小中規模のオフィスや施設向け、IEEE802.11ax規格に準拠した高性能アクセスポイント
本機は、理論値2402Mbpsの通信速度を実現し、超高速で安定したデータ通信ができます。また、WPA3/WPA2(パーソナル/エンタープライズ)に対応しているほか、IEEE 802.1Xにも対応。高度なセキュリティーを実現しています。
5GHz帯(W52/W53/W56)は20チャンネル、2.4GHz帯では13チャンネルの周波数で通信ができます。5GHz帯は、144chを含みます。トラフィックの多いチャンネルを避けたスムーズな通信や相互に干渉しない通信ができます。
また、統合的なネットワーク管理環境の構築を想定し、弊社製品であるWi-Fiコントローラー「RC-AP10」と、アクセスポイント集中管理ツール「RS-AP3」にも対応しています。
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)準拠 最大4ストリーム 理論値2.4Gbpsの超高速通信
IEEE802.11ax規格に準拠し、通信速度2.4Gbps(理論値)を実現しています。
2波同時通信もできるため、超高速で安定したデータ通信が可能です。
セキュリティー機能
WPA3/WPA2(パーソナル/エンタープライズ)に対応しているほか、IEEE 802.1Xにも対応。高度なセキュリティーを実現しました。
ビームフォーミング/MU-MIMO機能
端末のある方向に向けて電波を送るビームフォーミング機能を搭載しています。さらに、電波干渉をさけて、複数の端末へ並行送信することができるMU-MIMO機能も備え、多台数接続時の通信速度を改善します。
144chを含む多数の接続チャンネル
5GHz帯(W52/W53/W56※)は20チャンネル、2.4GHz帯では13チャンネルの周波数で通信可能です。
5GHz帯は、144chを含みます。トラフィックの多いチャンネルを避けたスムーズな通信や相互に干渉しない通信が可能です。
2.4GHz帯を使用する場合においては、近接したチャンネルで運用されている他の無線ネットワークの電波の影響を受けるため、他の無線ネットワークから4チャンネル以上離して設定してください。W53/W56チャンネルでは、気象レーダーの電波を検出した場合、自動的にチャンネルを変更するDFS機能が働きます。電波法令により、W52/W53チャンネルは屋内でのみ使用できます。
マルチギガイーサネット対応
有線LAN は2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXの自動識別、MDI/MDI-X の自動識別に対応しています。
パワーレベル調整機能
アクセスポイントを複数台設置している環境において、アクセスポイントの送信出力を高/中/低/最低(4段階)の中から選択し、設定することで、電波干渉による速度低下を緩和します。
接続端末制限機能
仮想APごとに同時接続できるWi-Fi端末の台数を制限して、接続が集中するときによる通信速度の低下を緩和します。
PoE機能※
AP-9600は、LANケーブルによる電源供給が可能です。AC電源の無い場所や高所への設置がLANケーブル1本の接続のみで完了します。
 
電源供給には、IEEE802.3at以上のPoE-HUB等の装置に対応しています。ただし、IEEE802.3at規格の場合は、一部機能に制限がかかります。
壁面や天井に設置可能な壁面取付プレートを標準装備
      使用環境に合わせてお使いいただける壁面取付プレートを標準装備しています。壁面や天井に本体を設置することが可能。
その他の特長
- 最大16グループの暗号鍵が異なる仮想APを設定可能
 - 自動チャンネル設定
 - エリア拡張に最適なAP間通信機能
 - ARP代理応答
 - MACアドレスフィルタリング
 - グループ通信機能(ANY接続拒否)
 - VPNルーター機能
 - SNMP(v1/v2c/v3)対応
 - HTTP/HTTPS設定
 - Telnet/SSH設定
 - ファームウェアのオンライン更新
 - 盗難防止対応
 - 管理者パスワード機能
 - パケットフィルター機能
 - Web認証
 - POPCHAT@Cloud対応
 - ネットワーク監視機能
 - MAC認証
 - 認証VLAN機能
 - レート設定
 - アカウンティング機能
 - USBメモリーによる設定データの取得とファームウェア更新
 - LED消灯モード など
 
関連製品
無線LAN部(IEEE802.11a/n/ac/ax 5GHz帯)
| サポート規格 | IEEE802.11a/n/ac/ax準拠(W52/W53/W56対応) (国内標準規格)ARIB STD-T71  | 
		|
|---|---|---|
| 使用周波数 | 5GHz帯 36/40/44/48/52/56/60/64/100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140/144 ch  | 
		|
| 
			 通信速度  | 
			IEEE802.11ax | 574Mbps(20MHz),1147Mbps(40MHz),2402Mbps(80MHz)※ | 
| IEEE802.11ac | 347Mbps(20MHz),800Mbps(40MHz),1733Mbps(80MHz)※ | |
| IEEE802.11n | 289Mbps(20MHz),600Mbps(40MHz)※ | |
| IEEE802.11a | 54Mbps(20MHz)※ | |
()内は帯域幅を表しています。
無線LAN部(IEEE802.11b/g/n/ax 2.4GHz帯)
| サポート規格 | 
			 IEEE802.11b/g/n/ax準拠  | 
		|
|---|---|---|
| 使用周波数 | 2.4GHz帯 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13 ch  | 
		|
| 
			 通信速度  | 
			IEEE802.11ax | 574Mbps(20MHz),1147Mbps(40MHz)※ | 
| IEEE802.11n | 289Mbps(20MHz),600Mbps(40MHz)※ | |
| IEEE802.11g | 54Mbps(20MHz)※ | |
| IEEE802.11b | 11Mbps(20MHz)※ | |
()内は帯域幅を表しています。
無線LAN部共通仕様
| セキュリティ | 
			 WPA3、WPA2、WPA、WPA3-SAE、WPA2-PSK、WPA-PSK、IEEE 802.1X  | 
		
|---|---|
| グループ通信 | SSID(ANY接続拒否機能対応) | 
| 送信出力 | 10mW/MHz以下 | 
| アンテナ | 内部アンテナ | 
有線LAN部共通仕様
| インターフェース | 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX LANポートx1、WAN/LANポートx1  | 
		
|---|---|
| 通信速度(理論値) | 2500Mbps/1000Mbps/100Mbps | 
一般仕様
| 電源 | ACアダプター(AC100V±10% 50/60Hz 最大40W) PoE(IEEE802.3bt準拠 最大48W)  | 
		
|---|---|
| 動作環境 | 
			 -10℃~+50℃ 5~95%RH(ただし結露なきこと) -10℃~0℃の環境では、電源投入して1時間以上経過してから、本製品をリセット(再起動)して通信を開始してください。  | 
		
| 外形寸法 | 約205(W)×205(D)×49(H)mm(突起物を除く) | 
| 重量 | 約1.0kg(本体のみ) | 
ご注意
IEEE802.3at規格のPoEから受電する場合は、次のように制限されます。
・無線LANが2ストリームに制限されます。
・[USB1]ポートの最大出力電流が500mAに制限されます。
・[USB2]ポートは使用できません。
IEEE802.3af規格の場合は、動作保証外です。
 
その他のインターフェース
| USBインターフェース | (USB 3.0 Type-Aコネクター)×2 | 
|---|---|
| コンソール用USBインターフェース | (USB 2.0 Type-C™コネクター)×1 | 
| ユーザーインターフェース | 
			 LEDランプ、MODEボタン、FUNCボタン、USBボタン  | 
		
その他の仕様・機能
| 管理機能 | SNMP(v1/v2c/v3)、HTTP/HTTPS設定、Telnet/SSH設定、ファームウェアのオンライン更新、管理者パスワード機能 | 
|---|---|
| 通信機能 | VPNルーター機能、無線AP間通信機能(WBR)、MACアドレスフィルタリング、ANY接続拒否機能、接続端末台数制限、パケットフィルター機能、Web認証、VLAN機能(5GHz/2.4GHz 各8グループ、最大16グループ) | 
定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
記載している通信速度は理論最大値ですので実効速度は通信環境により異なります。
付属品
ACアダプター、壁掛けブラケットなど
背面図・側面図
関連資料
製品サポート・ニュース
製品カタログ
| カタログ名 | ファイルサイズ | 
|---|---|
| AP-9600 | 938KB | 
取扱説明書
| 名称 | 製品名 | 補足説明 | 
|---|---|---|
| 取扱説明書 Ver. 1.05 | AP-9600 | |
| ご使用になる前に | AP-9600 | 
ファームウェアなど
| 種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 | 
|---|---|---|---|
| ファームウェア | AP-9600 | Version 1.13 | 2025.05.02 | 
よくあるご質問
AP-9000/AP-9600/AP-9500
- IPアドレスがわからなくなったのですが、調べる方法はありますか。
 コンソールよりCLIでログインできる状態であれば 以下のコマンドで調査可能です。
AP-9000 network local addr lan0 [enter]
AP-9500 network local addr [enter]
AP-9600 network local addr [enter]
コンソール接続に必要となるUSBケーブルは次のようになります。
AP-9000 USBケーブル miniB
AP-9500 USBケーブル miniB
AP-9600 USBケーブル Type-C※USBケーブルとログインに必要となるターミナルソフトは、別途お客様でご用意ください。
また、ソフトの操作や設定についてはサポートしておりません。- 更新日時
 - 2025/06/27
 
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
                      
                    防塵保護等級
| IP6x (耐塵形)  | 
                            バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 | 
|---|---|
| IP5x (防塵形)  | 
                            試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 | 
防水保護等級
| IPx8 (水中形)  | 
                            IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 | 
|---|---|
| IPx7 (防浸形)  | 
                            バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 | 
| IPx6 (耐水形)  | 
                            注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 | 
| IPx5 (防噴流形)  | 
                            注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 | 
| IPx4 (防まつ形)  | 
                            いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 | 



