
Step 1|免許の取得
免許を取得しよう 〜免許取得の方法は2通り、まずは初級(4級)にトライ!〜
方法 1.国家試験を受験して取得

国家試験は全国各地で実施されています
アマチュア無線を楽しむためには免許が必要です。取得方法は国家試験または養成課程講習会の修了試験(第1・2級を除く)のいずれかに合格することです。国家試験といっても、小学生も合格していますので、それほど難しいものではありません。試験会場も全国各地に設けられています。まずは、国家試験受験者のための書籍を入手しましょう。
※詳しくは下記日本無線協会のホームページで確認してください。まずは、国家試験受験者のための書籍を入手しましょう。
方法 2.養成課程講習会を受講して取得

4アマ免許は2日間の講習会でOK
アマチュア無線の知識が全くない方や、数学や物理が苦手という方には、基礎から学べる日本アマチュア無線振興協会(JARD)主催の「養成課程講習会」がお勧めです。初級の4級標準コースは、2日間の講習を受け、修了試験に合格すれば無線従事者免許証を取得することができます。
随時開催中!第4級アマチュア無線技士講習会
詳しくは、下記のいずれかへお問い合わせください。
《主催》
日本アマチュア無線振興協会 TEL : 03-3910-7210
日本アマチュア無線機器工業会 TEL : 03-3944-8611
Step 2|免許証の申請
免許証を申請しよう 〜試験に合格したら次は免許申請です〜
合格したら申請手続きを

国家試験に合格したら、無線従事者免許証の申請手続きを行いましょう。申請が受け付けられると、無線従事者免許証があなたの元へ届きます。この免許証は生涯有効です。JARD主催の養成課程講習会の場合は、受講料に免許申請手数料が含まれており、申請も講習会の主催者が代行してくれます。
Step 3|必要な機器
必要な機器を揃えよう 〜免許申請中に必要な機器と書類を準備〜
開局申請の準備

無線従事者免許証を申請している間に、開局に必要な機器や書類(開局申請書)を揃えておくと、開局申請をスムーズに行えます。開局申請書「アマチュア局個人・社団用開局用紙」はアマチュア無線販売店や日本アマチュア無線連盟(JARL)、インターネットでも購入可能です。また、総務省のホームページから電子申請を行うこともできます。
開局まであと一息!
- 開局申請の準備
▼ - 開局申請
▼ - アマチュア無線局免許状の取得
▼ - 開局!
本格的に楽しむならやっぱり固定機。
ワールドワイドに楽しめるのが固定機の魅力
アマチュア無線をワールドワイドに楽しむためには固定機が必要 です。10W機でも日本国内はもちろん、コンディションやアンテナしだいでは海外局との交信も楽しむことができます。10Wで物足りなく なったら、ぜひ第3級の免許にチャレンジしましょう。送信出力の上限が50Wになるので、アマチュア無線の楽しさが、さらに広がります。
級がアップしたら、
トランシーバーもステップアップしよう!
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アウトドア派のコミュニケーションツールに最適
アマチュア無線の未来を担うD-STAR®という選択
これからの時代はアマチュア無線もデジタル、つまりD-STARです。日本アマチュア無線連盟(JARL)が推奨するデジタル通信(D-STAR®)に対応したトランシーバーの人気が世界各国で上昇しています。
- デジタルならではのクリアな音声。
- インターネットを介した遠距離通信(海外局との交信も可能)。
- スマートフォンやGPSとのスムーズな連携。・・・etc.
デジタルならではの魅力と可能性を秘めたD-STARトランシーバーなら、コミュニケーションの世界が、さらに広がります。
ドライブ好きなあなたにはモービル機がお勧め
モービル機も主流はデジタル(D-STAR®)へ
モービル機もこれからはJARL(日本アマチュア無線連盟)が推奨するD-STARです。デジタルのクリアな音声は、モービル運用(車からの
運用)でも聞き取りやすく快適な交信を楽しむことができます。また、位置情報の送受信が可能な他、テキストや画像を送信することもでき
ます。もちろん、D-STAR機は従来のFM(アナログ)モードにも対応しています。
Step 4|開局申請と運用
開局申請をしよう 〜免許証が届いたら、開局の申請です〜
アマチュア無線局開局の申請

免許証が届いたら、開局申請を行います。開局申請には2つの方法があります。
- 「アマチュア局個人・社団用開局用紙」に必要事項を記入して地方総合通信局に送ります。
- 総務省のホームページから電子申請を行います。
以上の開局申請を行えば、世界で唯一、あなただけのコールサインが記された無線局免許状が届きます。これで、あなたも念願のアマチュア無線デビュー。なお、無線局免許状の有効期限は5年となっています。
さぁ運用してみよう 〜無線局免許状が届いたら、いよいよ運用開始!〜
時計やログブックは開局時の必需品

実際に運用する際には、時計や交信の内容を記録するログブック(またはPCソフト)も必要です。また、自分だけのQSLカード(交信証)を作成して、国内外の仲間と積極的に交換しましょう。
さらに拡がるアマチュア無線の世界と魅力。

コンテストに参加してみよう。
交信そのものを楽しむQSOパーティ形式のものから、世界各国のアマチュア無線家がポイントを競い合う本格的なコンテストまで、多彩なコンテストが毎週のように開催されています。コンテストの情報は、アマチュア無線雑誌やJARLのホームページでチェックしてみてください。

QSLカードを集めよう。
お互いが交信したことを証明するために交換するのがQSLカードです。
美しい写真や凝ったデザインのものも多く、QSLカードの収集もアマチュア無線の楽しみの一つとなっています。

アワードに挑戦しよう。
アワードとは賞状のことで、決められた条件の局と交信しQSLカードを得、申請することで取得することができます。
JARLや海外のアマチュア無線団体はもちろん、クラブ局や個人が発行しているものまで、多彩なアワードが発行されています。

ハムフェアに行ってみよう。
毎年、8月の後半にアマチュア無線のビッグイベント「ハムフェア」が東京で開催されます。
メーカーによる新製品の展示、各種セミナーや記念局の運用、アマチュア無線クラブの参加、ジャンク品の販売など盛りだくさん。
日本各地はもちろん、海外からもアマチュア無線家がやって来ます。
特典いっぱいのJARLに入会しよう。
日本アマチュア無線連盟(JARL)の会員になると、コンテストやアワード、イベントなどアマチュア無線の情報が満載の季刊誌「JARL NEWS」が送られてきます。また、QSLカードの転送サービスを受けることができる他、各地で行われるミーティングや技術講習会に参加したり、インターネットでの会員専用ページを活用できる等、数々の会員サービスが受けられます。
【JARL事務局】一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
〒170-8073 東京都豊島区南大塚3-43-1
会員課(入会受付)TEL 03-3988-8759
業務課(アマチュア局の運用)TEL 03-3988-8749
もっと詳しく知りたい!アマチュア無線 Q&A
- 国家試験と養成課程講習会(第4級標準コース)の費用は?
- 国家試験(4級)の試験手数料は5,100円、日本アマチュア無線振興協会主催の養成課程講習会受講料(無線従事者免許申請手続き料を含む)は、23,150円です。(18歳以下の方は9,850円)
※2020年6月現在の情報です。
- 養成課程講習会と修了試験について詳しく知りたい。
- 授業時間は法規6時間、無線工学4時間、計10時間。修了試験は四者択一で、法規と無線工学それぞれ10問出題され、どちらも6者以上正解すると合格となります。
- アマチュア無線技士4級と3級の違いは?
- 4級は空中線電力が20W以下(HF帯は10W以下)、3級は50W以下となっています。また、4級は10/14/18MHz帯での運用が不可、3級は10/14MHz帯での運用はできません。さらに、4級はモールス信号による通信はできません。
- 無線機以外に必要な設備は何ですか?
- 固定機やモービル機の場合は、アンテナ、無線機とアンテナを繋ぐ同軸ケーブル、DC電源タイプの無線機の場合は外部電源も必要です。さらに、アンテナのタイプにより、タワーやルーフタワー、ローテーター(アンテナを回転させる機器)等が必要になる場合があります。
- 人気のあるバンド(周波数帯)を教えてください。
- 局数が多く、1年を通して安定して国内通信が楽しめる7MHz。10Wでも国内外の遠距離通信が可能な21MHz。ハンディ機やモービル機で開局される方には、144/430MHzが人気です。
- Q符号って何ですか? 主なQ符号を教えてください。
- Q符号とは、アマチュア無線の交信をスムーズに行うための略符号です。良く使われるQ符号は以下の通りです。
QTH(住所や運用場所)、QRA(名前)、QRM(混信)、QRZ(誰か、こちらを呼んでいますか?)、QRT(無線局の運用を止めること)、QRV(無線運用を行うこと)、QSO(交信)、QSL(交信証:QSLカード)
- アマチュア無線特有の言葉を知っておきたい。
- 交信の中で、よく使われる代表的なアマチュア無線用語には、以下のようなものがあります。
コンディション(電波の伝搬状況のこと)、シャック(無線室)、73 -セブンティスリー(さようならの意味。女性に対しては「88」)、FB -エフビー(Finebusiness -素晴らしいという意味)、メリット(了解度のこと)。