生産終了品ご注意:このページに掲載されている価格や内容は、作成された当時のものです。
ワイヤレスアクセスポイント
AP-1
AP-1アクセスポイントの機能は、イーサネットのような有線LANから無線通信LANへ情報を転送したり、無線通信LANから逆に有線LANへ情報を転送したりすることにあります。
AP-1が正常に動作していれば、ほとんどのユーザーには意識されません。たとえば、無線通信LANカードがインストールされたラップトップコンピュータを使っているユーザーを考えてみてください。たとえそのユーザーが無線通信で操作しているとしても、コンピュータの使い方は、配線を使ってイーサネットに直接接続する場合とまったく同じなのです。
サーバのディスクドライブのマッピングや、近隣ネットワークへのアクセス、インターネットへのアクセスなど主要な機能はすべて、イーサネットの場合と同じように働きます。
さらに、ユーザーは通常、特別な操作をする必要はありません。モデムを使用した場合、電話回線に接続してダイアルしなければなりませんが、無線通信LANシステムでは、ユーザーはAP-1の有効範囲内にいれば、自動的に接続できます。
標準構成品
AP-1本体
ACアダプター(BC-132)
ユーティリティーディスク(3.5FD)
リアパネル
フロントパネル
- ”power”LEDは、AP1本体に給電されている時に点灯します。
- ”INFO”LEDは、AP-1本体とボタンの状態に応じて、さまざまな情報を提供します。
- ”RADIO”LEDは、無線LANを使用して通信が行われていることを示すも のです。”air rx”LEDは、AP-1がUX-136を介してデータを受信したときに点灯し、”air tx”LEDは、データを送信したときに点灯し ます。
- ”LAN”LEDは、LANへの接続状態を示します。
”lan link”LEDは、10base-Tモード(ツイストペア)でLANハブとAP-1の接続が正常に行われている時に点灯します。ただし、10base-2を使用して接続している場合、このLEDは点灯しません。”lan busy”LEDは、LAN上にデータがある時に点灯します。”lan busy”LEDは、無線通信LANが情報を使用しているかどうか に関係なく、LAN上で何らかの作業が行われていることを示します。そのため このLEDは、通信範囲内に使用中の無線通信ステーションがない場合でも点滅 することがあります。
- ”alert”LEDは、フラッシュメモリーの初期化や更新など、特別な動作が行われていることを示します。”alert”LEDが点灯したままの時は、エラー状態を示しています。
- AP-1本体前面にある「ボタン」は次のページに示す各機能のために使用します。このボタンはロックタイプではなく、指を離すとすぐに元の位置に戻ります。
コネクター部
有線系 | 10BASE-T、10BASE-2(10Mbpsイーサネットに対応) |
---|---|
無線系 | PCカードスロットに接続した無線PCカードを介して、無線ネットワークに接続(データ速度:2Mbps) |
コントロール系 | シリアルポート(RS-232Cクロスケーブルで接続)(オプション機能設定用) |
一般仕様
使用温度条件 | 0~+50℃ |
---|---|
入力電圧 | DC9~18V(DC12V標準) ※付属品:BC-132(DC12V±5%、1A)で供給 |
消費電力 | 9.3W |
外形寸法 | 215(W)×28(H)×148(D)(突起物を除く) |
重量 | 約850g |
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
---|---|
IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
---|---|
IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |