構築例
新チャンネルのW56を含め、多数のチャンネルを実装
電波法令の改正により、新チャンネルとして追加されたW56チャンネルに対応※1。20M帯域幅モードの5GHz帯(W52/W53/W56)19ch+2.4GHz帯13chに加え、40M帯域幅モードの5GHz帯2ch+2.4GHz帯※2 9chと、多数のチャンネルを使って快適に通信できます。トラフィックの多いチャンネルを避けることで、相互干渉や通信の遅延を避けることが可能です。
※1 電波法令により、W52/W53のチャンネルは屋内でのみ使用できます。
※2 2.4GHz帯を利用して複数のネットワークを設置する場合、相互干渉を避けるため4チャンネル以上離す必要があります。
IEEE802.11nに対応し、300Mbps(理論値)※を実現
複数のアンテナを使用し、同時にデータ送受信が可能なIEEE802.11n規格に準拠しています。40M帯域幅モードで最大300Mbps(理論値)の高速かつ安定したデータ通信が可能です(20M帯域幅モードでは最大130Mbps)。もちろん、従来規格のIEEE802.11a/b/gにも対応しています。
※ AES以外の暗号化を使用すると、通信レートは最大54Mbps(理論値)に制限されます。
高レベルなセキュリティ(IEEE802.1X/WPA/WPA2/WPA-PSK/WPA2-PSK)
強力なセキュリティ規格であるWPA/WPA2(TKIP/AES)や、WPA-PSK/WPA2-PSK/IEEE802.1Xに対応。洗練されたアクセス制御とユーザー識別により、高度なセキュリティを確保できます。また、従来のMACアドレスセキュリティ機能に加え、WEPによる暗号化機能にも対応しています。
ギガビットイーサネットに対応
有線LANは、理論値1Gbpsとなる1000BASE-Tに対応しているので、高速化した無線通信速度を損ねることなく通信することができます。また、1000BASE-T/100BASE-T自動識別、MDI/MDI-Xの自動識別に対応しています。
各部名称
無線LAN部(802.11a/n準拠(5GHz帯))
サポート規格 | IEEE802.11n準拠(W52/W53/W56対応) <国内標準規格> ARIB STD-T71 |
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伝送方式 | 直交周波数分割多重方式(OFDM) 単信 |
使用周波数範囲 | 5GHz (全19ch:36.40.44.48.52.56.60.64.100.104.108.112.116. 120.124.128.132.136.140ch) |
通信速度 | 300Mbps/54Mbps(理論値) |
無線LAN部(802.11b/g/n準拠(2.4GHz帯))
サポート規格 | IEEE802.11b/IEEE802.11g準拠 <国内標準規格> ARIB STD-T66 |
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伝送方式 | (IEEE802.11b)直接スペクトラム拡散方式 単信 (IEEE802.11g/n準拠)直交周波数分割多重方式(OFDM) 単信 |
使用周波数範囲 | 2.4GHz(全13ch:1~13ch) |
通信速度 | (IEEE802.11b準拠)11Mbps(理論値) (IEEE802.11g準拠)54Mbps(理論値) (IEEE802.11n準拠)300Mbps(理論値) |
最大伝送距離(見通し) | 室内:約30m オープンスペース:(IEEE802.11b)約70m、(IEEE802.11g)約30m AP-80とSE-80間の通信では802.11nドラフト(2.4GHz帯、5.6GHz帯)で約100m |
無線LAN部共通仕様
セキュリティ | WPA2、WPA、WPA-PSK、WPA2-PSK、IEEE802.1X/EAP、WEP(64/128/152bit) |
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送信出力 | 10mW/MHz以下 |
アンテナ | デュアルバンド対応アンテナ(アンテナ数3) |
有線LAN部
サポート規格 | IEEE802.3準拠(10BASE-T) IEEE802.3u準拠(100BASE-TX) IEEE802.3ab準拠(1000BASE-T) |
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インターフェイス | RJ-45型×1 |
プロトコル | TCP/IP |
シリアルポート部
サポート規格 | RS-232C準拠 |
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インターフェイス | RJ-11型×1 |
一般仕様
本体設定 | Webブラウザ/TELNET(WPS搭載予定) |
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電源 | ACアダプター:DC12V±10% 最大約0.7A (付属のACアダプターはAC100V±10% 50/60Hz 最大約13W) |
消費電流(参考値) | <ACアダプター>0.7A 最大 |
使用温度範囲 | 0℃~+40℃ (結露しないこと) |
外形寸法 | 190(W)×140(D)×40(H)mm (突起物を除く) |
重量 | 約570g(本体のみ) |
付属メニューソフト 対応OS |
Windows Vista®、Windows® XP、Windows® 2000、Windows® Me、Windows® 98SE |
・ IEEE802.11a(J52、W52、W53)は電波法により屋内使用に限定されます。W56は屋外での使用が可能です。
・ 記載している通信距離は通信環境により異なる場合があります。
・ 記載している通信速度は理論最大値ですので実効速度は通信環境により異なります。
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
おもな付属品
- アンテナ(3本)
- ACアダプター
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
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接続ガイド | SE-80 | |
取扱説明書 | SE-80 | Ver 2.07 |
ご注意と保守について | SE-80 |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|
ファームウェア | SE-80 | Version 2.17 | 2018.01.23 |
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |