見やすく、使いやすく。多彩な機能で運用の可能性を広げる、次世代デュアルバンドモービル。
ID-5200は、144/430MHzをカバーする次世代デジタルトランシーバーです。タッチ操作対応の大型カラーディスプレイを採用。さらに、バンドの状況が一目で分かるウォーターフォール表示を装備することで、優れた視認性と操作性を実現しています。
また、ターミナルモード/アクセスポイントモードやDVレピータモニター等、D-STAR®の機能も充実。ファームアップによりAPRSにも対応予定です。さらに、ID-5200はWi-Fi®/Bluetooth®機能も搭載しています。Wi-Fi機能でインターネットに接続して、ターミナルモード/アクセスポイントモードをより手軽に運用することが可能です。スマートフォンともワイヤレスで接続でき、アプリケーション等も快適に使用できます。そのほか、DV/DVを含む完全2波同時受信にも対応し、効率的な運用を実現します。
車内設置例※
視認性に優れたタッチ操作対応の
大型カラーディスプレイ
IC-705やIC-7300MK2と同じサイズの<4.3インチ>の大型カラーディスプレイを採用しています。また、タッチ操作にも対応しているため、周波数やモードをはじめとした各種項目をスピーディに設定することが可能です。さらに、周囲の明るさに合わせて、液晶のバックライトを最適な輝度に調整する自動調光機能や、夜間や暗い場所でのキー操作を容易にするキーバックライトを装備。視認性が大幅に向上し、多彩な情報をより素早くご確認いただけます。
車内設置例は、マウントベース MBF-1〈オプション〉とコントローラーブラケット MBA-20〈オプション〉を使用。
2バンド独立ダイヤル
優れた操作性を実現する2バンド独立のダイヤル
メインダイヤルはもちろん、ボリューム、スケルチツマミを、左右対称を基本として配置。チューニングをはじめとした各種操作をスムーズかつ直感的に行うことが可能です。また、使用頻度の高いメニューやファンクション、クイック等を物理キーとすることで、スムーズな操作を実現しています。
タッチアシスト機能表示例
車内での操作をサポートするタッチアシスト機能
メイン側のダイヤルをプッシュすると、タッチアシスト画面が表示されます。バンド、モード、TS(チューニングステップ)等、よく使う項目が大きく表示されるため、より確実に選択、設定することが可能になりました。
バンドの状況が一目瞭然、ウォーターフォール表示
受信信号の履歴を時系列で確認できるウォーターフォール表示を装備。信号の位置、バンドの状況、空き周波数の情報を、より詳細に知ることができます。センターモード、FIXモード、スクロール(FIX)モードの設定が可能です。
センターモード
現在の受信周波数を中心に、一定範囲内の受信信号を表示します。
FIXモード
「FIXモードセンター周波数」で設定された受信周波数を中心とし、一定範囲内の受信信号を表示します。
スクロール(FIX)モード
「FIXモードセンター周波数」で設定された受信周波数を中心とし、一定範囲内の受信信号を表示する受信マーカーが表示範囲を超えた場合、スクロールして表示します。
メモリースコープ表示例
メモリースコープ機能を実現
設定チャンネルを中心に、前後15チャンネル<計31チャンネル>、または前後20チャンネル<計41チャンネル>の受信状況を同時に表示するメモリースコープ機能を実現(メモリーモード/DR機能時)※。スコープだけでなく、ウォーターフォール表示にも対応しています。
メモリースコープはセンターモード固定動作となります。
ターミナルモード/アクセスポイントモード等D-STAR®の機能充実
ターミナルモード/アクセスポイントモード対応
レピータにアクセスできない場所からでも、Wi-Fi機能でインターネット回線に接続して、D-STAR通信が可能です。最寄りレピータの利用状況やロケーションに左右されずにD-STARをお楽しみいただけます。
また、グローバルIPアドレスが割り当てられていない環境でも、ターミナルモード/アクセスポイントモードの待ち受け運用が可能です※。これにより、より手軽で、自由度の高い、D-STARの運用を実現します。
すべての呼び出しに対して受信できることを保証するものではありません。グローバルIPアドレスが割り当てられていて、ポート開放が可能な環境では、UDPホールパンチ設定を OFFにしてご利用ください。
ターミナルモード
アクセスポイントモード
DVレピータモニター機能表示例
DVレピータモニター機能搭載
D-STAR®でエリアCQ(ゲート越え通信)をする際、相手先のレピータの様子をモニターできる、DVレピータモニター機能を搭載。インターネット経由でエリアCQを出すレピータにアクセスし、実際にワッチして状況を確認できるため、交信が終了するタイミングを把握することが可能です。国内だけでなく、海外のレピータのモニターにも対応しています。また、モニター中でも、最寄りレピータの受信が優先されるため、自局の呼出しを聞き逃すこともありません。
画像の送受信表示例
ID-5200本体のみで、画像の送受信が可能
ID-5200本体のみで、保存した写真の送受信、閲覧が可能です。スマートフォンで撮影した写真はWi-Fi®/Bluetooth®機能でID-5200に送ることができます。
Wi-Fi接続イメージ
スマートフォンやPCとWi-Fi®/Bluetooth®機能で接続可能
Wi-Fi®/Bluetooth®機能による接続に対応しています。Wi-Fi機能でインターネットにアクセスして、ターミナルモード/アクセスポイントモードをより快適に運用することが可能です。スマートフォンともワイヤレスで接続できるため、コントロールソフト、画像トリミングソフト等の使用時に活躍します。また、オプションのBluetooth®骨伝導ヘッドセットS9等と組み合わせて、より軽快な運用を実現します。
APRS<Automatic Packet Reporting System>に対応※
APRS運用イメージ
パケット通信を応用して、位置情報やメッセージ、気象データ等をリアルタイムで送受信できる通信プロトコル、APRSに対応します※。なお、KISSモードに関しては既に対応しており、PCからのAPRS運用が可能です。
ファームアップで対応予定
DV/DVを含む完全2波同時受信を実現
受信部はMAIN/SUBで独立した同一の受信回路を搭載。FM/FM、FM/DVだけでなく、DV/DVを含む完全2波同時受信に対応しています。2つの周波数/モードの音声を同時に聞くことが可能です。D-STARの2つのレピータで受信したり、交信中に他のレピータを受信したりする等の運用を実現します。
DV-DVの表示例1
DV-DVの表示例2
FM(APRS)-DVの表示例
ターミナルモードと通常の運用のデュアル運用
V/UHFのエアバンド等、多彩な受信に対応
VHFはもちろん、UHF(225~400MHz)のエアバンド受信に対応しています。もちろん、エアバンドでもV/V、U/U、V/Uの2波同時受信が可能です。交信だけでなく、多彩な受信も楽しむことができます。
V/Vエアバンド受信表示例
V/Uエアバンド受信表示例
高精度GPS(GNSS)レシーバーを装備
サブメーター級の高精度測位を実現する「みちびき」に対応した、GPS(GNSS)レシーバーを搭載。精度の高い自局位置を表示、位置情報を送信することができ、APRS/D-PRSで威力を発揮します。そのほか、位置情報自動応答機能、GPSログ機能、最寄りレピータ自動リストアップ機能等、多彩な機能を実現しています。
自局の位置情報
最寄りレピータ
コントローラー背面
車内の状況に応じて、柔軟な取り付けが可能
オプションのコントローラーブラケットMBA-20、マウントベースMBF-1等を使用して、車内への取り付けが可能です。そのほか、本体ドッキング用のブラケットや据え置き用のブラケット等、多彩なオプションもご用意しています。さらに、AMPSホールやカメラの三脚ネジ(1/4インチ)にも対応しており、車内の状況に応じて、取付方法を柔軟に選択いただけます。
ノイズキャンセリングマイクロホン<HM-209/オプション>に対応
DSP技術により、騒音や風切り音を自動的に軽減。聞き取りやすい自然でクリアな音声を実現します。
充実した各種メモリーを搭載
- メモリー1000ch、スキップ100ch、コール4ch(2×2バンド)、レピータリスト2500ch、相手局コールサインリスト300ch、GPSメモリー300ch、プログラムスキャンエッジ2ch×25組を装備。ヘビーユーザーにも十分なメモリー数を確保しています。
その他の機能
- PCやスマートフォンとUSB Type-C™接続が可能。
- microSDカードスロットを装備。送受信履歴や録音データの保存が可能。
- CSVファイルを直接読み込める等、便利なメモリー管理機能。
- 周波数/受信モード/コールサインのスピーチ機能。
- プログラミングソフトウェアの無償ダウンロードが可能。 など
フロント/リアパネル
本体前面
本体背面
運転中は画面の注視、スマートフォンの操作等はせず、安全運転を心がけてください。
一般仕様
| 周波数範囲 | 送受信 |
・FM/FM-N/DV 144.000~146.000MHz 430.000~440.000MHz |
|---|---|---|
| 受信 |
・FM/FM-N/DV 137.000~174.000MHz 225.000~253.795MHz 255.000~261.995MHz 266.000~270.995MHz 275.000~380.195MHz 381.325~411.995MHz 414.400~550.000MHz ※255~374.995MHzはFM/FM-Nのみ
118.000~143.995MHz 225.000~253.795MHz 255.000~261.995MHz 266.000~270.995MHz 275.000~380.195MHz 381.325~399.995MHz |
|
| モード | F1D/F2D/F3E/F7W | |
| 使用温度範囲 | -10℃~+60℃ | |
| 周波数安定度 | ±2.5ppm (-10℃~+60℃/25℃を基準とする) | |
| アンテナインピーダンス | 50Ω不平衡 (M型) | |
