デジタル/アナログ共用機
デジタル方式のほか、アナログ方式にも対応。従来のアナログ方式でのシステムに組み込むことも、新たに高機能なデジタル通信システムを構築することも可能です。なお、以下に記載の機能群はデジタルモード時のものです。
ユーザーコード通信
複数の通話相手と同じユーザーコード(UC、63種類)を設定するだけで、簡単に通話グループを構成できます。
緊急呼び出し機能(エマージェンシー)
迅速な連絡が必要なとき、指定した通話チャンネルに設定されている局に、緊急信号を送出。相手に「緊急」表示と警告音で通知します。(機能説明動画)
選択呼び出し
効率的な情報伝達をサポートする3種類(一斉/グループ/個別)の選択呼び出しに対応しています。
多彩なデータ送信機能
GPSデータ送信※のほか、ステータス番号を送出することで予めセットしたステータスを伝えるステータス通信、予めセットした短文を送信するショートメッセージ通信と、多彩なデータ送信機能を搭載。また、ベアラモード通信・ロングデータモード通信では、データ端末装置などの機器を外部機器接続ケーブルに接続し、非音声データ・長文テキストの伝達も可能です。
- ※別売りのGPSユニットが必要です。
ARIB標準規格T102に準拠。
テキストや非音声データの送信が可能。
業務遂行に役立つ、緊急連絡用諸機能、着信履歴機能、秘話機能などを搭載。
防塵・防水仕様(IP54)、堅牢な筐体。
マイクハンガー機能
マイクロホンをマイクハンガーにかけることで、スキャン・スケルチ・音量操作・強制終話の各機能を動作させるように設定できます。
その他の機能
- モニター機能
- キーロック機能
- 強制終話機能
- スキャン機能
- 呼び出し音機能
- 呼び出しメロディー機能
- 最小音量設定機能
- 電界強度表示
- 秘話機能
- 履歴(着信、メッセージ、ステータス)
- 送信出力可変(2段階)
- マイクゲイン調整
- 各種ビープ音設定(キー操作音、送信モニタービープ、終話信号受信音)
- 各種表示設定(文字サイズ、LCDコントラスト、バックライト)
- 外部SP接続設定
- 12V/24V電源対応 など
運用上のご注意
当無線機を使用するには、電波法に従い総合通信局に免許申請し、免許を受ける必要があります。
変調方式 | デジタル | 4値FSK変調 |
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アナログ | 可変リアクタンス周波数変調 | |
周波数範囲 | 142.0000MHz ~ 162.0375MHz | |
送信出力 | 10W( 5W/2W/1W)+20%-50% | |
受信感度 | デジタル | 0dBμV emf 以下(BER=1×10-2スタティック時)、 +5dBμV emf 以下(BER=3×10-2 フェージング時) ( 最大ドップラ周波数:Fd=7.5Hz) |
アナログ | -2dBμV emf以下( 20dB-NQ法) | |
スピーカー出力 | 外部SP出力 : 4.0W 以上(負荷インピーダンス4Ωにて10%歪時) | |
電源 | DC13.8V/26.4V (±10%) | |
消費電流 | 13.8V運用時 | 待受時:700mA 以下 受信最大出力時 2.0A 以下(4Ω負荷、VOL_MAX 時) 送信(10W)時 4.2A 以下 |
26.4V運用時 | 待受時 500 mA 以下 受信最大出力時 1.5A 以下(4Ω負荷、VOL_MAX 時) 送信(10W)時 2.8A 以下 |
|
使用温度範囲 | -20℃~+60℃ | |
寸法 | 125.0(W)×29.0(H)×180.0(D)mm | |
重量 | 約1000g(本体のみ) |
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
付属品
- マイクロホン
- モービルブラケット
- 電源ケーブル
マイクロホン
延長ケーブル
GPSアンテナ
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
---|---|
IC-DV60S1/IC-DV6010S1 | 2.13MB |
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
取扱説明書 | IC-DV6010S1/IC-DU6010S1/IC-DU6010S2/IC-DU6010S3 | |
ご注意と保守について | IC-DV6010S1/IC-DU6010S1/IC-DU6010S2/IC-DU6010S3 | |
簡易取扱説明書 | IC-DV6010S1/IC-DU6010S1/IC-DU6010S2/IC-DU6010S3 | |
取扱説明書 | IC-DV6010S1/IC-DU6010S1/IC-DU6010S2/IC-DU6010S3 | HM-224(防水コマンドマイク)編 |
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |