、IP無線設備と1箇所の基地局をIP無線連動装置で接続し、IP無線設備とデジタル防災行政無線端末の相互通話が可能になりました。この仕組みで、基地局から遠い地域ともIP無線設備を活用し通信を確保することが出来ます。また、2つの異なる通信方式で構築しているため、システムの多重化にも繋がっております。

 

大災害時にもスムーズに地域と連携

さらに、デジタル化により、音声の明瞭さも向上し、これまであった混信も無くなりました。操作面では、指令卓からクリックだけで通信相手を選ぶことができ、発信者の名前も、番号や略称ではなく文字で表示されるので確実性と操作性も高まったと感じました。
導入してまもなく、当市は震度6弱の大地震に見舞われました。IP無線設備は、パケット通信でデーターや音声を伝送する通信サービスであるため、発災当初から通信は確立されており基地局から離れた地域と情報交換ができました。

機器構成

  • 管理監視制御装置:1台
  • 遠隔制御装置:4台
  • 基地局:1台
  • 半固定型:4台
  • 車載型:8台
  • 携帯型:94台
  • IP無線連動装置:1台
  • IP無線:85台(au回線対応 50台、 NTTドコモ回線対応35台)

山形県鶴岡市

山形県の日本海沿岸(庄内地方)南部に位置する、人口約12万人/面積約1300km2の市です。
2005年10月の市町村合併で県内第2位の人口を誇る都市となり、市の面積は東北地方最大、全国でも7位と広大な面積を有する都市ともなりました。全国有数の稲作地帯であるほか、だだちゃ豆の生産でも全国に知られます。

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