簡単なブリッジ接続〈ブリッジモード〉
VE-PG3を無線機と接続することで、無線機接続端子間やネットワーク内の対向機に接続された無線機との間で相互通話できます。たとえば、特定小電力トランシーバーとデジタル簡易無線間の通話や、ネットワークを介した遠隔地との通話が可能となります。また、異なるインターフェースに接続された音声を合成するミキシング機能を搭載。無線機間での通信をシームレスに実現します。
VoIP電話システムと無線機を連携〈コンバーターモード〉
VE-PG3を無線機と接続することで、VoIP システムと無線機間で通話が可能となります。無線機とIP電話それぞれの特長を活かし、広い通話範囲と高いユーザビリティを備えた柔軟な通信システムを構築できます。
高品位にデジタル通話の中継が可能
アナログ無線機端子のほか、IPネットワークを介してデジタル無線機(IC-DU5505CN)を中継無線機として接続できます。 デジタル音声をデジタル信号のまま中継できますので、劣化の少ない高品位な音声で通話できます。
外部入出力インターフェースを装備
無線機端子だけでなく、音声入出力や制御用の汎用インターフェース端子を用意。 音声入出力はマイクレベルからラインレベル、制御入力は接点入力や電圧入力、正論理や負論理、ワンショットやモーメンタリーなど、さまざまな入力に対応できます。 また、制御出力は無電圧絶縁接点、常時オンの逆動作も可能です。
その他の機能
- ルーター機能
- 簡易 SIPサーバー機能
各部の名称
- 1. 無線機接続端子(2系統:TRX1/TRX2)
- 2. 外部入出力端子(2系統:EXT1/EXT2)(無線機も接続可)
- 3. WAN
- 4. LAN
- 5. 電源端子
インターフェース
有線LANインターフェース | RJ-45型コネクター(LAN、WAN 各1) 10BASE-T/100BASE-TX 準拠 AUTO-MDI/X 通信速度(理論値):10Mbps/100Mbps 透過プロトコル:ルーティング時は IPv4 のみ |
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無線機インターフェース | アナログ音声/送信制御 2.54mm ピッチクイックコネクター(4極×3)×2 |
外部入出力インターフェース | 音声入力: -10dBs/-40dBs 切替 入力インピーダンス約 10kΩ 不平衡 音声出力: 0dBs/-20dBs 切替 600Ω負荷対応 不平衡/8Ω1W スピーカー 制御入力: 低電圧接点(DC3.3V 1mA 以下)/電圧入力(3~16V) 制御出力: 無電圧接点(30V 100mA)/オープンコレクタ(3~16V 10mA) コネクター: 2.54mm ピッチクイックコネクター(4極×3)×2 |
拡張インターフェース | USB-A型コネクター ×2 |
ユーザーインターフェース | LEDランプ ×8 [PWR/MSG、WAN、V/RoIP、D-TRX、TRX1、TRX2、EXT1、EXT2] プッシュボタン ×2 [UPDATE/INIT] |
一般仕様
外形寸法 | 232(W)×168(D)×38(H)mm(本体のみ、突起物を除く) |
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重量 | 約0.8kg(本体のみ) |
電源 | 付属AC アダプター(AC100V±10% 50/60Hz 最大16W) (本体はDC12V±10%最大1.1A) |
使用温度範囲 | 0℃~+40℃ 5~95% RH(ただし、結露なきこと) |
付属ユーティリティ 対応OS |
Microsoft® Windows® 8 (32/64ビット版) Microsoft® Windows® 7 (32/64ビット版:Service Pack1以降) Microsoft® Windows Vista® (32/64ビット版:Service Pack2以降) Microsoft® Windows® XP (32ビット版:Service Pack3以降) ※ 上記の日本語OSに対応しています。 ただし、Microsoft® Windows® 8 RTでは使用できません。 |
※ 定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
おもな付属品
- ACアダプター
- クッションシート
- 補修用コネクター
- ビス(オプション金具 MB-99A 取付用)
- CD-ROM(監視ソフトRS-PG3 / Virtual Serial Port)
- フェライトコア
ソフトウェア
RC-FS10
リモートコミュニケーター
取扱説明書
名称 | 製品名 | 補足説明 |
---|---|---|
ご使用になる前に | RC-FS10#31 | |
インストールガイド | RC-FS10#31 | |
ご注意と保守について | VE-PG3 | |
ご使用になる前に | VE-PG3 | |
導入ガイド1 | VE-PG3 | |
仕様変更のお知らせ Ver. 1.32 | VE-PG3 | |
導入ガイド2 | VE-PG3 | |
RS-PG3取扱説明書 (VE-PG3用監視ツール) | VE-PG3 | |
Virtual Serial Port取扱説明書(VE-PG3用仮想シリアルポート) | VE-PG3 | |
RS-PG3インストールガイド(VE-PG3用監視ツール) | VE-PG3 | |
取扱説明書 | VE-PG3 | Ver 2.01 |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
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ファームウェア | VE-PG3 | Version 2.17 | 2016.10.19 |
Virtual Serial Port Software | VE-PG3/VE-PG4 | Version 1.03 | 2018.09.28 |
よくあるご質問
VE-PG3
- 他社製のSIPサーバーとシステムの構成は可能ですか。
他社製品での確認は行っていないため分かりかねます。他社製品を利用した場合は、動作保証外となりますのでご了承ください。
- 更新日時
- 2017/05/29
- 文書ID
- 1227
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |