OnlineとーきんぐNo.154 「DIY 車載バッテリーを交換する」でスカイライン250GTの車載バッテリーをPanasonicのBlue BatteryカオスN-95D23Lに交換し、同時にLifeWINK「カーバッテリー寿命判定ユニット」をバッテリーに装着したと書きました。このユニットはエンジンの始動性能を5段階のLED点灯パターン(レベル1〜レベル5)により正常あるいは要交換を判定し、かつバッテリーの無駄な交換を防ぐ効果があります。

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カーバッテリー寿命判定ユニットをバッテリーに取り付けた

この記事を書いた後、バッテリーの寿命が車内でわかる「LifeWINK車内モニター」発売のニュースが流れました。それはバッテリーの使用データがスマートフォン(以下、スマホと略)に表示されるモニターということで、「データの伝送技術は?」「送信と受信はどのように?」等々、興味がそそられました。その頃、スマホを使い始めたばかりなので発売日(7月1日)が待ち遠しくて、amazonでの取り扱い開始をチェックする毎日でした。

車内モニターとは

スマホ(Android 4.0以降)とアプリのインストールでバッテリーの寿命が分かる「LifeWINK(ライフ・ウィンク)車内モニター」の店頭価格は2,500円前後と予想される中、「ブリヂストンタイヤ館」が注文を受け付けてくれるという情報がもたらされました。さっそく友人の注文に便乗して1週間後に待望のユニットを手に入れることができました。

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「LifeWINK車内モニター」

「車内モニター」はスマホARROWS X F-02(Andoroid4.1)にバッテリー寿命診断アプリ「バッテリー先生」をダウンロードして使います。アプリはPanasonicのWEBサイトから無料でダウンロードできます。

http://panasonic.jp/car/battery/lifewink/lw05.html

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スマホの画面。上段の右側のアイコンが「カーバッテリー先生」

具体的には、ライフ・ウィンク「車内モニター」とスマホを別売のUSBケーブルを使って接続し、車内モニターをシガーソケットに挿しこむとアプリ「バッテリー先生」が起動して、スマホの画面にバッテリーのコンディションや寿命判定、平均運転時間、エンジン始動回数、LifeWINK ベースユニットを取り付け後からのバッテリー劣化状況データなどが表示されるという仕組みです。また「車内モニター」は5V、0.5Aの出力があるため、スマホの充電に使えるのも便利です。

購入先

「LifeWINK車内モニター」の購入は「タイヤ館」のほか、カー用品販売店で取り寄せてくれるはずです。また、Panasonicバッテリーを扱う自動車整備工場など、またネット通販のamazon、楽天などもすぐに配送してくれるのでお勧めです。

使用環境

使用条件としては、PanasonicのBlue Batteryカオスバッテリーにベースユニットを取り付けておきます。ただし、他のメーカー製のバッテリーには、このベースユニットが使えませんので注意が必要です。ベースユニット内の記録は、バッテリー装着時からの使用状況、使用環境をスマホのアプリでモニターできる仕組みです。実際の使い方は車内モニターLifeWINKをシガーライターに挿しこみ、USB マイクロBケーブルをスマホの外部接続端子(マイクロUSB)に接続して、専用アプリを起動すると詳細データが画面に表示されます。今回使ったパーツと価格を次に示します。カッコ内は購入店です。

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車内モニターをシガーソケットに挿したところ

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車内モニターとUSBケーブルで接続したスマホ

Blue BatteryカオスN-95D23L:12,600円(配送料720円) (amazon)

車内モニター N-LWM/B1:2,360円(タイヤ館)、2,663円(amazon)

カーバッテリー寿命判定ユニットN-LW/P4:1,834円(amazon)

マイクロUSBケーブル:iBUFFALO 307円(amazon)、105円(100円ショップ)

バッテリー寿命診断アプリ

「LifeWINK」がバッテリーの寿命を判定する車内モニターとスマホアプリ「バッテリー先生」は、車内でバッテリーの劣化を確認するためで、「ボンネットを開けるのがめんどう」な人のためにDC12Vの電源配線を使ってデータを送る技術を活用したということです。どういう原理なのか不明ですが、バッテリーの履歴に加えて充電機能を持たせたアイデアに感心しました。

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「カーバッテリー先生」アイコンをクリックするとはじめに表示される画面。
 1〜4の指示通りに操作する

12V仕様車なら一般車、アイドリングストップ車、ディーゼル車、業務車に対応しています。中でもバッテリーが酷使されるアイドリングストップ車には「車内モニター」がお勧めです。ただし、ハイブリッド車と24V車には対応していないということです。

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診断結果の画面。

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お車乗り方診断。

[お車乗り方診断]の一例を以下に示します。

バッテリー使用期間:0年4か月

平均運転時間:39時間/月

エンジン始動回数:134回/月

1回あたりの運転時間:17分27秒

次第に記憶が薄れていく「バッテリーの使用期間」、判然としない「運転時間/月」「始動回数/月」「運転時間/1回」などを数値化した点に驚かされます。そしてアプリ「バッテリー先生」から『良い乗り方しておる』という適切な講評に、遊び心にあふれ安心感につながるよく出来たソフトウエアと評価しておきます。さらに画面下に[商品情報] [バッテリー適合表] [販売店検索]を押すと、必要な情報が得られるのも気が利いたデザインです。

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バッテリー全商品ラインナップ

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カーバッテリー適合表

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BlueBattery取扱店検索トップ

まとめ

「カーバッテリーを使い切るのがエコ」のキャッチフレーズに惹かれてバッテリーと一緒にLifeWINKを購入したのが、今回のレポートの始まりになります。バッテリーの交換時期は車の使用状況により車検時の3年、いや4年は持つ、5年は使ったなどの様々な声に対して、LifeWINKは「要交換」のLEDが点灯した時が交換時期とはっきりしている点が優れています。特にバッテリーに負荷をかけるモービル局の場合は、始業前点検にバッテリーの運転履歴を調べておくと無線運用が万全になりますのでお勧めです。