高い視認性、シンプルな操作性
視認性に優れ、英数字やアイコンを鮮明に表示できるフルドットLCDを採用。また、フロントパネルのユーザーインターフェースをシンプルにまとめており、メモリーチャンネルの切り替えやその他の設定を素早く、直感的に行うことがでます。また、誤操作などを防ぐため、事前設定により各種の設定を使用者が変更できないよう制限しておくことも可能です。
Bluetooth® ヘッドセット接続機能に対応(オプション)
オプションのBluetooth®ユニットUT-133を装着することで、他社製のワイヤレスBluetooth®ヘッドセット※を使用することができます。また、当社製のBluetooth®ヘッドセットとしてVS-3(別売)をラインナップしています。
3M™ Peltor™ WS™ 5 シリーズ で検証。
自動雑音制御(ANL)機能を搭載
エンジン点火音などのパルス系ノイズを低減する自動雑音制御(ANL)機能を搭載しています。また、受信/送信音に含まれるノイズを低減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能※を搭載。飛行機の離着陸時や待機時などの騒音環境下での通話もストレスなく意志疎通することができます。
ANL機能とANC機能は同時に使用できません。
IP54の防塵・防水性能
IP54の防塵・防水性能を有しているので、屋外でも安心して使用することができます。
多彩なスキャン機能
優先チャンネルと利用中のチャンネルを交互にスキャンするデュアルワッチ®機能を搭載しています。また、ハンドマイクをマイクハンガーに引っ掛けると自動的にスキャンを開始するオンフックスキャン機能も備えています 。
マイクハンガーからマイクを持ち上げると、スキャンが停止します。あらかじめ設定しておくことで、停止するチャンネルを優先チャンネルか表示中のチャンネルかを選択できます。
その他の機能
・12V/24V系の両電源に対応
・電源投入時のパスワード保護機能
・外部制御用CI-Vコマンドに対応
など
Bluetooth標準規格に適合していても、機器の仕様や設定により、本製品と接続できないことがあり、すべての動作を保証するものではありません。
一般仕様
周波数範囲 | TX/RX: 118.000–136.99166MHz | |
---|---|---|
チャンネル間隔 | 8.33kHz/25kHz | |
電波型式 | 5K60A3E、6K00A3E | |
電源電圧 | DC 13.75 V/DC 27.5 V | |
消費電流 (13.75 V時) |
送信時 | 5.0A以下 |
受信時(AF最大)/待受時 | 4.0A以下/0.5A以下 | |
アンテナインピーダンス | 50 Ω(M型コネクタ) | |
使用温度範囲 | –20˚C~+55˚C | |
外形寸法(突起物含まず) | 約161(W)×45(H)×175(D)mm | |
重量 | 約1.5kg(本体のみ) | |
堅牢性 | MIL-STD 810G※ | |
防塵・防水性能 | IP54 |
送信部
送信出力(13.75V時) | 9.0W(CW) |
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周波数の許容偏差 | ±1ppm以内(0˚C~40˚C) |
マイクインピーダンス | 600Ω |
最大変調度 | 85%~100% |
変調歪 | 10%以下(80%変調時) |
総合周波数特性 | 6dB以内(300Hz~3000Hz) |
スプリアス発射強度 | –60dBc以下(スプリアス領域/帯域外領域) |
受信部
中間周波数 | 38.85MHz(1st)、450kHz(2nd) |
---|---|
受信感度 | 0dBμ以下(6dB S/N) |
スケルチ感度 (Threshold) | –9dBμ以下 |
総合周波数特性 | 6dB以内(350Hz~2500Hz) |
信号対雑音比 | 25dB以上(30%変調信号受信時) |
スプリアス妨害比 | 70dB以上 |
低周波出力(外部SP) | 10W以上(13.75V時、8Ω負荷、60%変調、10%歪) |
※ 米国国防省の制定する衝撃、振動、落下、低圧力など約20種類の試験を実施。
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
※本製品は、電波法令上の特定無線設備に該当しません。
付属品
- ハンドマイクロホン HM-216
- DC 電源ケーブル
- マウントブラケット
- マイクロホンハンガー
- ヒューズ など
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
---|---|
IC-A120J | 827KB |
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |