IC-705で楽しむ山岳移動運用
IC-705を購入した6m愛好家の筆者と、同じくIC-705を購入した友人と2人で伊豆半島の小高い山の上へ移動運用に行ってきましたので、簡単にレポートしたいと思います。
朝5時頃に車で自宅を出発し途中、都内在住の友人をひろって、首都高速→東名高速→小田原厚木道路→箱根新道→伊豆スカイラインという道のりで途中休憩をはさみながら、伊豆の山を目指しました。
9時過ぎに目的地の登山口駐車場に到着しました。
まずは持ち物の確認から、今回の装備一式を並べてみました。
左から、マルチバッグLC-192とIC-705、LC-192の中にはバッテリーBP-272(予備を含めて2個)、ハンドマイクHM-243、同軸ケーブル、ログ帳、従事者免許証、食料などを入れました。
アンテナ用バッグには、アンテナ用三脚、伸縮ポール、144/430MHz帯八木・宇田アンテナなどを入れました。その他、50MHz帯5エレメント八木・宇田アンテナ、IC-705を設置するためのカメラ用三脚を持ってきました。
これらを担いで徒歩で山頂をめざします。
登山中の一コマ
アンテナ一式がちょっとかさばってつらそうですが、学生の頃にIC-551と鉛バッテリーを担いで山登りした時の事を考えれば、今は無線機とバッテリーが小型軽量になって、ずいぶんと楽になったものだなあと感じました。
30分ほどして山頂に到着しました。
とても景色がいいですね。東方向に相模湾が一望できます。
時刻は10時、景色を眺めるのもほどほどに、アンテナや無線機の設営を始めました。
アンテナが組みあがりました。5エレは大きいですね。もちろん他の登山者に迷惑とならない位置に!
IC-705はカメラ用三脚にセットしました。
30分ほどで設営が完了、早速無線機にアンテナを繋いでワッチ!
おーバンド内が賑わっていますね~やっぱり山の上にくると電波の飛び、受けがよいですね。
50MHz帯SSBのメインストリートとも言える50.200MHz付近でオンエアしたいところですが混雑しています。このような時に空いている周波数を探すのにもIC-705のバンドスコープは役立ちますね。
少し上の空いている周波数でCQを出し始めると5W QRPですが1エリアから途切れなく呼ばれます。1時間ほど運用して約25局と交信したところでお昼ご飯をとることにしました。
一方、友人はもう一台のIC-705で430MHz帯をワッチ!
こちらもかなり賑わっていますね。
遠く7エリアの局も聞こえているようです。
お昼休憩後13時から運用を再開。
再びCQを出し始めるとパイルアップになり途切れなく呼ばれ続けます。ゆっくりとおしゃべりも楽しいですが、パイルアップを捌くのも結構楽しいものです。午後は1時間半の運用で30局ほどとQSOできました。午前と午後合わせて約2時間の運用で合計55局とQSOできました。呼んでいただいた皆様ありがとうございました。
時刻は14時半、日も傾いて少し寒くなってきたので、アンテナや無線機を片付けて下山することにしました。
駐車場に戻ってきたら荷物をそのまま車のトランク入れて、朝来た道をまた帰ります。
帰りの峠道からはこんな素晴らしい景色を眺めることができました。
左から駿河湾、三島・沼津市街の夜景、そして富士山が一望です。
途中、東名高速道路の海老名サービスエリア付近で渋滞に遭遇しましたが概ね順調に帰って来ることができました。
当日は天候にも恵まれ、無理のない行程でIC-705による山岳移動運用を楽しむことができました。
またどこかの山にIC-705を背負って移動運用に行ってみたいと思います。