アイコムの歩み

アイコムのはじまり

弊社代表取締役会長兼社長の井上徳造が無線と出会ったのは中学生の時、奈良県大和郡山市内のラジオ店に出入りしている頃だった。
そこで無線通信の面白さを知り興味を深めていった。
その時のことを井上は、「無線通信を私の一生の仕事と決めた運命的な出会いであった」と振り返っている。

高校を卒業後、実家で家電の小売店を始めたが、ほどなくして医療機器メーカーに就職した。
井上の技術力はここで高く評価され、高周波を利用した医療機器開発を任されたが、実家の山城町から2時間の通勤時間を費やしていた。それを気にして勤務先の社長から独立して下請けになってほしいとの提案をもらい1954年に自宅の庭に小さな建屋を設け、井上電機製作所として事業を始めた。

それがアイコムのはじまりとなった。

年代別 アイコムタイムライン&プロダクト

1964年~ 設立とブランドの確立

本社新築(1970年)

井上電機製作所は、下請け業務とアマチュア無線機製造を事業に据えてスタートした。アマチュア無線機メーカーとしては後発での参入であり、斬新さを出すために、当時主流だった真空管に代えてオールトランジスター製の無線機FDAM-1を開発し、真空管からトランジスターへの転換期を先行した。
その後も次々と新しい技術を開発。なかでもアナログ方式のPLL回路の開発は、水晶切替式無線機の時代に終止符が告げられる契機となった。さらに、デジタルPLLシンセサイザーを搭載した無線機IC-701を開発。井上が当機を携え世界的に知られた無線通信技術者アーサー・コリンズ氏を訪ね、IC-701をプレゼントした際、実機を見たコリンズ氏は「私がやりたかったことをミスター井上がやってくれた」と絶賛。常に技術開発を続ける限り企業は発展する、とのコリンズ氏の言葉でアマチュア無線を事業に据えることに強い信念を持った。

アイコムタイムライン
 

1964年 資本金50万円で株式会社井上電機製作所設立(大阪市東住吉区)
1970年 本社新築(大阪市平野区加美)
東京営業所新設
1971年

シンボルマークを制定

1973年

ロゴマークを制定

1975年 九州営業所新設
1976年 海上無線通信機器分野へ進出
アイコムヨーロッパ設立(ドイツ・デュッセルドルフ市)

アイコムプロダクト

FDAM-1

50MHz AM ポータブル機

FDAM-1(1964年)

井上電機製作所の第1号機。真空管が主流の時代に画期的なオールトランジスター化を実現。
今もなお伝説の無線機として語り継がれている。

FDFM-25

50MHz FM 車載機

FDFM-25(1965年)
コントローラー部は車のダッシュボード、無線機本体はトランクに積むセパレート型を開発。
車載用の無線機の先駆けとなった。

IC-700T/IC-700R

HF帯 送信機/受信機

IC-700T/IC-700R(1967年)

アイコム初のアマチュア無線用HF機。
終段部以外はすべてトランジスターを使用。IC-700Rには当時画期的だったFETを採用した。

FDAM-3

50MHz FM/AM ポータブル機

FDAM-3(1968年)

高安定度VFOを送信部と受信部にそれぞれに搭載。
画期的なトランシーバーで、大ヒット製品となった。

IC-71

50MHz FM/AM/CW 固定機

IC-71(1969年)

送受信部を単一高安定度VFOによる完全トランシーブを実現。
面倒なキャリブレーションを不要にするなど、アイコムの技術力が際立っていた。

IC-20

144MHz FM 車載機

IC-20(1970年)

初めて12チャンネルを搭載した人気モデル。
混信が増加してきたVHF帯で、受信部にヘリカルレゾネータを採用し、優れた相互変調特性を誇った。

IC-105C

VHF帯 簡易業務 車載機

IC-105C(1972年)

アマチュア無線で培ったノウハウを投入。アイコム初の国内向け業務用無線機となった。

IC-200

144MHz FM 車載機

IC-200(1972年)

アマチュア無線機として初めて、アナログ式のPLLシンセサイザーを採用しクリスタル増設の必要がなくなった。

IC-502 ・ IC-202 ・ IC-302

VHF/UHF ポータブル機

IC-502 IC-202 IC-302(1975年)

V/UHFでのSSB屋外運用という新しいスタイルを確立した縦型のポータブルトランシーバー。
広帯域VXOを導入するなど、技術的な革新で人気を博した。

IC-M25

VHFマリン 据置機

IC-M25(1975年)

初の船舶用無線機。
ダイオードマトリックスによるプログラミング方式を採用し25chまで実装可能。
チャンネル増設時に必要だったクリスタルを不要としアメリカ市場で注目を集めた。

IC-221

144MHz SSB/CW/FM 固定機

IC-221(1976年)

アマチュア無線機として初めて、システム制御LSI(SC-3062)を採用。
独自開発したLSIはCMOSで当時最大級となる6×6mm、6000素子構成。
これにより周波数のデジタル制御と2VFOシステムを実現した。

IC-710

HFオールバンド 固定機

IC-710(1977年)

世界最小サイズのオール半導体での100W HFトランシーバー。
HF機で初めてシステム制御LSIを採用。終段部もオールトランジスター化を実現。
HF帯へのデジタルPLL時代が到来する契機となった。

1978年~ 全国、世界各地へ

加美工場新設(1978年)

井上電機製作所は1970年代に国内外に営業網を確立するなど、着実に業容を拡大した。
設備投資のための増資を相次いで行い、製品領域もアマチュア無線機から業務用無線機、船舶用無線機へと拡がった。アマチュア無線機の分野では、1980年に携帯型VHFトランシーバーIC-2Nを発売した。
小型高性能で、PLL ICをサムホイールスイッチを介して直接駆動して周波数設定ができる操作性の良さが評価され、このシリーズは全世界で200万台を売り上げ、無線機業界におけるアイコムの地位確立に貢献した。
また、この頃、社名も井上電機製作所からアイコム株式会社に変更し、さらなる飛躍を目指した。

アイコムタイムライン
 

1978年 アイコム株式会社に商号変更
加美工場新設(大阪市平野区加美)
1979年 アイコムアメリカ設立(アメリカ・ワシントン州ベルビュー)
1982年 アイコムオーストラリア設立(オーストラリア・ヴィクトリア州)
陸上業務用無線通信機器分野へ進出

アイコムプロダクト

IC-270

144MHz FM 車載機

IC-270(1978年)

世界初、本体にマイクロコンピューターを搭載したアマチュア無線機。
フロントパネルセパレート方式を採用し、車載用無線機の新たな形を確立した。

IC-551

50MHz オールモード 固定機

IC-551(1979年)

50MHz機で初めてマイクロコンピューターを搭載し、オートワッチ/スキャンを実現。
50MHz SSB機として大ヒットした。

IC-720

HFオールバンド 固定機

IC-720(1980年)

1.8MHz~30MHzまでのすべてをカバーするゼネラルカバレッジ受信機能を搭載。
コンピューター技術を駆使した周波数コントロールを可能とした画期的なトランシーバーとなった。

IC-2N

144MHz FM 携帯機

IC-2N(1980年)

サムホイールスイッチで直接PLL ICを駆動することで、周波数設定の切替が容易になった。
シリーズで販売累計200万台を達成し、全世界にアイコムの存在を知らしめた。

IC-750

HFオールバンド 固定機

IC-750(1983年)

アマチュア無線機として当時最大の8ビット5kバイトのマイクロコンピューターを搭載。
DFM方式により受信ダイナミックレンジ105dBを実現。
500Wリニアアンプ、アンテナチューナーにも対応する拡張性を備えたハイグレード機の先駆けとなった。

IC-02N

144MHz FM 携帯機

IC-02N(1983年)

ハンディタイプで初のパワーモジュールを採用し、最大5Wの出力を実現。
さらにLCD表示部も搭載した。本体は防滴構造。IC-2Nの進化版としてヒットした。

1984年~ 株式上場 発展の礎を確立

大証2部上場(1990年)

1990年12月19日、大阪証券取引所第2部に上場した。初値は公募価格を410円上回る6,900円をつけた。上場の2日前、井上は社員に向け「ガレージメーカーとしてスタートした当社が上場を果たすことになるのは感無量、全社員のお陰である」と、その感動を示した。
船舶用航海機器など新分野の製品開発に取り組む一方で、既存分野での深堀を目指した製品にも挑戦した。
そのなかでも注目を集めたのが固定型のアマチュア無線機IC-780。現在に至るまでアイコムの伝統となる前面ディスプレイモデルの礎となる5インチCRTとともに、スペクトラムスコープや優れた各種高周波性能を実現した、アマチュア無線家を驚かせる夢のマシーンを開発した。

アイコムタイムライン
 

1986年 平野工場新設(大阪市平野区、加美工場より移転)
1987年 R&D部門を発足(東京都港区)

現在のロゴマークを制定

生産子会社として和歌山アイコム株式会社設立(和歌山県有田郡)
1989年 船舶用レーダー・魚群探知機等の無線応用機器分野へ進出
1990年 資本金を9億5,350万円に増資
大阪証券取引所第2部に上場
資本金を70億8,122万円に増資
1992年 東京営業所とR&D部門を集約

アイコムプロダクト

IC-2300

144/430MHz FM 車載機

IC-2300(1985年)

本製品によりデュアルバンダーの名称が定着した。
144MHz/430MHzを1台でカバーするデュアルバンドモービル機のブームを作った。

IC-A2

輸出用航空無線 VHF 携帯機

IC-A2(1985年)

アイコム初のエアバンド機の第1号機、送信出力はPEPで4.8Wを実現。
後に航空用ナビゲーションシステムのVORを受信できるIC-A20へと発展した。

IC-1271

1200MHz オールモード 固定機

IC-1271(1985年)

世界初、ATV機能搭載。
ATVの連続送信に対応するために専用設計のパワーモジュールSC-1040を採用。
また、大容量のCPUと外付けRAMユニットを搭載した。

IC-H16T

輸出用業務無線 VHF帯 FM 携帯機

IC-H16T(1985年)

ヨーロッパで使われている5トーンシステムを採用し、多様なトーンシステムに対応した携帯機。
爆発的な販売台数を記録した。

IC-275

144MHz オールモード 固定機

IC-275(1986年)

新開発のDDS方式によるシンセサイザーを搭載。
データ通信のPACKET、AMTOR等にも対応する送受信の高速切替スピードを実現した。

IC-μ2 / IC-μ3

IC-μ2: 144MHz FM / IC-μ3: 430MHz FM 携帯機

IC-μ2 IC-μ3(1987年)

コンパクトボディながら単三形乾電池仕様でオートパワーセーブ機能搭載し、ロングライフ運用を実現。
当時流行したスキー映画で主人公も使った大ヒット機。

IC-3MR

マリンレーダー

IC-3MR(1988年)

アイコム初のマリンレーダー。コンパクトで簡単操作を実現した。

IC-900

28MHz/VHF/UHF FM 車載機

IC-900(1987年)

アマチュア無線業界で初めてデータ伝送部に光ファイバーケーブルを採用したスーパーマルチバンダーシステム。
電波の回り込み防止に威力を発揮した革新モデル。

IC-780

HF+50MHz オールモード 固定機

IC-780(1988年)

アイコム伝統の前面ディスプレイモデルの礎となる、5インチCRT、スペクトラムスコープ、DXerにとって必須のデュアルワッチなどを備え、当時として最高の仕様・性能を誇るHF固定機となった。

IC-4001

特定小電力9ch 携帯機

IC-4001(1991年)

それまでの常識を破る、驚きの手のひらサイズの小型・軽量を実現した特定小電力トランシーバー。

IC-4003

特定小電力9ch 携帯機

IC-4003(1992年)

特定小電力無線機のブランドネーム「Withcall」の初代となった機種。
携帯性をアップさせる収納アンテナタイプ。
呼び出し音をリンガー音で知らせる機能を搭載。

1994年~ 新たなる可能性を追求

ならやま研究所新設(1994年)

中・長期の開発力強化を目的に1994年ならやま研究所を新設。設計部門より一歩先の要素技術の研究に取り組み、さらに開発力を強化した。アマチュア無線のデジタル方式D-STARに準拠した初の無線機 ID-1はこの研究所で開発された。
この時期には日本企業初、アイコムは米国国防総省との間でトランシーバーの納入契約を締結。
厳正で過酷な様々なテストをクリアして、アイコムのIC-F3Sがもっとも優れた無線機として認められて採用された。その他にも各国の公的機関や施設での納入実績を残した。
また、業容も無線通信で培った高周波技術を活かし、無線ネットワークの新規分野にも進出し拡大した。

アイコムタイムライン
 

1994年 ならやま研究所新設(奈良県奈良市)
1995年 和歌山工場内に配送センターを移転
1997年 アイコムスペイン設立(スペイン・バルセロナ)
1998年 アジアアイコム設立(台湾・台北市)
米国国防総省と無線機納入契約を締結
無線LAN市場参入
ISO9001認証取得
1999年 アイコム情報機器株式会社設立
2000年 本社を大阪市平野区に新設・移転し、旧本社を加美東事業所と名称変更
2001年 東京証券取引所、大阪証券取引所第1部に上場
2003年 ISO14001認証取得

アイコムプロダクト

IC-820

144/430MHz オールモード 固定機

IC-820(1994年)

2波同時受信をはじめ、サテライト通信機能を搭載。
SSB/CWで-19dBμの驚異の受信感度を実現した。

IC-706

HF/50MHz/144MHz オールモード 車載機

IC-706(1995年)

マルチバンダーのデファクトスタンダードとなり、大ヒット製品となったHF+50MHz+144MHzを搭載した世界最小モデル。
アイコムの高い広帯域技術を証明した。

IC-775DXⅡ

HFオールモード 固定機

IC-775DXⅡ(1995年)

世界初、DSPを使ったデジタル処理による回路構成により、ノイズの中から信号が浮かびあがるノイズリダクションとオートノッチを搭載した。

MCA7

デジタルMCA無線 車載機

MCA7(1995年)

アイコム初のデジタルMCAの第1号機。視認性に優れた大型表示画面を採用。

MCA22

MCA無線 携帯機

MCA22(1996年)

当時の携帯電話のような洗練されたデザインとした携帯型MCA無線機。

UX-117

データ伝送ユニット

UX-117(1996年)

2.4GHzスペクトラム拡散方式を採用したデータ伝送ユニット。
後に無線LANにも用いられる変調方式をいち早く取り入れた。

IC-F3S

輸出用業務無線 VHF帯 FM 携帯機

IC-F3S(1997年)

信頼性、堅牢性、操作性が認められ、米国国防総省のソルジャーインターコムとして正式採用されたモデル。
23,000セットを納入した。

IC-2800

144/430MHz FM 車載機

IC-2800(1998年)

アマチュア無線機で世界初、表示部に3インチカラーTFT液晶を採用。
外部映像入力端子も装備し、カーナビなどのサブモニターとしても使用できた。

BR-200

ビル間無線LAN

BR-200(1998年)

離れた建物を無線通信で繋ぐアイコム初のビル間無線通信ユニット。
専用有線回線を敷設するコストを不要にした画期的な製品。

IC-756PRO

HF+50MHz オールモード 固定機

IC-756PRO(1999年)

アイコム独自技術の32ビット浮動小数点DSPで、アナログフィルターを不要としたIF DSP搭載モデル。
アイコム伝統の大型ディスプレイにカラーTFTを採用し大ヒット機となった。

IC-UH35ACT

UHF帯 簡易業務 携帯機

IC-UH35ACT(2001年)

輸出向けマリントランシーバーで得た防水のノウハウを業務用無線機に活かし、他社に先駆けてクラス最強のJIS7(防浸形)防水を実現した。

IC-7800

HF+50MHz オールモード 固定機

IC-7800(2003年)

すべてに最高を求めたHFトランシーバー、長年培って来た技術を結集し、IP3+40dBmを実現。
世界のフラグシップ機のベンチマークになった。

AP-5100

ワイヤレスアクセスポイント

AP-5100(2003年)

54Mbps(5.2GHz / 2.4GHz)のデュアル無線LAN(2波同時通信)を実現した。

2004年~ さらなる高みに挑戦

和歌山アイコム株式会社 紀の川工場新設(2009年)

世界的な好景気の中、2007年にアイコムでも過去最高の売上、331億円を記録するなど飛躍の時代を歩んでいた。しかしながら、2008年の米国サブプライムローン問題やリーマン・ブラザーズ破綻により、一転して景気は後退したが、アイコムでは設計部門と販売部門を直結させ、新製品の企画から市場投入までの効率化を目指すことで、この局面を乗り越えていった。
また、成長が期待されていたIP電話関連事業にも進出し、次々と大手通信事業者とパートナー契約を締結し、ワイヤレスルーターやアクセスポイントを供給した。
さらに業務用無線通信機のデジタル化にもいち早く取り組み、米国、欧州、国内の業務用デジタル無線通信機の技術仕様の標準化を推し進め、携帯型、車載型、中継器のシステムで構成したデジタル方式の業務用無線機IDASシリーズを発売した。

アイコムタイムライン
 

2004年 株式会社NTTドコモと「ソリューションクリエイティングパートナープログラム(SCP)」契約を締結
2006年 代表取締役会長に井上徳造、 代表取締役社長に福井勉が就任
2007年 KDDI株式会社とパートナー契約を締結
2009年 和歌山アイコム株式会社が紀の川工場を新設(和歌山県紀の川市)
2010年 ISO27001認証取得
2013年 株式会社ageet及び西日本電信電話株式会社と協業

アイコムプロダクト

ID-1

1200MHz FM DV/DD 車載機

ID-1(2004年)

JARL推奨のデジタル通信方式D-STAR対応を実現した初代モデル。
インターネットと同じプロトコルによりやりとりできる新しい形の通信方式。
この製品からアマチュア無線の新しいデジタル時代が始まった。

SR-5200VoIP

ワイヤレスブロードバンドルーター

SR-5200VoIP(2004年)

NTTドコモと「ソリューションクリエイティングパートナープログラム(SCP)」契約にもとづき、共同企画した第一弾の製品。
050番号IP電話サービスに対応する無線LANブロードバンドルーター。

IC-7000

HF+50+144+430MHz オールモード 車載機

IC-7000(2005年)

ロングセラー機IC-706MKⅡGの後継モデルで、このクラスとしては初めてIF DSPを採用。
上級固定機であるIC-756PROⅢに迫る機能と基本性能を実現した。

IC-VH35シリーズ

国内業務用無線機

IC-VH35シリーズ(2005年)

業務用無線業界で初めて、本体の防水性能を保証(1年間)した。
対象機種はIC-VH35シリーズ、IC-UH401、IC-4800。

IC-R9500

広帯域レシーバー 固定機

IC-R9500(2006年)

広帯域受信技術とDSP技術のすべてを投入。
受信内容の記録など高度な電波監視・分析に必要な性能と機能を備え、官公庁等や海外の電波管理局などでも多数採用された。

IC-D400

デジタル特定小電力 携帯機

IC-D400(2006年)

業界初、LAN/VPN接続して通信する、新しいコンセプトのデジタル無線システム。
IPネットワークに接続した通話エリア拡張方式。
従来の特定小電力トランシーバーでは考えられなかった広域ネットワークを実現した。

IC-M33

国際VHFマリン 携帯機

IC-M33(2006年)

業界で初めて水に浮く無線機。
電池や内部回路の重量を徹底的に見直した結果、ユーザーの念願だった浮く無線機を実現した。

IC-DU55C

デジタル簡易無線 携帯機 免許局

IC-DU55C(2008年)

業務用無線機デジタル時代の幕開けを告げる、国内初の携帯型デジタル簡易無線機。

IC-F3161DT/DS|IC-F5061DT|IC-FR5000

輸出用業務無線 デジタル
(携帯機・車載機・デジタルレピータ)

IC-F3161DT/DS・IC-F5061DT・IC-FR5000(2008年)

6.25kHz 4値FSK FDMA方式を使用したデジタル無線通信システムIDAS (Icom Digital Advanced System)を発表。他社がなかなか対応できなかった米国FCCの極ナロー規格に合致させた。

IC-M604

国際VHFマリン 据置機

IC-M604(2008年)

NMEA(全米船舶用電子機器協会)総会において、権威ある「NMEA賞 無線通信機器部門賞」を受賞した。

ID-31

430MHz FM/DV 携帯機

ID-31(2011年)

全てが新しい、アマチュア無線の新世代を担うデジタルハンディ機。
アマチュア無線機としては初めてmicro SDスロットを搭載した。
D-STARの普及に拍車をかけたヒット製品となった。

IP100H

IPトランシーバー

IP100H(2013年)

無線LANアクセスポイントを中継器として、端末間の同時通話を実現する新機軸の無線機。
あらゆる業種で導入が進んだ。

2014年~ これからの50年に向け、飛躍

和歌山アイコム株式会社 ロボット導入(2019年)

アマチュア無線分野では業界初となる、RF ダイレクト・サンプリング方式を採用したHFトランシーバーIC-7300をリリース。普及機に最高レベルの性能となる高速リアルタイムスペクトラムスコープを搭載、優れたフェーズノイズ特性も実現した画期的な製品となった。また、業務用無線の分野では、IP化の流れに対応した製品開発を進めた。世界的な規模での顧客獲得を目指して、LTE回線を使用した業務用トランシーバーIP500シリーズを投入したほか、さらにあらたなソリューションを創出するためにイリジウム社と協業し、地球上のどの地点からでも通信を確保できる衛星通信トランシーバーIC-SAT100を開発した。
さらなる生産効率の向上を狙い、生産方式についてもロボットが主体になるラインの構築を推進している。

アイコムタイムライン
 

2014年 PURECOM CO. ,LTD設立(中国・広東深圳市)
2016年 IC-A220でFAA(米国連邦航空局)のTSO(航空機搭載品の技術基準書)承認を取得
2017年 代表取締役社長に播磨正隆が就任
株式会社ナビタイムジャパンとIPトランシーバーの動態管理サービスを開始
2018年 紀の川事業所内に集約型リペアセンターを新設
Iridium Communications Inc.と衛星通信トランシーバーシステムの開発で協業
2019年 和歌山アイコム株式会社 有田工場に生産ロボットを導入
2020年 アイコムアジア設立(ベトナム・ハノイ市)
代表取締役会長兼社長に井上徳造が就任

アイコムプロダクト

IC-7851

HF+50MHz オールモード 固定機

IC-7851(2014年)

従来機を遥かに凌ぐ異次元のRMDR特性。
コンテストやDXハンティングで威力を発揮する高速デュアルスコープを搭載。
アマチュア無線界をリードするフラグシップ機。

IC-7300

HF+50MHzオールモード 固定機

IC-7300(2015年)

アマチュア無線機の新時代を担う新技術 RF ダイレクト・サンプリング方式を採用。
これにより高速リアルタイムスペクトラムスコープを実現した。

IP500H

LTEトランシーバー

IP500H(2015年)

業界初、LTE回線で全国をカバーするトランシーバーを発売。
トランシーバーの同報性・即時性を活かしながら、携帯電話の広い通話範囲を実現したIPトランシーバー。

IC-A220 TSO

輸出用航空無線 VHF 据置機

IC-A220 TSO(2016年)

航空機に搭載する部品や機材が満たす安全基準を取り決めた米国航空法に基づく技術基準であるTSOをクリアしたモデル。

IC-7610

HF+50MHz オールモード 固定機

IC-7610(2017年)

RFダイレクト・サンプリング方式を採用。
異なるバンド/異なるモードのデュアルワッチ機能を実現した本格派 HFトランシーバー。

IC-F7010|IC-F7510

輸出用業務無線 VHF帯 P25(携帯型・車載型)

IC-F7010IC-F7510(2017年)

P25 Phase 2対応。カラーLCDを採用し抜群の視認性を実現。
AESの暗号化、IP68防水、MIL 810-Gもクリア。

IC-DPR7

デジタルトランシーバー

IC-DPR7(2018年)

高出力で広範囲をカバーする、登録局対応デジタル簡易無線「DPR」シリーズの最新機種。
トップクラスとなる800mWの大音量を実現。
そのほか最高水準のIP67防塵・防水性能、米国国防省の物資調達基準(MIL-STD-810G)に相当する堅牢性を備えている。

VE-PG4

RoIPゲートウェイ

VE-PG4(2018年)

さまざまな通信機器をシームレスに接続する通信拡張ユニット。
各種無線機やIP電話間の通話に加え、構内放送設備や表示灯との連携も実現。
さらにサイトをまたぐ広域通信も可能にした製品。

IC-DRC1

デジタル小電力コミュニティ無線

IC-DRC1(2018年)

地域コミュニティの安心・安全を守る無線機の標準規格「デジタル小電力コミュニティ無線システム」に対応した製品をいち早く発売。
自治会やサークルなど、防災・防犯用途に限らずコミュニティの連絡用として広く使用されている。

IC-SAT100

衛星通信トランシーバー

IC-SAT100(2019年)

衛星通信を利用した無線機。
衛星間で通信するため、大規模災害で地上のインフラがダウンした場合や、通信インフラの整備されていない山間部や離島などでも安定した通信を確保している。