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No.231「東京モーターショー2019 EVコンセプト続々!」

東京モーターショー2019は、「OPEN FUTURE」をテーマに、世界8ヵ国、総勢192企業・団体が参加、「クルマ・バイクのワクワクドキドキ」から「未来の暮らし」「未来の街」まで領域をひろげて未来のモビリティ社会を届け、新しいモーターショーに生まれ変わりました。開催エリアを有明エリアと青海エリアを含めたお台場周辺に拡げ、気軽に立ち寄られる無料エリアも新設しました。また、無料エリア「夢の大橋」にてFUTURE DRONE ENTERTAINMENT "CONTACT"が開催されて話題になりました。

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東京モーターショー20191 プレスカード

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東京モーターショー2019 東京ビッグサイト正門

10月23日(水)のプレスデーに東京ビッグサイトを訪ねました。前回の東京モーターショー2017の入場者数は77万人、今回は100万人の入場者を目指して「モビリティの可能性をアピールして、変えなくちゃ」(主催者の豊田章男日本自動車工業会会長=トヨタ自動車社長)と、大胆なモデルチェンジにチャレンジした結果、11月2日、会期末の4日までに有料入場者数が目標の100万人に到達するとの見通しを示し、最終的な入場者が130万900人となりました。クルマ以外の展示を増やすなど新たな試みが成功した模様です。ここでは話題のEV(電気自動車)コンセプト(試作車)に焦点を絞って報告いたします。

MAZDA新EV「MX-30」
MAZDA MX30のブースでコースターのようなものを渡されました。それには「クルマじゃないMAZDAのお話」とあり、QRコードにアクセスすると新EVのMX-30インテリアに"コルク"を採用したと説明があり、MAZDAとコルクの話に誘導されました。

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クルマじゃないMAZDAのお話

マツダが本社を構えるのは広島、その中国地方の山間部にはコルクガシの代用となるアベマキという木が広く分布しています。マツダは1920年1月30日、旧広島市中島町にコルクを製造する会社、東洋コルク工業株式会社として発足しました。1927年に社名を「東洋工業株式会社」と改めてさく岩機や工作機械、三輪トラックの生産を始めました。マツダの出発点となったコルクがMX-30の内装に採用された経緯とマツダの歴史を知ることとなりました。

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MAZDAの新EV「MX-30」

マツダが初の量産型EV「MAZDA MX-30(エムエックス サーティー」を公開しました。小型SUVタイプでドアが観音開き、5人乗り、航続距離200km。欧州では33,990ユーロ(約410万円)で受注を開始。日本でも販売するとのことです。

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MX-30のセンターコンソール周りに、コルクや再生材からできた素材を採用

ニッサン アリア コンセプト
クロスオーバーEV*のコンセプトカー*で前後に高出力電動モーター(ツインモーター4輪制御システム)によるパワフルな加速性能を得ているほか、運転支援システム「プロパイロット2.0 」を装備した未来型EVです。近い将来の生産を視野に入れています。

*クロスオーバー:普通の乗用車とクロスカントリー四駆を足して2で割ったようなクルマという意味が込められている
*コンセプト: 近未来の自動車の姿を示す実験車ないしは試作車のこと。

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ニッサン SUV型のEVコンセプトカー「アリア」

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ニッサン IMK

ニッサン IMK
2020年代に発売を計画する小型EVのコンセプトカーです。軽自動車クラスのコンパクトボディサイズにEVの力強い走りと静粛性を実現しました。運転支援技術のプロパイロット2.0を搭載、クルマが無人の状態で自ら駐車スペースを探して自動駐車し、スマホでクルマを呼ぶと迎えに来てくれるバレーパーキング機能を装備。全長3434、全幅1512、全高1644(mm)。

HONDA E
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電気自動車Honda e

初披露の「Honda e」は日本の道路事情に合わせた都市型コミューター(通勤用の車)です。ドアミラーに代わるカメラミラーシステムを採用。モーターと後輪駆動で取り回しの良さを実現。コネクテッド技術やAI技術を取り入れた都市型コミューターです。

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フロントに充電箇所がある

Honda小型蓄電機 LiB-AID E500 for Music
小型蓄電機「LiB-AID (リベイド)E500」はオーディオ機器に特化したモデル。オーディオプレーヤーやプリアンプなどへの電力供給時の電質に着目し、流電経路の改良やケーブル素材を変更しました。アウトドアや非常時に活躍する蓄電機がアマチュア無線の移動用電源としても利用が期待されます。台数限定にて12月18日(水)までHonda公式ウェブサイト上で購入申し込み※2を受け付け、2020年2月中旬より販売を始めます。

[仕様]電源供給方式:バッテリーインバーター、充電式リチウムイオン電池、電池容量:377w/h 、定格出力:300W(VA)、最大出力:500W(VA)、電気取り出し口:交流コンセント2口、USB出力端子2口、AC充電器付属。全長266×全幅182×全高248(mm)、重量5.4kg

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Honda小型蓄電機 LiB-AID E500 for Music

トヨタ レクサスのEV試作車LF-30
レクサスのEV試作車「LF-30 Electrified 」を発表しました。ドアが真上に開くガルウィング*と大型のフロントガラス採用、四つの車輪にモーターをそれぞれ配置し、車両制御や自動運転機能を搭載しました。ほかに燃料電池自動車「MIRAI Concept」2020年末に発売を予定しています。
*自動車のドアの開閉方式の一つ。「カモメの翼」の意味。

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レクサスのEVコンセプト 「LF-30 Electrified 」

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レクサスのEV「LF-30 Electrified 」実際の撮影風景

トヨタ 2人乗り超小型EV
免許を取りたての人や、高齢の方々などが買い物など日常の近距離移動を想定しています。小回りが利き1回の充電で約100kmの走行が可能です。また、仕事で毎日巡回訪問するような近距離移動の業務用車としての用途も想定。発売時期は2020年冬頃を予定。乗車定員:2名、全長2,490、全長2,490、全高1,550(mm)、最高速度:60km/h、1充電走行距離:約100km、充電時間:約5時間(200V)

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トヨタ 2人乗り超小型EV

木からつくる自然なクルマ
環境省が音頭をとる「セルローズナノファイバー(CNF)等の「次世代素材活用推進事業」の木からつくる自然な試作車を展示。とても木でできているとは思えない出来栄えです。

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ミライのクルマ試作車

eモータースポーツ
青海展示棟のOut of KidZania in TMS2019エリアにゲームでカーレースの腕前を競う「eモータースポーツ」やタイヤの脱着作業が体験できるコーナーがありました。

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ゲームでカーレースの腕前を競う「eモータースポーツ」

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スズキ コンパクトPHEV「WAKUスポ」

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三菱 スモールサイズ電動SUV「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)

あとがき
130万人超の入場者数を記録して2019年のモーターショーは11月4日閉幕しました。ドローン500機によるナイトショーなど楽しいことなら何でもやろう精神が功を奏しました。トヨタはEV試作車を出展して意欲的でしたが新型車の展示は控えめで、「PLAY THE FUTURE!」と称するミライ空間エンターテイメントショーに全力を挙げ、EVモビリティ( e-Palette/TOYOTA e-4me)や人貨混載が可能なマルチMaaS (TOYOTA e-Trans)などを展開しました。

スバルはワゴン車「レヴォーグ」新型を初公開、スズキの「WAKUスポ」はボディー後方の形がボタン一つでクーペ型からワゴン型に変身する変わり種を展示しましたし、ダイハツ工業は農業の小型無人機ドローンの基地をクルマのルーフに搭載できる次世代軽トラック「Tsumu Tsumu」を展示して人気を集めました。

参考資料
OPEN FURE TOKYO MOTOR SHOW 2019 NEWS 一般社団法人日本自動車工業会
自動車ガイドブック 2019-2020 一般社団法人日本自動車工業会


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