

使いやすさが向上、
D-STAR®&FMを堪能できる多機能トランシーバー。
D-STAR®の人気モデルID-52の機能が強化されました。ターミナルモード/アクセスポイントモード設定用アプリをインストールしたAndroid™/iOS®端末とのBluetooth®接続を実現。また、汎用性の高いUSB Type-C™端子も搭載しています。レピータを使用した日本全国/海外との安定した遠距離通信が楽しめるD-STAR®。その魅力をID-52PLUSで満喫していただけます。
D-STAR®なら遠距離通信も快適
ID-52PLUSは、日本アマチュア無線連盟「JARL」が推進するアマチュア無線のデジタル通信方式D-STAR®のDV(デジタルボイス)モードを搭載。先進のデジタルならではのクリアな音声で通信することができます。さらに、レピータを使用すれば、日本全国、海外とも安定した遠距離通信が楽しめます。もちろん、従来のFMモードにも対応しています。
簡単設定を実現するDR機能
DR(D-STAR Repeater)機能を使えば、初めての方でも簡単にD-STAR®の設定が可能。また、最寄りレピータの自動リストアップ機能により、1度最寄りレピータを選んだ後は、ダイヤル操作だけで他にアクセス可能なレピータを選択できます。直感的に素早く設定して、交信を楽しむことができます。


DR機能表示例
ID-52PLUS本体のみで、画像の送受信、閲覧が可能。
画像をID-52PLUS本体のみで送信(DVモード)することが可能。スマホで撮影した写真はBluetooth®機能でID-52PLUSに送ることができます。


受信画像表示例
スマホ等とワイヤレス接続。
ターミナルモード、アクセスポイントモードに対応※
RS-MS3A/RS-MS3IがインストールされたAndroid™/iOS®端末とBluetooth®機能で接続して、インターネット回線や携帯電話回線を経由した通信が可能になります。また、このID-52PLUSをアクセスポイントとして使用することもできます。なお、RS-MS3WがインストールされたパソコンとUSBケーブル(無線機側:USB Type-C™/市販品)で接続して、ターミナルモード/アクセスポイントモードの運用をすることも可能です。D-STAR®レピータにアクセスできないエリアでも、快適に遠距離通信を楽しめます。さらに、ターミナルモードと通常の運用(シンプレックスの運用やレピータ経由)のデュアル運用も実現。ターミナルモードで運用しながら、呼び出しがあった場合に通常の運用に切り替えて素早く応答することができます。
Android™端末とのBluetooth®接続はRS-MS3A(無償ダウンロード)、iOS®端末とのBluetooth®接続はRS-MS3I(無償ダウンロード)が必要。なお、パソコンとの接続はRS-MS3W(無償ダウンロード)とUSBケーブル(無線機側:USB Type-C™/市販品)が必要。
PC対応OS:Windows®10以降。
Android™端末対応OS:Android8.0以降。USBホスト機能が必要(有線接続時)。
iOS端末対応OS:iOS 15以降。
また、ターミナル/アクセスポイントモードで待ち受け運用するにはIPv4のグローバルIPアドレスが付与されたインターネット回線が必要です。(Android™/iOS®端末で携帯電話回線を使って運用する場合は、その端末にIPv4グローバルIPアドレスの付与が必要です。)
キャリア回線利用時には、パケット通信料が発生します。
アクセスポイント側の無線機は、クライアント側の無線機と異なる局免許が必要です。詳しくは、JARL「アマチュア無線と公衆網との接続のための指針」をご確認ください。
インターネット/キャリア回線に関しては、ご契約のプロバイダ/キャリアにお問い合わせください。ご契約条件により多額の接続料が発生する場合があります。
多彩な機能と優れた操作性を実現。
バンドの状況が一目瞭然、ウォーターフォール表示。
受信信号の履歴を時系列で確認できるウォーターフォール表示を装備。信号の位置、バンドの状況、空き周波数の情報を、より詳細に知ることができます。センターモード、FIX(固定)モード、FIX(固定)SCROLLモードの設定が可能です。


FIX SCROLLモード表示例


設定画面表示例
メモリースコープ機能を実現
設定チャンネルを中心に、前後15チャンネル<計31チャンネル>、または前後20チャンネル<計41チャンネル>の受信状況を同時に表示するメモリースコープ機能を実現(メモリーモード/DR機能時)※。スコープだけでなく、ウォーターフォール表示にも対応しています。
メモリースコープはセンターモード固定動作となります。

DR機能時の31ch表示例

メモリーモード時の31ch表示例
約2.3インチの大型カラー液晶ディスプレイを採用
約2.3インチの大型カラー液晶ディスプレイを搭載しました。既製のQVGAサイズではなく320×280のオリジナルサイズとすることで、優れた視認性を実現しています。また、表示は背景色黒(ダーク)と背景色白(ライト)の選択が可能です。


ダーク表示例


ライト表示例

VS-3
Bluetooth®通信に標準で対応
Bluetooth®対応ヘッドセットVS-3(オプション)を使用することで、煩わしいケーブルから解放されます。VS-3にはPTTスイッチ、ボリュームのアップダウンスイッチが備わっているほか、周波数の変更など、任意の機能を割り当てることができる3つのキーも装備。操作性、機動力がアップします。
V/V、U/U、V/Uの2波同時受信は、DV/DVモードにも対応
V/V、U/U、V/Uの2波同時受信を実現。どちらの周波数でも待ち受けすることができるので、呼び出しにもスピーディに対応することができます。また、ID-52PLUSでは、DV/DVモードの同時受信にも対応しています。
AM/AMの組み合わせでの同時受信はできません。

FM/DVの表示例

DV/DVの表示例


ターミナルモードと通常の運用のデュアル運用
V/UHFのエアバンド、FMラジオ等、多彩な受信に対応
VHFだけでなく、UHF(225~374.995MHz)のエアバンド受信に対応しています。また、移動先での情報収集に便利なFMラジオも搭載。交信だけでなく、多彩な受信も楽しむことができます。

UHFエアバンド受信表示例
多彩な機能を実現する、高精度GPSレシーバー
みちびきにも対応することで、サブメーター級の高精度測位を実現した高性能GPSレシーバーを内蔵。デジタルモードでは、交信しながら位置情報の送信が可能です。また、位置情報自動応答機能、GPSログ機能、最寄りレピータ自動リストアップ機能など、多彩な機能を実現しています。

※緯度/経度/高度の測位精度は、電波の受信状態によって異なります。

microSDカードスロットを装備
交信データ(周波数、日時等)や音声、画像データ、GPSログの記録が可能。ファームアップや、プログラミング、レピータリストの更新にも活用できます。

汎用性の高いUSB Type-C™を搭載
プログラミングやCI-Vによるリモートコントロールが可能なUSB Type-C™端子を搭載。USB Type-C™での充電にも対応しています※。またSDカードモードにも対応しており、接続したPCからID-52PLUSのmicroSDカード内のファイルの読み書きが可能です。
充電用ACアダプター/USBケーブル(無線機側:USB Type-C/市販品)が必要。
スピーカー出力750mWの大音量を実現
750mWの大音量スピーカーを搭載。屋外でも聞き取りやすく、クリアな通信を実現します。
運用時間の目安
BP-271 | BP-272(オプション) | BP-307(オプション) |
---|---|---|
約4時間15分 | 約7時間15分 | 約12時間 |
送信1分/受信1分/待ち受け8分(パワーセーブ:「オート(短)」、FMモード時)で運用した場合
その他の機能
- DVモードのFastデータ通信機能。
- CSV形式で保存できる交信ログ機能。
- 既存モデルID-52、ID-50とオプション類の多くは共通で使用可能。
- 最寄りレピータ(D-STAR/アナログ)のスキャン機能。
- ボイスレコーダー機能を搭載。
- 外部電源端子を装備。
- 充実した受信用プリセットメモリ。 など
ID-52/ID-50との機能比較
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|
---|---|---|---|
ID-52PLUS | ID-52 | ID-50 | |
希望小売価格(税込) | 75, 680円 | 65,780円 |
54,780円 |
画像伝送機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
ウォータフォール表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth® | 〇 | 〇 | × |
防水規格 | IPX7 | IPX7 | IPX7 |
エアバンド受信 | VHF/UHF | VHF/UHF | VHF |
microSDスロット | 〇 | 〇 | 〇 |
GPSレシーバー | 〇 | 〇 | 〇 |
USB端子 | USB Type-C™ |
USB Micro-B |
USB Type-C™ |
LCD | カラー | カラー | モノクロ |
オーディオ出力(mW) | 750 | 750 | 750 |
運用可能時間※1(BP-271使用時) | 4.25 | 4.25 | 4.5 |
メモリーチャンネル数 | 1000 | 1000 | 500 |
サイズ(W×H×D mm) | 61.1×121.6×29.7 | 61.1×121.6×29.7 | 58.0×111.0×27.9 |
重量(g)※2 | 295 | 295 | 260 |
1 送信1分/受信1分/待ち受け8分(パワーセーブ:「オート(短)」、FMモード時)で運用した場合
2 バッテリーパックBP-271、アンテナ含む
Bluetooth®標準規格に適合していても、機器の仕様や設定により、本製品と接続できないことがあり、すべての動作を保証するものではありません。
一般仕様
周波数範囲 | 送受信 | 受信 | |||
---|---|---|---|---|---|
FM/FM-N/DV | FM/FM-N/DV | AM/AM-N | |||
Aバンド | 144.000~146.000MHz 430.000~440.000MHz |
137.000~174.000MHz ※255~374.995MHzはFM/FM-Nのみ |
108.000~142.000MHz ※225.000~374.995MHzはAMのみ |
||
BCバンド | FMラジオ:76.0~108.0MHz | ||||
Bバンド | 144.000~146.000MHz 430.000~440.000MHz |
137.000~174.000MHz 375.000~380.195MHz 381.325~411.995MHz 414.400~479.000MHz |
|||
電波型式 | F2D、F3E、F7W | ||||
メモリーチャンネル数 | メモリー1000ch、スキップ100ch、ラジオ放送500ch、コール4ch、 レピータリスト2500ch、相手局(コールサイン)リスト300ch、 GPSメモリー300ch、プログラムスキャンエッジ2ch×25組 |
||||
使用温度範囲 | -20℃~+60℃ | ||||
周波数安定度 | ±2.5ppm(-20℃~+60℃/25℃を基準とする) | ||||
アンテナインピーダンス | 50Ω不平衡(SMA 型) | ||||
電源電圧 | 電池端子 | DC 7.4V(BP-271、BP-272) DC 7.2V(BP-307) DC 5.5V(BP-273 単三形アルカリ乾電池×3本使用) |
|||
外部端子 | DC 10.0~16.0V | ||||
消費電流 (7.4V DC) |
送信 | 2.5A以下 | |||
受信 ※AF出力最大時 (8Ω) |
450mA以下(DV)、400mA以下(FM、FM-N) | ||||
外形寸法(W×H×D、突起物含まず) | 61.1×121.6×29.7mm | ||||
重量 | 約295g(BP-271及びアンテナ含む) |
送信部
変調方式 | DV:GMSKリアクタンス変調 | |
---|---|---|
FM:リアクタンス変調 | ||
送信出力(7.4 V DC) | 5W、2.5W、1.0W、0.5W、0.1W(High、Mid、Low2、Low1、S-Low) | |
スプリアス発射強度 | スプリアス領域 | -60dBc以下(High、Mid)、-13dBm以下(Low2、Low1、S-Low) |
帯域外領域 | -60dBc以下(High、Mid)、-10dBm以下(Low2、Low1、S-Low) | |
最大周波数偏移 | ±5.0kHz以下(FM)/±2.5kHz以下(FM-N) | |
マイクロホンインピーダンス | 2.2kΩ |
受信部
中間周波数 | Aバンド:58.05MHz(1st)/450kHz(2nd) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
Bバンド:57.15MHz(1st)/450kHz(2nd) | ||||||
受信感度 | A・Bバンド共通 | VHF/UHF ※アマチュア帯のみ |
FM/FM-N (12dB SINAD) |
DV (1% BER) |
||
−15dBμ以下 | −14dBμ以下 | |||||
周波数範囲 (MHz) ※アマチュア帯は除く |
FM/FM-N/WFM (12dB SINAD) |
AM/AM-N (10dB S/N) |
||||
BCバンド | 76.000~108.000 | 0dBμ以下(WFM) | ー | |||
Aバンド | 108.000~136.991 | ー | 0dBμ以下 | |||
137.000~142.000 | ー15dBμ以下 | 0dBμ以下 | ||||
142.005~148.000 | ー15dBμ以下 | ー | ||||
148.005~174.000 | ー10dBμ以下 | ー | ||||
225.000~259.995 | ー5dBμ以下 | +5dBμ以下 | ||||
260.000~321.995 | ー10dBμ以下 | 0dBμ以下 | ||||
322.000~354.995 | ー10dBμ以下 | 0dBμ以下 | ||||
355.000~374.995 | ー6dBμ以下 | +5dBμ以下 | ||||
375.000~399.995 | ー6dBμ以下 | ー | ||||
400.000~479.000 | ー10dBμ以下 | ー | ||||
Bバンド | 137.000~142.000 | ー15dBμ以下 | ー | |||
142.005~148.000 | ー15dBμ以下 | ー | ||||
148.005~174.000 | ー10dBμ以下 | ー | ||||
375.000~399.995 | ー6dBμ以下 | ー | ||||
400.000~479.000 | ー10dBμ以下 | ー | ||||
選択度 |
55dB以上(FM)/50dB以上(DV、FM-N) | |||||
スプリアス妨害比 | 60dB以上 | |||||
オーディオ出力 | 内部SP |
750mW以上(8Ω負荷、10%歪率時) |
||||
外部SP | 200mW以上(8Ω負荷、10%歪率時) |
付属品
- アンテナ
- リチウムイオンバッテリーパックBP-271
- ベルトクリップMB-127
- ハンドストラップ
定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更することがあります。
表示画面はハメコミ合成です。
マイクロホン
イヤホン・スピーカー
ヘッドセット
バッテリー
電源ケーブル
ソフトウェア
製品サポート・ニュース
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
---|---|
アマチュア無線機器総合カタログ | 4.90MB |
D-STAR®ガイドブック | 6.13MB |
ID-52PLUS | 2.16MB |
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
取扱説明書 | CS-52PLUS | |
仕様変更のお知らせ | ID-52PLUS | |
補足説明書(CI-Vコマンド説明) | ID-52PLUS | |
活用マニュアル | ID-52PLUS | |
適合説明資料(ID-52PLUS用) | ID-52PLUS | |
簡易マニュアル | ID-52PLUS | |
DVゲートウェイ機能について | ID-52PLUS/ID-31PLUS/ID-50/ID-51 (PLUS2)/ID-52 | |
DVゲートウェイ機能について/RS-MS3W操作説明書/RS-MS3A操作説明書/RS-MS3I操作説明書 統合版 | ID-52PLUS/ID-31PLUS/ID-50/ID-51 (PLUS2)/ID-52 | RS-MS3W操作説明書/RS-MS3A操作説明書/RS-MS3I操作説明書 統合版 |
D-STAR レピータリストの更新 | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/IC-7100/ID-4100/ID-5100/ID-51/ID-31 | |
D-STAR アプリガイド | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/IC-7100/ID-4100/ID-5100/ID-51/ID-31/RS-MS1A/RS-MS1I/RS-MS3A/ST-4001A/ST-4001I | |
D-STAR 管理サーバーへの登録 | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/IC-9700S/IC-7100/IC-7100M/IC-7100S/ID-4100/ID-4100D/ID-5100/ID-5100D/ID-51/IC-9100/IC-9100M/ID-31/ID-1/ID-800/ID-800D/ID-91/IC-2820G/IC-2820DG/ID-92/ID-80/ID-880/ID-880D | |
D-STAR D-PRSガイド(入門編/応用編) | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/IC-9700S/ID-4100/ID-4100D/ID-5100/ID-5100D/ID-51PLUS2/ID-51PLUS/ID-51/ID-31PLUS/ID-31/IC-7100 | |
D-STAR リフレクターの使いかた | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/IC-905/IC-9700/ID-4100/ID-4100D/ID-5100/ID-5100D/ID-51(PLUS2)/ID-31PLUS | |
GPSロガーのつかいかた | ID-52PLUS/ID-50/ID-52/IC-705/ID-51/ID-31 | |
アマチュア無線用語集 | ID-92/ID-31/ID-51/ID-52/IC-9100/IC-9100M/IC-7100/IC-7100M/IC-7100S/ID-5100/ID-5100D/IC-7300/IC-7300M/IC-7300S/ID-4100/ID-4100D/IC-7610/IC-7610M/IC-7610S/IC-9700/IC-9700S/IC-705/ID-50/IC-905/ID-52PLUS/IC-7760 | HF機、VHF/UHF機、デジタル機、受信機、固定機、携帯機、車載機、レピータ、PC、オプションで活用できるアマチュア無線用語集です。 |
操作説明書 | ST-4001A/ST-4001I | |
Microsoft Windows11/10用 USBドライバーインストールガイド | USB Driver IC-705/ID-52/ID-52PLUS/ID-50/IC-905/IC-7760/IC-R15/RS-BA1 Version 2 |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|
プログラミングソフトウェア | CS-52PLUS | Version 1.11 | 2025.05.02 |
USBドライバー | IC-705/IC-905/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS | Version 1.50 | 2024.07.12 |
USBドライバー | IC-705/IC-905/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS/IC-7760 | Version 1.60 | 2024.08.28 |
ファームウェア | ID-52PLUS | Version 1.11 | 2024.12.23 |
レピータリスト | ID-52PLUS,CS-52PLUS | 250430 | 2025.04.30 |
よくあるご質問
ID-52PLUS アイコム60周年記念モデル/ID-52PLUS/RS-MS3A
- ID-52PLUSとRS-MS3AをBluetoothで接続してターミナルモードを運用する方法
● 前準備
あらかじめ、Google PlayよりRS-MS3Aをダウンロードし、Android端末にインストールしてください。
※ Android 8.0以降の端末をご使用ください。
● ID-52PLUSとAndroid端末のペアリング
※ 初めてID-52PLUSとAndroid端末をBluetoothで接続する場合は、ペアリングが必要となります。
以下の手順に従い、ペアリングを行ってください。
※ 以下はGoogle Pixel 6aを例にしています。お使いの端末によっては表現が異なる場合があります。
1. Android端末の[設定]アプリより、Bluetooth機能をONにします。
2. ID-52PLUS側で、MENU > SET > Bluetooth設定 > Bluetooth を「ON」に設定します。
3. ID-52PLUSの MENU > SET > Bluetooth設定 > <<相手機器からペアリング>> を選択し、Bluetoothのペアリングを待ち受ける状態にします。
4. Android端末上で「新しいデバイスとペア設定」をタップし、「ICOM BT(ID-52)」が表示されたらその項目をタップします。
5. ID-52PLUS上とAndroid端末上に以下のようにパスキーの確認画面が表示されます。
6. Android端末上で「ペア設定する」をタップします。
7. ID-52PLUS上で「確認」を選択して決定キーを押します。
8. ID-52PLUS上で「ペアリングの完了」が表示され、ペアリング完了となります。
● ID-52PLUS側の設定
1. 自局コールサインを適切に設定します。
・MENU > SET > 自局設定 > 自局コールサイン
2. MENU > DVゲートウェイ > DVゲートウェイ接続 を「Bluetooth」に設定します。
3. MENU > DVゲートウェイ > <<ターミナルモード>> を選択し、ターミナルモードにします。
4. MENU > SET > Bluetooth設定 > Bluetooth を「ON」に設定します。
● RS-MS3A側の設定
1. ホーム画面よりRS-MS3Aのアイコンをタップし、RS-MS3Aを起動します。
2. 設定画面で「接続方法」から「Bluetooth」をタップして選択し、接続先デバイスをタップして、先ほどペアリングしたID-52PLUSをタップし、最後にOKをタップします。
その際、以下のような画面が表示された場合は「許可」を行ってください。
3. 「管理サーバーアドレス」を以下のように設定します。(デフォルト状態なら変更不要)
「trust.d-star.info」
4. 「ゲートウェイコールサイン」を設定します。
ゲートウェイコールサインは、自局のコールサインの8文字目に「A~Z(G,I,Sを除く)」を 設定したものをお使いください。
例) JA3YUA A (自局のコールサインがJA3YUAだった場合)
5. 必要であれば「UDPホールパンチ」を「ON」に設定します。
※ お使いのAndroid端末がIPv4のグローバルIPアドレスが払い出されていない場合や、Wi-Fiを利用する場合でルーターのポート開放ができない場合は、「ON」にする必要があります。
なお、ホールパンチが「ON」の場合は「待ち受け」をすることは出来ません。
【参考】月刊FBニュース2019年6月号テクニカルコーナー「ターミナルモード/アクセスポイントモード専用ソフトウェアのUDPホールパンチ対応」
6. 「開始」ボタンをタップします。
その際、以下のような画面が表示された場合は「許可」を行ってください。
7. 接続が完了したら、ID-52PLUS上に以下のようにBluetoothのマークが表示されます。
以上で設定は完了となります。
なお、Bluetooth接続を終了する場合は、RS-MS3A上の「停止」ボタンをタップしてください。
● その他の注意事項
・D-STARでインターネットを使用した交信を利用するにはD-STARの管理サーバーの登録が必要です。
(JARL会員/非会員に関わらず登録可能)
取扱説明書「D-STAR 管理サーバーへの登録」をご確認ください。
- 更新日時
- --/--/--
- 文書ID
- ZL-013-0004
ID-52/ID-52PLUS アイコム60周年記念モデル/ID-52PLUS/ST-4001A
- ST-4001AからBluetooth経由でDVの送信画像を設定する方法
対象機種は、ID-52 / ID-52PLUSです。
● 前準備
あらかじめ、Google PlayよりST-4001Aをダウンロードし、Android端末にインストールしておきます。
無線機にはmicroSDカードを挿入してください。(送信画像を保存するために必要です。)
● Android端末とのペアリング
※ 初めて無線機とAndroid端末をBluetoothで接続する場合は、ペアリングが必要となります。
以下の手順に従い、ペアリングを行ってください。
※ 以下はID-52PLUSと、Google Pixel 6aを例にしています。お使いの端末によっては表現が異なる場合があります。
1. Android端末の[設定]アプリより、Bluetooth機能をONにします。
2. 無線機側で、MENU > SET > Bluetooth設定 > Bluetooth を「ON」に設定します。
3. 無線機の MENU > SET > Bluetooth設定 > <<相手機器からペアリング>> を選択し、Bluetoothのペアリングを待ち受ける状態にします。
4. Android端末上で「新しいデバイスとペア設定」をタップし、無線機のデバイスが表示されたらその項目をタップします。
(例:「ICOM BT(ID-52)」)
5. 無線機上とAndroid端末上に以下のようにパスキーの確認画面が表示されます。
6. Android端末上で「ペア設定する」をタップします。
7. 無線機上で「確認」を選択して決定キーを押します。
8. 無線機上で「ペアリングの完了」が表示され、ペアリング完了となります。
※ID-52の場合は完了の表示は出ませんが、問題ありません。
● 転送する画像の設定、転送
1. ホーム画面よりST-4001Aのアイコンをタップし、ST-4001Aを起動します。
2. 右上のボタンをタップしてメニューを表示し「転送設定」をタップします。
3. 表示された画面で「Bluetooth経由」をタップします。次に、転送先デバイスをタップして、デバイス一覧の中から先ほどペアリングしたデバイス(例:「ICOM BT(ID-52)」)をタップして、OKをタップしてデバイス一覧を閉じます。最後にOKをタップして設定画面を閉じます。
上記を設定する際に、以下のような画面が表示された場合は「許可」を行ってください。
4. 以下の画像部分を長押しして、画像のアプリ選択のメニューを表示させ、適切なアプリから画像を選びます。
上記で画像を選ぶ際に、以下のような画面が表示された場合は「アプリの使用時のみ」をタップしてください。
