VE-SW8 は、8ポートの1000BASE-T PoE と 2ポートのギガビットRJ45/SFP光ケーブルコンボポートを実装、レイヤー2プラス対応インテリジェントPoEスイッチングハブです。小規模から中規模のオフィスなどにシンプルで強固なネットワーク構築を実現します。
1000BASE-T PoE/PoE+準拠LANポートを8ポート実装
PoE/PoE+ に準拠した8つの PoE ポートは、合計120W(各ポート最大30W)の給電に対応。消費電力の大きい機器にも安定した給電が可能です。また、PoE認識機能は、接続された機器がPoEに対応しているか自動的に判別。アクセスポイントやIPカメラなどのPoE対応機器を容易にネットワークに追加できます。
1000BASE-T RJ45/SFP光ケーブルコンボポートを2ポート実装
充実したレイヤー 2プラス対応インテリジェント管理機能
本製品はレイヤー2プラス対応インテリジェント管理機能を搭載し、効率よくネットワークを構築・運用できます。IEEE 802.1Qに準拠した高度な VLAN 機能は、最大4000件のVLAN を構成。さらに、8つの物理キューQoS、IPv4/v6マルチキャストフィルタリング、ネットワークループを回避するラピッドスパニングツリー、VLANとスパニングツリーを統合するマルチプルスパニングツリーなど充実した管理機能を搭載しています。
高度なセキュリティ機能
高度なセキュリティ機能がネットワークを保護します。HTTPS/SSHによるログインは安全なリモートアクセスを提供。IEEE802.1X認証、RADIUSサーバー認証をサポートします。また、IPアドレスやMACアドレス、ポート番号ごとに接続を制限できます。
PD アライブチェック
PDアライブチェック機能は、IPカメラや無線LANアクセスポイントなどの受電デバイス(PD)を定期的に監視。応答がない場合にはPoE電源を入れ直し、受電デバイスを再起動できます。
19インチサーバーラックに対応
本製品には取付用アングル金具が付属し、1Uの高さで19インチサーバーラックへ収納できます。また静音性、耐久性に優れたファンレス設計を採用しています。
その他の機能
PoE機能
- 電源供給検出機能
- PDアライブチェック
- PoE 有効化/無効化(ポート毎)
- 過負荷保護(ポート毎)
- スケジュール設定(ポート毎)
レイヤー2機能
- オートネゴシエーション
- オートMDI/MDIX
- フロー制御
- スパニングツリー(STP/ RSTP)
- タグVLAN/ポートVLAN
- ストーム制御
- ジャンボフレームサポート
QoS機能
- DiffServ(RFC2474)
- IEEE802.1p準拠(CoS)
セキュリティ機能
- レート制限
- ユーザー管理権限(15レベル)
- ACL(アクセスコントロールリスト)(L2/L3/L4)
- RADIUS
- HTTPS & SSLセキュア通信
- SSH v2.0
- MAC/IPフィルター
管理機能
- WEBベースマネジメント
- ファームウェアアップデート
- デュアルファームウェアイメージ
- コンフィグレーション ダウンロード/アップロード
- SNMP(v1/v2c/v3)
- RMON(リモートネットワーク監視)(1、2、3、9 グループ)
- DHCP(Client/Relay/Server)
- システムイベント/エラーログ
- NTP
一般仕様
電源電圧 | 100~240V AC 50/60Hz |
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寸法(H×W×D) | 44 × 330 × 210 mm |
重量 | 約 2.35kg |
ユーザーインターフェース | Power、PoE、Link/Act、SFP |
動作環境 | 温度範囲 0~50°C、湿度 10~90%(結露しないこと) |
インターフェイス
10/100/1000BASE(RJ45)ポート | 8ポート |
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100/1000BASE-X(SFP)/1000BASE(RJ45)コンボポート | 2ポート |
コンソールポート(RJ45) | 1ポート |
システムパフォーマンス
パケットバッファー | 4Mbit |
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MACアドレステーブルサイズ | 8K |
スイッチングキャパシティ | 20Gbps |
フォワーディングレート | 14.88Mbps |
PoE機能
対応規格 | IEEE 802.3 af/at |
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PSEポート数 | 8ポート |
最大容量 | 120W(45°C時)(各ポート最大30W) |
PoEモード | Bモード(4&5 DC+、 7&8 DC-) |
関連資料
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |