アイコムのサステナビリティ
サステナビリティについての考え方
当社は、創業からの経営理念である「コミュニケーションで創る楽しい未来・愉快な技術」に込めた想いの実現に向け、無線通信技術を通じて、安全で豊かな社会を支えるソリューションの提供を目指します。
高度化、複雑化した現代社会において、無線通信技術は社会の安全と利便性に大きく寄与しています。当社の製品やサービスは、世界中でさまざまな分野に高度なコミュニケーションを提供することで、その使命を果たしています。
無線通信機器の専業メーカーとして培ってきた無線通信技術とゼロからモノを産み出す創造力を活かし、さらにお客様の要望や期待にお応えする製品とサービスを提供することで、急速に発展していく情報社会の持続的な成長に寄与したいと考えています。
100年企業を目指したサステナビリティ経営
当社は、2023年5月に策定した「中期経営計画2026」のなかで、100年企業を目指したサステナビリティ経営の推進を重点テーマとして設定しました。持続的な成長に向けた取り組みとしてESGに注力するとともに、高利益率を創出する会社基盤の強化を推進することで、サステナブル経営を基としたバリュー・プロポジションの向上を目指しています。
100年企業を目指した事業戦略の推進においては、コンプライアンスや法令順守といったCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)はもちろんのこと、製品やサービスが「グローバルでの社会課題」の解決に貢献するモノづくりという観点を踏まえて取り組んでいきます。
アイコムが取り組む社会課題
サステナブル経営の実現に向け、持続可能な安全で豊かな社会を目指すには、製品の開発・生産だけでなくさまざまな社会課題の解決に向けたチャレンジへの取り組みが必要と考えます。そのため、「中期経営計画2026」では、CSRへの積極的な取り組みとして「安全・安心のためのモノづくりと復興支援」、「資源の有効利用」、「働きがいのある社風つくり」をマテリアリティ(重要課題)として掲げ、KPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)として評価します。
また、「社会とのつながり」という観点からも、ESGへの積極的な取り組みが不可欠であると認識しており、SDGsへの取り組みを推し進めるとともにTCFDやCDPといった各種イニシアチブへの対応など、取り組むべきゴールとして注力しています。
バリュー・プロポジション向上への取り組み
当社は世界中の様々な分野において、高度なコミュニケーションソリューションを提供することで、安全で豊かな社会の実現に貢献しています。
これからも当社はお客様の要望や期待にお応えする製品とソリューションを提供します。
当社の歴史は日本のモノづくりの歴史でもあります。国内生産にこだわり、自社で設計、開発した製品を国内の自社工場で生産する体制は創業時より一貫して変わりはありません。経済環境の変動にも力強く対応できる長年の経験と底力で当社の強みである「Made in Japan」を堅持してまいります。
サステナビリティ推進体制
2023年4月より、経営会議の傘下にサステナビリティ推進グループを設置し、サステナビリティ経営の推進を実行するための体制を整備しました。サステナビリティ推進グループは、全社的なサステナビリティ推進戦略の実行とその進捗管理の役割を担っており、サステナビリティ関連情報の開示拡充に取り組むほか、経営会議を通じて、取締役会に対して定期的にサステナビリティ推進戦略に関する報告を行なっています。
また、サステナビリティ経営を全社的に推進していくために、社内におけるサステナビリティに関する理解促進にも取り組んでいます。事業活動とサステナビリティを結び付けるため、関連各部署と積極的にコミュニケーションを図る取り組みを続けています。