IC-705で画像伝送をやってみた

みなさんこんにちは!JP3PBI通称「ノア」です。

移動運用をしようと思ってIC-705を購入したものの、今年は家にこもりがちであまりアクティブになれていませんでした。しかしこの度、ずっと気になっていた「画像伝送」を試すべく秋の生駒山に向かいました。この記事では、IC-705を使った画像伝送の魅力に迫ります。

IC-705なら画像伝送が手軽にできる!?

IC-705の画像伝送するのに必要なものは、基本的に無線機本体と専用アプリ(ST-4001I/A)をインストールしたスマホだけです。スマホで撮った写真を専用の画像トリミングアプリ(ST-4001I/A)で加工し、それをスマホからIC-705に送ればあとはCQを出すだけでOKです。どうですか、簡単そうじゃないですか?

今回は下記2種類の画像を準備しました。先日ゲームセンターでゲットしたぬいぐるみのシナモンちゃんと、私の描いた芸術的な絵です。専用アプリ(ST-4001I/A)で画像に文字が合成できるので、今回はコールサイン「JP3PBI」を合成しました。

ST-4001Iで画像を選択し、コールサインを合成したところ

実際にやってみると、「スマホから画像をIC-705に送る」という部分でつまずきました。
せっかちな私は取説も読まずにBluetooth経由で送ろうとしていたのですが、Bluetoothでは送れないんですね!知らなかった(笑)。ではどんな手段で送れるのかというと、下記の3つの方法があるようです。

  • スマホのテザリング機能を使う
  • モバイルWi-Fiルーターを使う
  • WLAN環境を使う

スマホのテザリング機能はスマホの契約内容によると思いますが、私の場合ゲームもアニメもあんまり見ないので契約しておらず使えませんでした!モバイルWi-Fiルーターは持っておりません!山にWLAN環境はありません!ということで、とても古典的ですがST-4001Iで加工した画像を一旦メール添付でパソコンに送り、SDカードに入れてからIC-705に取り込むという方法をとりました。

これでIC-705に画像が取り込めたー!と思いきや、ここにもひとつ落とし穴が…取り込んだはずの画像がIC-705に表示されません。原因を調べたところ、画質(圧縮率)が高すぎることが原因でした。ST-4001Iで画像加工するだけでは、スマホ撮影の画質は規定値まで落ちないんですね。なので、一度パソコンに取り込んだ画像は圧縮してからSDカードに入れてください(スマホからテザリング機能などを使って直接IC-705に画像を送る場合、画質は規定値まで自動で下がるのでこの作業は必要ありません)。


以下、画像伝送で扱える画像の規定です(取扱説明書より抜粋)。

無線機で使用できる画像について―――――――――――――――――――――――――

ー ファイル形式★1:JPEG(.jpg)
ー 画像サイズ★2 :640×480、320×240、160×120(px)
ー ファイルサイズ:200KB以下
ー ファイル名 :半角23文字(全角11文字と半角1文字)以下(拡張子を除く)
★1 拡張子が「.jpeg」のファイルや、プログレッシブJPEGは使用できません。
★2 画像の縦横比が4:3でも、指定サイズ以外の場合は使用できません。

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※詳細はアイコムホームページ掲載の取扱説明書「画像伝送機能について」をご覧ください。
https://www.icom.co.jp/support/manual/2679/

画像伝送、一気に送る?ラグチューしながらまったり送る?

さぁ、画像も取り込めたところで実際に送信してみましょう。呼び出し周波数で「画像伝送 しますよー!」と呼びかけてみたものの全く反応はなく(笑)、とりあえず事前に約束していたハム友と交信です。画像伝送には音声ありでラグチューしながら画像を送るモードと、DVファーストモードを使った[一括送信]のモードがあります。まずはDV433.360に移動 し、音声ありのモードで送ってもらいました。コンディションにもよると思いますが、音声 ありの画像伝送の場合、1回の受信で画像全体の30%ほどを受信できました。下の写真を ご覧いただくとわかると思いますが、穴だらけでどんな画像を受信したのか全貌がつかめな いですね。これを4~5回繰り返すと、画像のすべてのピースが埋まりました。

音声ありの画像伝送で、1回目の受信が完了した状態。

次に送信です。私は[一括送信]のモードで送りました。さすがDVファーストモード、一括送信は速いです。体感的には音声ありの時の3倍くらいの速さでしょうか?ただ、送っている間、どのくらい送れているかタイムリーに会話できないのが少し寂しいです。「あー来た来た!」みたいなやりとりが意外と楽しかったりするものですね。

また、もう一つわかったことですが、画像伝送中Sメーターの振りが7くらいだと、完全な画像を送るまでに4~5回の送信が必要のようです。私が送った時はSメーターが9まで振っていたようで、一回で完全な画像を送ることができました。

画像送信中の画面。

実際にやってみた感想

やはりスマホのテザリング機能は欲しいですね。スマホのテザリング機能を使えば、移動運用先の景色をその場で送ることができるので、きっともっと楽しいと思います。画像なんてLINEで送ればいいやん~と思っていた私ですが、いつかもっと高い山に登って、遠方の見ず知らずの方と画像を交換してみたいなと思いました。

また、今回画像にはコールサインを合成しましたが、文字合成の部分に「CQ de コールサイン PSE K」と合成して送信すれば、受信した人から画像を送り返してもらえる確率が上がるかもしれないと教えてもらいました!まだまだペーパーハムなので、新しいことを1つするとこのように知識が広がるのが楽しいです。次回画像伝送する際には、SNSなどで事前に画像伝送する旨を呟いてからこの文字合成で画像伝送してみようと思います。みなさんも、どうぞお試しください⭐

 CQ de コールサイン PSE K:「こちらはコールサインです。画像を送ってください」の意味。

ST-4001Iで「CQ de コールサイン PSE K」を合成した画像。合成する文字の書体や色は自由にカスタムできる。

(参考)

使用したリグ:IC-705

アンテナ:ホイップアンテナ

出力:5W

使用したスマホ:iPhone11

運用場所:生駒山(奈良県生駒市菜畑)