初めて使用する方でも操作簡単、ベテランユーザーも納得の多彩な機能を搭載。
IC-R15は、受信機(レシーバー)を初めて使用する方でも、航空・鉄道・マリンなど様々な無線の受信が楽しめる製品です。かんたんモードを使えば、周波数やモードなどの知識がなくても、誰でも楽々受信することができます。もちろん、2波同時受信や高速スキャンなど、既に受信を楽しまれている方にも満足していただける機能を多数搭載しています。他にもニュースや気象情報の確認など、キャンプや災害時の情報収集などにも活用していただけます。
2つの電波を同時に受信※1して、多彩な情報を収集できる
108~500MHz※2をAM/FMモードでカバーし、エアバンド受信をはじめ、鉄道/船舶、アマチュア無線など多彩な受信を楽しむことができます。さらに、2つの電波を同時に受信※1して、より多くの情報を収集することが可能です。もちろん、FMラジオ放送(WFMモード/Aバンドのみ)の受信にも対応しています。また、Aバンドで受信しながら、もう一方のBバンドでスキャンすることもでき、電波捕捉のチャンスを逃しません。素早く受信態勢に入れるため、スピーディ&効率的なリスニングが可能になります。例えばTWR(タワー)を受信しながらカンパニーラジオを聴くなど、より高度な航空無線の受信にチャレンジできます。
1 V/V、U/U、V/Uの組み合わせでの受信に対応。
2 一部周波数帯を除く。
日本語表示やアイコンで情報が一目瞭然
大型カラーLCDを採用することで、一度に多くの情報を表示することができる優れた視認性を実現しています。さらに、放送局や空港名など受信対象が分かりやすい日本語表示に対応、受信カテゴリーを一目で確認できるグラフィカルなアイコンを採用しました。メモリーチャンネルでは、アイコンを選択してカスタマイズすることもできます。よりスムーズな設定や直観的な操作が可能です。
かんたんモードなら初心者でも受信がラクラク
初めて使用される方でも安心のかんたんモードを搭載。あらかじめ受信対象をカテゴリー別に登録しているため、項目を選ぶだけで、聴きたい無線の周波数に合わせることができます。さらに、よく聴くメモリーチャンネルをお気に入りに登録すれば、より素早く受信態勢に移ることも可能です。
優れた操作性で目的信号に素早くアプローチ
各項目をスムーズに選択できる十字キーを採用し、使用頻度の高いSCANキーやSKIPキーは独立したキーにするなど、優れた操作性を実現しています。視認性の高いカラー表示との相乗効果で、より直観的な操作が可能となり、目的信号に素早くアプローチすることができます。
microSDカードに受信音声を保存できる
2波同時録音が可能なレコーダー機能を搭載し、録音音声をmicroSDカード(市販品)にWAVファイルとして保存できます。録音音声は本体やパソコンで再生することができるので、音声を聞き逃してしまった時も安心です。さらに、音声の再生中でも録音することができます。また、周波数・モード・Sメーター・時刻(ユーザー設定)・などの情報も音声と一緒に記録が可能。空港で録音した音声や情報を家で確認したい場合にも便利です。
Bluetooth®機能搭載で機動力アップ
Bluetooth®機能に対応したイヤホンを使用することができます。煩わしいケーブルから解放され、操作性・機動力を向上します。空港など人が多い場所でも、目立たずに受信を楽しむことができます。
急な雨でも安心して使用できる
防水性能はIPX7※を実現。水しぶきがかかっても、気にせず使える優れた防水性能を実現しています。雨の日の屋外、空港の送迎デッキ、鉄道の駅などでも、気にせずご使用いただけます。
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、受信機として動作すること。
150ch/秒の高速スキャンで電波を素早くキャッチ
スキャンのバリエーションも、さらに充実しています。しかも、150ch/秒(VFOモード時)の高速スキャンを実現。周波数が分からない場合でも、スピーディに電波をキャッチすることができます。
多彩なスキャン機能
- ・全バンドスキャン・バンドスキャン・プログラムスキャン・オートメモリーライトスキャン・メモリースキャン
- ・SKIPスキャン・トーンスキャン・リンクスキャン・グループスキャン・グループリンクスキャン・お気に入りスキャン
空線信号を排除して鉄道無線を快適に受信できる
鉄道無線の受信時、耳障りな空線信号を排除する空線キャンセラー※を装備。快適な鉄道無線の受信を実現します。
空線キャンセラーは、全ての空線信号を検出するものではありません。
音声の出ている信号だけをとらえられる※
スキャン中に制御信号や無変調信号など、目的外の信号だけを自動的にスキップさせ、音声の出ている信号だけをとらえることができるVSC(ボイススケルチコントロール)機能を搭載しています。しかも、各種シグナリング機能と併用することも可能です。
FM/FM-N時のみ
豊富なメモリーを装備
通常メモリー2000ch、スキャンエッジ25組、オートライトスキャン用メモリー200ch、スキップチャンネル100ch、ラジオメモリー500chを装備しています。
USB-Type-C™での充電ができる
本体側面にUSB Type-C™端子を装備。出先でバッテリー不足になった際も、モバイルバッテリーから充電を行うことも可能です※。
エアバンド受信など趣味の場面はもちろん、災害時など電源の確保が難しい場面でも、安心して使用していただけます。
ACアダプター/USBケーブル(受信着側USB Type-C™/市販品)が必要。
運用可能時間※
リチウムイオンバッテリーパック BP-287 3.6V 3120mAh(min) |
約13時間 |
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AF10%歪時、外部スピーカー(8Ω負荷)接続時。
その他の機能
- 周波数シフト機能
- モード/チューニングステップ自動設定機能
- トーンスケルチ/逆トーンスケルチ機能
- オートスケルチ機能
- 選択可能な13種類のチューニングステップ
- スケルチモニター機能
- オートパワーオフ機能
- 電池残量表示機能
- キーロック機能
- RFアッテネーター
- タイマー付きLCDバックライト
- ANL機能(AM/AM-N)
- スキャン一時スキップ機能
- Quickメニュー機能
- AFフィルター機能など
プログラミングソフト<CS-R15(別売)>でチャンネル編集
各メモリーチャンネルの編集から本体の各種セットモードに至るまでパソコン上で簡単にすばやくセッティングできます。
- メモリーチャンネル編集
- プログラムスキャンエッジ編集
- カテゴリー設定
- グループ設定
- プログラムスキャンリンク編集
- グループリンク編集
- ラジオメモリー編集
- 共通設定
(本体のセットモードのセッティング)
CS-R15の対応OSは、Windows®10,Windows®11
※USBケーブル(USB-type-C™/市販品)が必要。
Bluetooth標準規格に適合していても、機器の仕様や設定により、本製品と接続できないことがあり、すべての動作を保証するものではありません。
周波数範囲 | Aバンド/Bバンド |
108.000~253.795MHz |
---|---|---|
BCバンド | FMラジオ:76.000~108.000MHz(Aバンドのみ) | |
モード | AM/FM/WFM(FMラジオのみ) | |
アンテナインピーダンス | 50Ω(不平衡) | |
アンテナ端子 | SMA-J型 | |
受信方式 | ダブルスーパーヘテロダイン | |
中間周波数 | Aバンド |
1st IF:58.050MHz |
Bバンド | 1st IF:57.150MHz 2nd IF:0.450MHz |
|
メモリーチャンネル | 通常メモリー2000ch/スキャンエッジ25組/オートメモリーライト200ch/スキップチャンネル100ch | |
受信感度 ※右記受信感度(typ.)は、各周波数帯における代表値です。 |
AM |
10dB S/N:1kHz/30% |
FM | 12dB SINAD:1kHz/3.5kHz 108.000~249.995MHz:-8dBµ以下(typ.) 250.000~299.995MHz:-3dBµ以下(typ.) 300.000~500.000MHz:-5dBµ以下(typ.) |
|
WFM | 12dB SINAD:1kHz / 52.5kHz 76.000~108.000MHz:0dBµ以下(typ.) |
|
選択度 | AM/FM |
50dB以上 |
WFM | 35dB以上 | |
周波数分解能 |
5/6.25/8.33/10/12.5/15/20/25/30/50/100/125/200kHz |
|
標準バッテリー |
DC3.6V(付属のバッテリーパック(BP-287)を使用時) | |
外部電源 | DC5.0V±5%(USB充電時) | |
接地方式 | マイナス接地 | |
受信消費電流(3.6V時) | 待ち受け時 150mA typ. 受信内蔵SP定格出力時 380mA typ. パワーセーブ時 80mA typ. (FMモード、シングル表示、録音機能OFF、バックライト機能OFF) |
|
オーディオ出力 | 内部SP | 400mW以上(8Ω 10%歪率時) |
外部SP | 120mW以上(8Ω 10%歪率時) | |
オーディオインピーダンス | 内部SP | 8Ω |
外部SP | 8Ω | |
バッテリーライフ時間 |
約13時間 |
|
外形寸法 | 58(W)×116(H)×33.8(D)mm(突起物を除く) | |
重量 | 約260g(本体・アンテナ・付属電池を含む)、約150g(本体のみ) | |
使用温度範囲 | -20℃~+60℃(充電可能な温度範囲:0℃~+60℃) |