| メモリーチャンネル |
メモリー1000ch、スキップ100ch、コール4ch(2×2バンド)、レピータリスト2500ch、相手局コールサインリスト300ch、GPSメモリー300ch、プログラムスキャンエッジ2ch×25組 |
|
| 電源電圧 | DC13.8V ±15%(外部電源端子) | |
| 消費電流 | ・待ち受け時 1.2A ・受信時最大 1.8A(2波同時受信時、外部SP、8Ω、AF最大) ・送信時最大 ID-5200:7.5A ID-5200D:13.0A |
|
| 重量 | 本体:約1.28kg コントローラー部:約260g |
|
| 外形寸法 | 本体:150.0(W)×40.0(H)×171.5(D)mm(突起物含まず) コントローラー部:163.0(W)×83.5(H)×24.1(D)mm(突起物含まず) |
|
送信部
| 送信出力 | ID-5200:20W/10W/2W ID-5200D:50W/15W/5W |
|---|---|
| 変調方式 | FM、FM-N:FMリアクタンス変調 DV:GMSKリアクタンス変調 |
| 最大周波数偏移 | FM:±5.0kHz FM-N:±2.5kHz |
| スプリアス発射強度 | -60dBc以下(スプリアス領域/帯域外領域) |
| マイクロホンインピーダンス | 600Ω |
受信部
| 受信方式 | ダブルスーパーヘテロダイン方式 | |
|---|---|---|
| 中間周波数 | A-BAND | 1st IF:58.05MHz、2nd IF:450kHz |
| B-BAND | 1st IF:57.15MHz、2nd IF:450kHz | |
| 受信感度 (スプリアスポイントは除く) |
<FM/FM-N(12dB SINAD)> | -15dBµ以下 |
| <DV(1% BER)> | -15dBµ以下 | |
| <FM/FM-N(12dB SINAD)※> |
137.000~143.995MHz/ -10dBµ以下 144.000~159.995MHz/ -10dBµ以下 160.000~174.000MHz/ 0dBµ以下 225.000~249.995MHz/ 0dBµ以下 250.000~299.995MHz/ -10dBµ以下 300.000~374.995MHz/ 0dBµ以下 375.000~399.995MHz/ 0dBµ以下 400.000~499.995MHz/ -10dBµ以下 500.000~550.000MHz/ -5dBµ以下 ※アマチュア帯を除く |
|
| <AM (10dB S/N)※> |
118.000~136.995MHz/ 0dBµ以下 137.000~143.995MHz/ 0dBµ以下 225.000~249.995MHz/ 10dBµ以下 250.000~299.995MHz/ 0dBµ以下 300.000~374.995MHz/ 10dBµ以下 375.000~399.995MHz/ 10dBµ以下 ※アマチュア帯を除く |
|
| スケルチ感度 (スプリアスポイントは除く) |
-18dBµ以下(Threshold) | |
| 選択度 | FM:60dB以上 FM-N:55dB以上 DV:50dB以上 |
|
| スプリアス妨害比 | 60dB以上 | |
| オーディオ出力 | 2.0W以上(8Ω負荷、10%歪率時) | |
| オーディオインピーダンス | 8Ω(外部スピーカー) | |
※定格はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)測定法によります。
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
おもな付属品
- ハンドマイクロホン HM-232
- DC電源ケーブル
- コントローラーケーブル(約3.5m) など
マイクロホン
ヘッドセット
外部スピーカー
マウントブラケット
ソフトウェア
データ通信ケーブル
ケーブル
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
| IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
|---|---|
| IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
| IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
|---|---|
| IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
| IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
| IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
| IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |






