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No.229「ハムフェア2019 ニューモデルとアイボールQSO」

ハムフェア2019は8月31日(土)、9月1日(日)の2日間、東京ビッグサイト南3・4ホールで開催されました。初日の天候は曇り、雨風に見舞われることなくイベント日和。いつもの西展示棟が東京オリンピック2020のプレスセンターへの改装工事が進められているため、今年は新設の南ホールでの開催となりました。ゆりかもめの「東京ビッグサイト」駅(3月16日変更)を降りて東京ビッグサイト正門へ進み、案内板にしたがい右へ曲がり動く歩道を三つ乗り継いで4分ほど行くと目指す南3・4ホールがありました。今年の7月ごろにオープンした南ホールは近くのコンビニエンスストアが開業準備中の状況にあり、従来のレストラン街へは遠くて昼食の調達などに不便を強いられました。

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東京ビッグサイトの正門

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正門前にお約束の"ハムフェア2019"の看板が目印

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南3・4ホールへ動く歩道を利用します

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ハムフェア2019のオフィシャルガイドブック(B5判16頁の冊子)

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アイコムの巨大なロゴとBe Active!のボード

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フィールド運用の新パートナーIC-705トランシーバー

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HF+50MHz 1kWリニアアンプIC-PW2

IC-705 10Wトランシーバー
JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)のコーナーへ近づくと、アイコムの巨大なロゴとBe Active!のボードが目に飛び込んできます。 "IC-705と共に、フィールドへ。"のタイトルから遠目にもポータブル機の登場を連想させます。HF+50MHz+144MHz+430MHz 10W(外部電源13.8V時)、付属充電池使用時5W、QRP、QRPp(0.5W)、そしてオールモード(SSB、CW、RTTY、AM、FM、D-STARのDVモード)に対応し、幅約20cm、高さ約8cm、奥行き約8.5cmのサイズに驚きをもって迎えられました。同時に発表されたマルチバッグLC-192にも関心をひき付けられました。価格は未定、発売時期は2020年と予想されています。

IC-PW2 1kWリニアアンプ
アイコム純正のリニアアンプIC-PW2の登場です。IC-7700をリモートコントロール運用する筆者は、IC-PW1がリモコンに対応しないためもどかしい思いをしていましたから、IC-PW2はLAN接続によるリモートコントロールに対応すると聞いてうれしくなりました。無線機同様、パソコンからのスマートな操作が可能となります。IC-705とIC-PW2の詳細はハムフェア2019のご報告と新製品資料ダウンロードのご案内。 をご覧ください。

山中湖レピータと東京日本橋レピータ
展示ボードに山中湖レピータJP1YLHと東京日本橋レピータJR1VMを見つけてうれしくなりました。というのもこの二つのレピータはQTC-Japanハムクラブ管理団体(JH1VVW) が維持・管理しているからにほかなりません。そこでコールサインにフォーカスして写真を撮りました。JP1YLHは山梨県南都留郡山中湖村の山荘シャック(1kW)の一隅に設置してあり、レピータのメンテナンスがしやすい環境にあります。世界遺産の富士山に登るアマチュア無線愛好家が容易にアクセスできるD-STARレピータとして利用していただけます。そして東京日本橋レピータJR1VMは日本橋茅場町にあり、東京駅周辺からも安定したアクセスが可能であり、銀座や日本橋エリアを完全にカバーする都心型のレピータでもあります。

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D-STAR山中湖レピータJP1YLH

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D-STAR東京日本橋レピータJR1VM

アイボールQSO
PRESSカードを付けて会場に入り、「オフィシャルガイドブック」をもらいに入り口付近に行くと、旧知のJR3MVF三好京子さんにお会いしました。大阪国際交流センターラジオクラブの創設者で元会長の三好二郎氏(ex JA3UB、2007年8月没) 夫人で、JLRS(Japan Ladies Radio Society)で様々な活動に活躍されている三好さんです。二郎氏とは中国福建省福州市のBY5RA開台(開局)に同行したご縁から、上海市アマチュア無線の普及活動にご夫妻と共にご一緒した思い出があります。「今年は(ご主人の)13回忌なのでいろいろなことを思い出しました。」という三好さんに「お元気でお過ごしください。」と申し上げてお別れしました。

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JR3MVF 三好京子さん(左)

次にJA1HQG有坂芳雄氏にお会いしました。有坂氏はJARD顧問(前会長)のVIPであり、昭和51年(1976)、沖ノ鳥島DXペディションの団長を務めて見事成功に導いた手腕が高く評価されました。東京・豊海水産埠頭に派遣団員10名を乗せた第20共勝丸を見送って以来の知己のお一人です。一方、有坂氏のアマチュアライフはオートダインに造詣が深く、精緻なホームメイドのオートダインを発表して愛好家をうならせました。

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JA1HQG 有坂芳雄氏(左)

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左からJA1AT 横瀬氏、JA1FUY、JH1UNS 小磯氏

戦後20番目に開局されたオールドタイマーのJA1AT横瀬薫氏に挨拶していると、そこへ通りがかったJH1UNS小磯光信氏(元CQハムラジオ編集者)と合流、3人で撮った珍しい写真です。小磯氏は現在、電波社(旧電波実験社)にて「ハムワールド」の編集者を務めておられるとお聞きして、不思議なめぐり合わせに世の移ろいを感じました。


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JA1NZD 佐藤文典氏(左)

JA1NZD佐藤文典氏(アツデン会長)から新型のリニアアンプAZR-1000のお話を聞いておりました。お父上はアツデンの創業者の佐藤孝平(ex JA1QKU、1980年没)氏、1969年「ロッシェル塩圧電素子に関する一連の発明による功績」で紫綬褒章受賞されました。

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JE1UCI 冨川寿夫氏(左)とJF1GUQ

クラブ展示ブースの前でJE1UCI冨川寿夫氏にお会いしました。同氏は週刊BEACONの「エレクトロ二クス工作教室」を連載中の筆者。QRPの記事やJARL自作品コンテストでの輝かしい受賞歴で知られていますが、職場で大電力送信機(300kW)を扱っておられるので、友人たちがQRPとの対比が面白いと口をそろえていいます。かつて、モービルハム誌の連載「百万人の手づくりコーナー」が正確で丁寧な記事づくりと評判でした。

おわりに
来場者数は初日が3万名、2日目は1万2千名の計4万2千名と発表されました。これはハムフェアの会期が2日になってから最高の来場者数を達成したといいます。会場内は展示ブース前のすれ違いが困難なほど混雑を極めました。なお、ビッグサイトは現在、2020オリンピックのプレスセンターへの改装工事が急ピッチで進められており、ハムフェア2020の開催施設がどうなるのか気になるところです。


※9月末日のJARL理事会にて、2020年の開催は10/31(土)、11/1(日)東京ビッグサイト西3・4ホールに決まりました。(BEACON編集部)


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