付属品
- アンテナ
- リチウムイオンバッテリーパック(BP-287)
- ベルトクリップ(MB-127)
- ハンドストラップ
イヤホン・スピーカー
製品サポート・ニュース
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
---|---|
IC-R15 | 1.79MB |
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
簡易マニュアル | IC-R15 | |
活用マニュアル | IC-R15 | |
補足説明書(CI-Vコマンド説明) | IC-R15 | |
Microsoft Windows11/10用 USBドライバーインストールガイド | USB Driver IC-705/ID-52/ID-52PLUS/ID-50/IC-905/IC-7760/IC-R15/RS-BA1 Version 2 |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|
USBドライバー | IC-705/IC-905/ID-52/ID-50/IC-R15 | Version 1.40 | 2023.12.26 |
USBドライバー | IC-705/IC-905/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS | Version 1.50 | 2024.07.12 |
USBドライバー | IC-705/IC-905/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS/IC-7760 | Version 1.60 | 2024.08.28 |
ファームウェア | IC-R15 | Version 1.02 | 2024.06.06 |
プリセットメモリ | IC-R15 | 231226 | 2023.12.26 |
よくあるご質問
IC-R15
- IC-R15にプリセットメモリーを書き込む方法
-
1. IC-R15のプリセットメモリーは、下記URLよりダウンロードが可能です。
https://www.icom.co.jp/support/drivers/7666/
「ダウンロードサービスのご利用について」をご確認いただき、同意するにチェックを
入れてダウンロードをクリックしてください。
2. パソコンに「R15_JPN_231226.zip」がダウンロードされます。
例)下記のように表示されます。
「ファイルを開く」をクリックするか、「R15_JPN_231226.zip」にカーソルを
合わせてマウス右クリックで「ファイルを開く」を選択してください。
3. 下記のように、「R15_JPN_231226.icf」が表示されます。
※icfファイル内容を閲覧することはできません。
4. IC-R15にてフォーマットされたmicroSDカードをパソコンに挿入する。
パソコンでmicroSDカードを閲覧すると、以下のように「IC-R15のフォルダー」が
表示されます。
5. 「IC-R15のフォルダ―をダブルクリックして、開いてください。
5つのフォルダ―が表示されます。
6. 「Setting」のフォルダーをダブルクリックして開いてください。
フォルダー内にデータが無い場合「このフォルダーは空です。」
と表示されます。
3.の項目でダウンロードされた「R15_JPN_231226.icf」ここに
コピーしてください。
これで、パソコン側の操作は終了です。microSDカードを
安全に取り外してください。
7. IC-R15のmicroSDカードスロットに装着してください。
microSDカードのアイコン表示している。
8. IC-R15の【MENU】キーを短く押すと、「MENU画面」が表示します。
「SET」を選択して【決定】キーを押してください。
9. 「SET」画面が表示されます。
「SDカード」を選択して【決定】キーを押してください。
10. 「SDカード」画面が表示されます。
「設定ロード」を選択して【決定】キーを押してください。
11. 「設定ロード」画面が表示されます。
6.項目でコピーした「IC-R15_JPN_231226」が表示されます。
「IC-R15_JPN_231226」を選択して【決定】キーを押してください。
12. 「ロードしますか? はい いいえ」画面が表示されます。
「はい」を選択して【決定】キーを押してください。
ロードが開始されます。
13. 「ロード完了 再起動してください。」画面が表示されます。
電源を入れなおしてください。
これで完了です。
- 更新日時
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防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |