みなさん、このマークを見たことはありますか?

これは「技適マーク」といい、無線機器が、電波法の定める技術基準に適合していることを証明するマークです。無線機器を購入・使用する際には、これがあるかどうかを確認することが非常に重要です。もしも技適マークがない無線機器を使用すると、法律違反となる可能性があります。本記事では、技適の基本情報、確認方法、リスク、そして当社が提供する技適取得済み無線機の特徴について詳しく解説します。無線機選びに役立つ情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

技適とは?

技適(技術基準適合証明)とは、日本の電波法に基づく制度で、無線機器が安全かつ適切に動作することを証明する仕組みです。この制度に適合した無線機器には、技適マークが付与され、日本国内で安心して使用することができます。

技適の役割① 電波干渉の防止

技適取得済み無線機は、周囲の通信機器やサービスに悪影響を与えない設計になっています。

技適の役割② 通信の安全性を確保

法律で定められた技術基準を満たしているため、安定した通信性能を発揮します。

技適マークの確認方法

技適マークは、無線機器のどこにあるのでしょうか。技適マークの確認方法をご紹介します。

機器本体の技適マーク

多くの無線機はこのように、本体の裏側に「技適マーク」が記載されています。

公式サイト、カタログ、取扱説明書での確認

製品購入前に、メーカーの公式サイト、カタログ、取扱説明書で技適取得状況を確認するのも有効です。アイコムの製品ページでは、このように、無線機が技適取得済みであることを明記しています。

総務省の技適検索サイトを活用

総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」サイトでは、技適を取得した製品を検索することができます。メーカー名や技適番号を入力することで、対象機器の技適取得状況を確認できます。

無線機ユーザーにとって技適が重要な3つの理由

無線機を選ぶときには、技適マークの有無確認することが重要な理由を解説します。

法的遵守

技適未取得の無線機を使用すると、日本の電波法違反となります。違反した場合、罰金や使用停止命令を受ける可能性があります。

トラブル防止

技適未取得製品が原因で、他の通信機器に電波干渉を引き起こす場合があります。特に非常通信などの緊急時に使用する無線機器においては、重大な影響を及ぼす可能性があります。

信頼性の確保

技適取得済み無線機は、品質管理が徹底されているため、安定した通信が可能です。

技適マークのない無線機を使うとどうなる?

技適マークのない無線機を使用すると、以下のリスクがあります。

電波干渉によるトラブル

技適未取得の無線機は、近隣の他の無線機器に電波干渉を起こす可能性があります。緊急通信や業務用通信などの重要な通信にも、大きな影響を及ぼす可能性があります。

法的な罰則

違法な電波を監視するため、総務省は電波監視を実施しています。違法な無線機の使用は電波法違反となり、罰金や使用禁止命令が科される場合があります。

参考:総務省 電波利用ポータル|電波監視|不法無線局等の出現数・措置数

中古無線機のリスク

中古無線機や、中古車や中古船を購入した際に既に搭載されていた無線機も、技適未取得である可能性があります。そのため、これらの使用前には技適マークの確認が必要です。

海外製無線機の注意点

海外で購入した無線機は、日本の技適基準を満たしていない場合が多く、違法使用となる可能性があります。

アイコムの無線機はすべて技適マーク付き

当社の無線機はすべて技適を取得しており、日本国内で安心してご利用いただけます。

国際基準に準拠し、一部対象外の製品がございます。

国内生産で安心の品質管理

アイコムの製品は全て国内で生産されています。厳しい基準のもと、国内の自社工場で生産されており、高い品質と信頼性を実現しています。

多用途に対応する幅広い製品ラインナップ

まとめ

技適とは、無線機ユーザーにとって安全で快適な通信を保証する重要な制度です。中古や海外製無線機を安易に使用すると、法律違反や通信トラブルの原因となる可能性があります。当社では、すべての無線機を国内で生産し、技適を取得済みの製品を提供しています。お客様の用途に合わせた幅広いラインナップをご用意しておりますので、ぜひ安心してご検討ください。