中学生向け「トランシーバーを使った防災教材」を開発
当社は、安全・安心でより豊かな社会を創造するために、学校や地域と連携し、未来を担う子供や学生たちの学びをサポートするプログラムを提供しています。
その一環として、全国の中学校で活用いただく教材「トランシーバーを使った防災訓練の教育プログラム」を開発しました。このプログラムは、中学教員向けの教材で、動画教材と免許や資格がなくても交信できるトランシーバー20台をセットにして「授業キット」として各校に無償でお貸出しするものです。
「授業キット」には、アクティビティ用の無線機、教員用の指導マニュアルや生徒用のワークシートなど授業に必要なツール一式を同梱します。また、スマートフォンではなくなぜトランシーバーが災害時に有用なのかの解説や、無線機の使い方を説明する動画も用意します。動画視聴とアクティビティを含め、1コマの授業で完結できる内容です。
「授業キット」のお貸し出しは、教職員様から当社ホームページに設けた特設サイトで受け付けます。
教材の構成について
「防災教育プログラム」は、無線機の解説動画の視聴(9分)から始まり、防災訓練としてのロールプレイング形式のアクティビティ(20-30分)と訓練後のレビュー(5分)を行う3部構成で、1コマ(50分間)で完了する内容です。
防災訓練中の生徒の連絡手段は、チームごとに4台配布されるトランシーバーです。先生も1台持ち、ルール説明などの進行役を担います。
プログラムは最大40人程度が参加できるように組んでいます。生徒たちに課されたミッションは、「避難者の人数や年齢を把握して安全な場所に誘導し、食料を必要分確保すること」です。
そのミッションを完遂するために生徒たちは、避難者を発見するチームと、避難者に必要な食事の情報を集めるチーム、非常食を見つけるチーム、全体に指示をする作戦本部チームの4チームに分かれます。各チームには、「話し方の例」や「必要な情報を記載するメモ欄」が書かれたワークシートを配布します。
その後、先生があらかじめ校舎内に置いておいたA4サイズのカードを探しに、生徒は教室を出ます。カードには任務完遂に必要な情報が、チームごとに記載されています。
カードを見つけると、生徒同士は「こちらAチームです。1階の廊下で大人5人の<避難者カード>を見つけました。大人5人です」、「こちらBチームです。スタート地点の教室でパン30個の<非常食カード>を発見。30個です」「こちら本部です。Aチームは、教室に戻ってください。教室です」といった具合に、連携をとります。
終了後は、参加者全員でレビューを行います。「もし無線機がなかったどうなっていたか?」、「無線機のどんな特徴が役に立ったか?」など、教員が質問を投げかけます。生徒に振り返りの場を与えることで、学習内容の定着を図ります。