5. 画像を選ぶと以下のように画像のトリミング(画像の切り抜き)を行う画面になりますので、切り抜く範囲を指定し、最後に「切り取り」をタップします。
6. 必要に応じて画像にテキストを設定します。テキストは最大3つまで入力が可能です。
例えば、コールサインや日付、写真の場所、写真の説明、コンテストやQSOパーティーの名称、メッセージ等、自由に入力することができます。
7. 文字の色や文字の大きさ、文字を配置する場所等を変更する場合は、テキストの横の設定ボタン(歯車のボタン )をタップして出てくる項目より設定してください。
8. 無線機の電源が入っていることを確認したら、右上にあるボタンのうち をタップします。
9. 転送する画像サイズを選択する画面になりますので、任意のサイズをタップし、OKをタップします。
※ 画像サイズが大きいほど転送に時間はかかります。また、どんな画像を転送するかによっても時間は変わります。
なお、無線機上で送信する画像サイズを変更することができますが、転送時に設定した画像より大きいサイズに変更することはできません。
10. しばらくすると転送が行われ、完了表示となります。
※ 転送した画像は無線機のmicroSDカードに保存されます。なお、Android端末には自動で保存されませんので、Android端末上にも残しておきたい場合は、右上にあるボタンのうち ボタンを押して保存してください。
● 画像の送信方法
[画像伝送画面を表示する方法]
1. MENUより「画像伝送」を選択し、決定キーを押します。
2. 画像伝送画面になり、先ほど転送した画像が送信画像に設定されています。
[会話をしながら画像伝送を行う場合]
1. 会話をしながら画像を送りたい場合は、[QUICK]キーを押してクイックメニューを表示し、「画像送信」の項目で決定キーを押します。
※ 上記のクイックメニューが表示されない場合は、十字キーの下キーを押して、受信画像または送信画像のいずれかにオレンジ色の枠がある状態にしてから、[QUICK]キーを押してください。
2. 画像を最後まで送り終わったときに画像送信を止めたい場合は「単発送信」を、画像を最後まで送り終わったら最初からまた繰り返し画像を送りたい場合は「リピート送信」を選択し、決定キーを押します。
3. 無線機がDVモードになっている場合は、上部分に画像伝送のマークが表示されます。
DVモードになっていない場合や、VFOやMRモードで送信したい周波数やDRモードのレピータになっていない場合は、十字キーの上キーを押すと、周波数等を設定する状態に切り替わりますので、適切に設定してください。
(上キーを押すと、シングルなら[MAIN]のインジケータ、デュアルなら[A]または[B]のインジケータが白から紺色になります。)
以上で送信を行うと、設定された画像が送信されるようになります。
[DVファーストデータ通信で画像を送信する場合]
1. DVファーストデータ通信で画像を一括で送りたい場合は、[QUICK]キーを押してクイックメニューを表示し、 「<<一括送信>>」の項目で決定キーを押します。
2. 送信確認が出ますので「OK」を選んで決定キーを押します。
以上で送信を行うと、設定された画像がDVファーストデータ通信で一括送信されます。
※ 途中で[PTT]を押すと音声も送ることができます。ただし、[PTT]を押しているあいだは、「スロー」での送信となりま
※ 途中で画像の一括送信を停止したい場合は[CLR]キーを押してください。
- 更新日時
- --/--/--
- 文書ID
- ZL-013-0005
ID-52/ID-52PLUS アイコム60周年記念モデル/ID-52PLUS/ST-4001I
- ST-4001IからBluetooth経由でDVの送信画像を設定する方法
対象機種は、ID-52、ID-52PLUSとなります。
● 前準備
あらかじめ、App StoreよりST-4001Iをダウンロードし、iPhone/iPad端末にインストールしておきます。
※ iOS 12 / iPad OS 13以降の端末をご使用ください。
無線機にはmicroSDカードを挿入してください。(送信画像を保存するために必要です。)
● iPhone/iPad端末のペアリング
※ 初めて無線機とiPhone/iPad端末をBluetoothで接続する場合は、ペアリングが必要となります。以下の手順に従い、
ペアリングを行ってください。
※ 以下はID-52PLUSと、iPhone 12 mini (iOS 17)を例にしています。
1. コントロールセンターを開いてBluetoothを有効にしてください。
2. ホーム画面よりST-4001Iのアイコンをタップし、ST-4001Iを起動します。
3. 右上のボタンをタップしてメニューを表示し「転送設定」をタップします。
4. 表示された画面で「Bluetooth経由」をタップします。次に、転送先デバイスをタップして、転送先デバイス一覧を表示します。
その際に、以下のような画面が表示された場合は「許可」を行ってください。
または、以下のような画面が表示された場合は「設定」をタップすると、設定アプリの画面に移動しますので、"ST-4001I”にアクセスを許可の中からBluetoothをON(許可)にして、ST-4001Iのアプリに戻ってください。その際に、アプリが最初から起動し直す場合があります。その場合は、再度3の手順からやり直してください。
5. 無線機側で、MENU > SET > Bluetooth設定 > Bluetooth を「ON」に設定します。
6. 無線機の MENU > SET > Bluetooth設定 > <<相手機器からペアリング>> を選択し、Bluetoothのペアリングを待ち受ける状態にします。
7. ST-4001I側の転送先デバイス一覧の「スキャン」をタップし、デバイスのスキャン状態にします。
8. 無線機のデバイス(例:「ICOM BT(ID-52)」)が表示されたらタップします。
9. 以下のダイアログが表示されますのでOKを押すと、ペアリングが行われます。
10. しばらくするとペアリング完了の表示が出ます。OKをタップしてダイアログを閉じます。
11. 転送設定画面に戻りますので、OKをタップして設定画面を閉じます。
12. 「×」をタップして、メニューを閉じます。
● 転送する画像の設定、転送
1. 以下の画像部分を長押しして、画像のアプリ選択のメニューを表示させ、適切なアプリから画像を選びます。
なお、カメラを選ぶ場合に以下のような画面が表示された場合は「許可」をタップしてください。
または、以下のような画面が表示された場合は「設定」をタップすると、設定アプリの画面に移動しますので、"ST-4001I”にアクセスを許可の中からカメラをON(許可)にして、ST-4001Iのアプリに戻ってください。その際に、アプリが最初から起動し直す場合があります。その場合は、再度1の手順からやり直してください。
2. 画像を選ぶと以下のように画像のトリミング(画像の切り抜き)を行う画面になりますので、切り抜く範囲を指定し、最後に「完了」をタップします。
3. 必要に応じて画像にテキストを設定します。テキストは最大3つまで入力が可能です。
例えば、コールサインや日付、写真の場所、写真の説明、コンテストやQSOパーティーの名称、メッセージ等、自由に入力することができます。4. 文字の色や文字の大きさ、文字を配置する場所等を変更する場合は、テキストの横の設定ボタン(歯車のボタン)をタップして出てくる項目より設定してください。
5. 無線機の電源が入っていることを確認したら、右上にあるボタンのうち(送信ボタン)をタップします。
6. 転送する画像サイズを選択する画面になりますので、任意のサイズをタップし、OKをタップします。
※ 画像サイズが大きいほど転送に時間はかかります。また、どんな画像を転送するかによっても時間は変わります。なお、無線機上で送信する画像サイズを変更することができますが、転送時に設定した画像より大きいサイズに変更することはできません。
7. しばらくすると転送が行われ、完了表示となります。
※ 転送した画像は無線機のmicroSDカードに保存されます。なお、iPhone/iPad端末には自動で保存されませんので、iPhone/iPad端末上にも残しておきたい場合は、右上にあるボタンのうち、共有ボタンを押し、出てきたメニューから「画像を保存」を押して保存してください。
その際に、以下のような画面が表示された場合は「許可」を行ってください。
● 画像の送信方法
[画像伝送画面を表示する方法]
1. MENUより「画像伝送」を選択し、決定キーを押します。
2. 画像伝送画面になり、先ほど転送した画像が送信画像に設定されています。
[会話をしながら画像伝送を行う場合]
1. 会話をしながら画像を送りたい場合は、[QUICK]キーを押してクイックメニューを表示し、「画像送信」の項目で決定キーを押します。
※ 上記のクイックメニューが表示されない場合は、十字キーの下キーを押して、受信画像または送信画像のいずれかにオレンジ色の枠がある状態にしてから[QUICK]キーを押してください。
2. 画像を最後まで送り終わったときに画像送信を止めたい場合は「単発送信」を、画像を最後まで送り終わったら最初からまた繰り返し画像を送りたい場合は「リピート送信」を選択し、決定キーを押します。
3. 無線機がDVモードになっている場合は、上部分に画像伝送のマークが表示されます。
DVモードになっていない場合や、VFOやMRモードで送信したい周波数やDRモードのレピータになっていない場合は、十字キーの上キーを押すと、周波数等を設定する状態に切り替わりますので、適切に設定してください。
以上で送信を行うと、設定された画像が送信されるようになります。
[DVファーストデータ通信で画像を送信する場合]
1. DVファーストデータ通信で画像を一括で送りたい場合は、[QUICK]キーを押してクイックメニューを表示し、「<<一括送信>>」の項目で決定キーを押します。
2. 送信確認が出ますので「OK」を選んで決定キーを押します。
以上で送信を行うと、設定された画像がDVファーストデータ通信で一括送信されます。
※ 途中で[PTT]を押すと音声も送ることができます。ただし、[PTT]を押しているあいだは、「スロー」での送信となります。
※ 途中で画像の一括送信を停止したい場合は[CLR]キーを押してください。
- 更新日時
- --/--/--
- 文書ID
- ZL-013-0006
IC-9700S/ID-52/ID-52PLUS/IC-9700/IC-705/IC-905
- 無線機とスマートホン(ST4001インストール済)の接続はどうすれば良いでしょうか?
対応表を参考にしてください。
- 更新日時
- 2025/04/11



防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。


防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |
