2.4/5.6GHz帯での高速同時通信が可能
最大867Mbpsの5.6GHz帯(W56)、最大300Mbpsの2.4GHz帯(通信速度はともに理論値)の同時通信が可能です。また、アクセスポイントとしてクライアントとの通信もできます。
DFSによる通信途絶を回避
W56では気象レーダーの電波を検出すると自動的にチャンネルを変更するDFS機能の実装が義務付けられており、通信が途切れることがあります。本製品は、ペアで設置することでシームレスなチャンネル変更を実現し、通信途絶を回避する子機ローミング機能を搭載しています。
内部/外部アンテナを選択可能
内部アンテナ及び外部アンテナを選択して使用することができます。内部アンテナは2.4/5.6GHz帯デュアルバンドに対応しています。内部/外部で異なる帯域を設定することもできます。
防塵・防水・寒冷地仕様、避雷器不要
防塵・防水構造(IP54)を実現しています。また、−20℃~+50℃の広い温度範囲で動作しますので、寒冷地などでの設置、運用も可能です。さらに、アンテナケーブルと本体アンテナ端子間に挿入する同軸避雷器が不要です※。
※長いイーサネットケーブルで配線する場合、イーサネットケーブルの給電部にも避雷対策を行うことをおすすめします。
その他の機能
- SNMP
- パワーレベル調整機能
- DFS機能
- ギガビットイーサネット
- 仮想AP機能(最大16)
- ANY接続拒否
- 暗号化設定
- 接続端末数制限
- プロテクション機能
- パワーレベル調整機能
- MACアドレスフィルタリング(1024件/各仮想AP)
- ネットワーク監視機能
- VLAN対応
- DHCPサーバー
- パケットフィルター
- スパニングツリー
- RIP v1/v2
- 無線LANルーティング
- サイトサーベイ など
免許不要
技術基準適合認定を受けた無線ユニットを使用していますので、 無線局などの免許や操作するための資格は不要です。
業種別活用例
一般仕様
電源 | PoE使用時:IEEE802.3af準拠機器より給電 最大12W ※付属SA-5使用時はAC100V±10% 50/60Hz 最大20W |
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防塵・防水性能 | IP54 |
使用温度範囲 |
-20℃ ~ +50℃ |
外形寸法 | 約140(W)×53.5(D)×120(H)mm(突起物を含まず) |
重量 | 約1.2kg(本体直付ケーブル、取り付け金具を含む) |
ケーブル長 | 約5m |
適合マスト径 | φ40~60mm |
本体設定 | Webブラウザによる設定/TELNET |
有線LAN部
通信速度 | 1000Mbps/100Mbps/10Mbps(理論値) |
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インターフェイス | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 RJ-45型プラグ×1(MDI/MDI-X自動切替) |
無線LAN部 IEEE802.11a/n/ac準拠〈5.6GHz帯〉
サポート規格 | IEEE802.11a/n/ac準拠 (W56対応) |
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使用周波数範囲 | 5.6GHz帯(100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch) |
通信速度(理論値) |
(IEEE802.11a準拠) 54Mbps |
無線LAN部 IEEE802.11b/g/n準拠〈2.4GHz帯〉
サポート規格 | IEEE802.11b/g/n準拠 |
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使用周波数範囲 | 2.4GHz帯(1~13ch) |
通信速度(理論値) | (IEEE802.11b準拠) 11Mbps (IEEE802.11g準拠) 54Mbps (IEEE802.11n準拠) 300Mbps |
無線LAN部共通仕様
セキュリティ | WPA2-PSK、WPA-PSK、WEP(64/128/152bit) <アクセスポイントモード時>WPA2、WPA、IEEE802.1X/EAP(使用暗号化方式はAES/TKIP) MACアドレスフィルタリング |
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グループ通信 | SSID(ANY接続拒否機能対応) |
送信出力 | 10mW/MHz以下(2.4GHz帯)、50mW/MHz以下(5.6GHz帯) |
アンテナ | 外部アンテナ(SMA-J型)×2 、内部アンテナ |
付属品
- イーサネット電源ユニット SA-5
- 取付金具 MB-89(装着済)
- アース線 など
関連資料
マウントブラケット
アンテナ
製品サポート・ニュース
製品カタログ
カタログ名 | ファイルサイズ |
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SB-900 | 267KB |
ネットワーク製品総合カタログ | 6.13MB |
ファームウェアなど
種類 | 製品名 | バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|
ファームウェア | SB-900 | Version 1.05 | 2024.03.15 |
よくあるご質問
SB-900
- 5GHz帯を屋外ブリッジで使えるのですか?
W56を利用するので問題ありません
- 更新日時
- --/--/--
SB-900
- 一般的な5GHz W52/W53は使えますか
W52/W53は搭載されていません
- 更新日時
- --/--/--
SB-900
- W56運用の場合 DFSによる通信切断が心配です
(レーダー検知の場合 そのchでの停波+移行先chで
1分間のレーダースキャン送信禁止状態になります) 親機2台で子機ローミング機能を使うと
DFS検知時 子機側を別の親機にローミングさせて通信切れを回避することが可能です。
また2.4GHzを同時に接続しておきスパニングツリーで自動迂回させることも可能です。
- 更新日時
- --/--/--
SB-900
- 2波利用での中継通信は可能ですか
可能です 外部アンテナを1x1にした場合2.4GHz 5.6GHzで別々のアンテナが使えます。
ともに指向性アンテナを使用した長距離中継も可能です。
- 更新日時
- --/--/--
SB-900
- アクセスポイントとして利用できますか。
可能です。 2.4GHz 5.6GHz 同時利用も可能です。
- 更新日時
- --/--/--
AP-900/AP-9500/AP-95M/BS-580BPA/BS-580SPA/BS-900/BS-900BPA/BS-900SPA/IP100H/IP200H/IP200PG/SB-900/SE-900/SE-900FW/SE-90M/SR-7100VN/SR-7100VN#31/VE-CAM10/VE-CAM10D
- 無線LAN機器は新スプリアス規格ですか。
はい、上記弊社販売の無線LAN機器については、製造年月や機種にかかわらず新スプリアス規格に該当します。
新スプリアス規格への移行後も継続して使用可能です。
弊社販売の無線LAN機器におきましては下記リンクをご参照ください。
- 更新日時
- 2021/08/13
SB-900/SE-900
- 外部アンテナ用の避雷器は必要ですか
本体内部に避雷器を内蔵しております。
外付けの同軸避雷器は不要です。- 更新日時
- 2021/11/24
防塵・防水保護等級(IP)について
防塵・防水について、IEC(国際電気基準会議)やJIS(日本工業規格)で規格化された保護等級を2つの数字で示しています。たとえば「IP67」の場合、1つ目の「6」は固形異物(粉塵など)に対する保護等級を、2つ目の「7」は水の浸入に対する保護等級を表します。保護等級の表示を省略するときは「X」を記載しています。
防塵保護等級
IP6x (耐塵形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機の内部に粉塵の侵入がないことです。 |
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IP5x (防塵形) |
試験用粉塵を1m3あたり2kgの割合で浮遊させた中に8時間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
防水保護等級
IPx8 (水中形) |
IPX7を超える防水性能を備えること(具体的な性能は製品ごとに異なります)。 |
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IPx7 (防浸形) |
バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作することです。 |
IPx6 (耐水形) |
注水ノズル(内径12.5mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約100リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx5 (防噴流形) |
注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1m2当たり約12.5リットルの水を3分間以上注入後、無線機として正常に動作することです。 |
IPx4 (防まつ形) |
いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないこと。 |